【G.OYABU】 霞名物「杭」夏〜秋編
1/9に初釣りをしてきました。といっても、釣りはほとんどできませんでした。理由は、相変わらず州ノ谷原が氷っているからで、昼にならないとボートを出せないからです。そんな中、魚は釣りました!!でも、バスじゃないけど。(しかも、引っかかっただけ)
その魚は、「サヨリ」。なんと!夏の杭を攻略する上で「最重要ベイト」でした。

これが「淡水サヨリ」です。姿はほとんど海のサヨリと一緒です。スレッジと比べるとサイズが分かると思います。
夏になるとこれが群れでいることがあります。

ということで、本題の「杭」です。

「狙う杭の解説」
まず杭といっているものを大きく分けると3種類あります。

1−竹の杭
2−杉などの木の杭
3−鉄パイプ
僕のなかでの釣れるランキングは、この順番どおりで「竹」が圧倒的に良いと思っています。たぶん杭に付着する「アオミドロ」などのコケ類の付き方が、竹が程よく、木の杭は多すぎ、鉄パイプは付かなすぎる。からだと思っています。

次に形状ですが、1本より2本。2本より3本。と、複合的になっている方が当然良いのですが、具体例でいきます。

杭+斜め杭
典型的なおいしい杭です。
この場合、斜めの杭は、このようにボトムに着いていなくても良い。
杭+ビニールなど
これも見るからにおいしい杭。
夏はこのビニールの下のシェードにサスペンドしています。
枝つきの杭
これはティンバーと同じです。
枝一本一本を丁寧に乗り越えるように攻めましょう。
ロープ杭
これはロープが見えていますが、狙うのはこのように杭と杭をまたいでいる「ロープが水中にある杭」です。
隣接する杭があったら、真ん中を通してロープが入っていないか調べましょう。

これらの写真のようにシェードを形成する横や斜めに突起している物がある杭が、杭群の中の「キーになる杭」です。
まず、このような杭を時間をかけてチェックします。

チェック1−斜めの杭やビニールの切れ際を、RVジグやテキサスリグにグラグなどの波動を起こすワームをセットしたものでスイミングさせる。直下にサスペンドしているバスや、そばにいるバスが追ってきて喰うかのチェック。

チェック2−杭やビニールを跨いで引っ掛けステイ&シェイク。追いかけてこないバスを狙う。

チェック3−ストレート系のワームをセットしたヘビーダウンショットを杭より向こうに投げ、ズル引いて根元てステイさせ、杭のボトム周辺や直下にいるバスをチェック。

チェック4−ライトウエイトのジグかテキサスでスローフォール。ボトム着底後に杭に絡めながら、スローにリフト&シェイク。

チェック5−ヘビーウエイトのテキサスやジグを杭にタイトフォールさせ、リアクションバイトのチェック。
この5作業で「横の動きの表層とボトム」「ステイの表層とボトム」「縦の動きのスロー&ファースト」を見るのがパターン追求の基本です。
しかし、これを全ての杭にやっていると絶対無理なので、このような「キーになる杭」で集中的に試します。
このようなキーになる杭を何箇所かチェックして、例えば、1の反応ばかりならば、他の杭(複合的な杭以外)をスピナーベイトなどで広く・速くチェックし、他の杭でも反応があればパターン発見という感じのプロセスです。

以上、前回までの話の「場所・タイミング」「杭の形状・リグの特定」で夏の霞名物を攻略してください。

と、本当はここまでにしたかったのですが、冒頭に書いたように初フィッシュがサヨリだったので、さらに突っ込んだ話をします。

夏に杭に付くバスのメインベイトは何?と聞かれればワカサギだと思います。
5年前ぐらいまでは、トロール船が漁を始める7/20以降は「トロールパターン」というスーパーストロングなパターンもあったほどですが、昨今の水質低下などの理由でワカサギの減少し、「ワカサギ付きのバスが減る=杭釣れね〜!」の構図になっています。
しかし、ワカサギ付きのバスは確実にいます。

◎◎「ワカサギ+α」の状態になった時に、杭が往年の大爆発を起こします。◎◎

その「α」の代表が「サヨリちゃん」で、ファーストブレイク周辺にサヨリが群れで回遊し始めたら、どこからともなく「真っ白な太ったバス」が集まってきます。
そんな状況に出くわしたら迷わず「バークレイのパワーフライ」のダウンショットを投入しましょう。(僕の2004年W.B.S.4戦の優勝パターンが正にコレ)
理由は「やれば、分かるはずです」。

ラスト!「秋の杭」です。

9〜10月はサマーパターンのなごりで結構釣れますが、10月後半ぐらいからは、秋のパターンになります。秋パターンの基本は杭に限らず「ベイト」です。しかも、夏は高水温から逃げられるエリアにいるベイトがターゲットですが、秋は何処にいるベイトでも良くなるので、獲りやすいベイトのいる所にバスもいると言っていいでしょう。
なので、攻め方もその日のレイク・コンディションによって変わります。

●基本は、杭をタイトに攻めるのではなく、クランクやスピナーベイトで杭の周りを釣るぐらいの意識を持つ。

バスが杭に付く理由が希薄なので「なんでそこなの?」と考え込んでしまうようなところでバイトしてきたり、杭周りのクランキンで釣れるけれど「釣れるバスの出るところがバラバラ」など、夏のイメージからするとパターンぽく感じないのが、秋の杭の特徴です。

なので、僕は秋に杭をメインで攻めるのは、状況が悪化した時が多いです。

理由は、状況悪化時に本来居たい場所のそばにある杭に「一時的な非難場所」としてバスが付くことが多いからです。

1−本当はシャローフラットでベイトを追いかけたいのだけど「急に冷え込んだから、そのエリア内の杭の根元に付いている」
2ーターンオーバーの濁りを避けるため「流入河川などのインターセクションにある杭にいる」
などです。

フラットやリバーチャンネルに漠然と散っていたバスが、グッと集まっている可能性が高いパターンで、悪くなった直後が一番良く、2〜3日すると悪いなりにエサの喰える場所に移動してしまいます。
僕が2002年のW.B.S.クラシックで2日目に大逆転の8kgオーバーを釣ってきたのがこのパターンです。この時は、プラでハードボトムのシャローフラットにワカサギと共に入って来ていたグットサイズを確認し、シャローフラットで面の釣りをメインにしていたのですが、前日と1日目の急激な冷え込みで、フラットのバスは姿を消し、1日目はなんとか残っていた1600gを含めた3本で終了。しかし、1日目に状況から、本来バスが居たい場所は「絶対シャローフラットだ」ということは間違いないと思ったので「このパターン」に変更して、狙っていたフラットに隣接するブレイクの杭をパワーホグ4インチのヘビーダウンショットで「ナメクジ引き」し7本7kgまで釣ることに成功しました。(入れ替えはまた別パターン)
このときは、とにかく杭の根元に張り付いているバスの目の前で、シェイクなどはせず「なめるようにゆっくり引きながら見せる」と弱ったギルのようにバイトして来たのですが、これは1例に過ぎないので、リグや釣り方は、状況から感じとって試していくのが良いと思います。

まとめ
◎◎◎秋は全体的にバスがカバー(杭も含めて)に付く理由が希薄(すぐ変わる)。
なので、杭に付く理由が出来た瞬間に集中的に攻めるがベスト◎◎◎
以上。霞名物「杭」終了!!!(マジで疲れた)