時間を早く感じる理由は?脳内時間や記憶が関係?
2016/02/11
Zeit(サイト)、tempo(テンポ)、time
どうもkogetoraです!
今日は心理的というか精神的というか、未だ確実に解明されてはいない時間の感じ方についてお話していきます。
皆さんは幼い頃に感じた時間の感覚と、現在感じる時間の感覚は同じでしょうか?
私は違うように感じます。
気がついたら今日が終わり、気がついたら今月が終わり、気がついたら1年が終わっています。この感覚は歳を重ねる毎に早く感じるような気がしていますが、実際どうなのかなんて個人の感覚なので解らないですよね。
それに日によって「今日は充実していた」や「退屈で一日が長く感じた」等一日を長く感じる時もあります。
一体この時間感覚は何なのか……調べてみました。
時間の感覚は年齢で変わる?生き方で変わる?脳で変わる?
いくつかの考えがありましたので1つずつ挙げていきたいと思います。
脳内の時間感覚
脳内には1000億を超える神経細胞が存在し、神経細胞どうしが結合し形成されたものを神経回路と言います。細胞同士の結合の事をシナプス結合と言い、細胞どうしが手と手を取り合っているように見えます。この手と手の結合は記憶や学習に必要な部分は強化され、不必要な物は離されるような仕組みがあります。この構成方法は未だに解明されておらず、今後の課題になっているそうです。
とまぁ脳の話はもっと難しいお話ばかりなのですが、今回の時間間隔では上記の神経回路が関係します。
脳内の時間を感じる器官が1つではなく、特定の活動に対して神経回路がそれぞれに時間を感じているそうです。つまり時間の感じ方は神経回路毎に違う可能性があるようです。
アメリカの大学が行った実験でそれが証明されたそうなのでが、その実験とは複数の動物にある一定の動きを見せます(この時は振り子を1秒間隔で動かす)、そうすると左右の眼球は振り子を追いかけて左右に動きますよね、その実験を3ヶ月間も行います。(大変ですね)
長く続けると動物はその動きを脳内で記憶する子とそのまま目で追う子に別れました。記憶した子の脳は不活発になり無意識に振り子の動きを先読みするようになります。逆に目で追い続ける子の脳は活発に働き続けていたそうです。
記憶した子は1秒毎の振り子の動きを先読みし、眼球は1秒より早く次の振り子の動きに目を動かします。
ややこしいですね……1秒間隔の振り子の動きよりも無意識に早く動いた眼球というのは、その動物自体は1秒間を0.7秒とかくらいで感じたという事で、脳は実際より時間を早く感じているのですが、実際は時間が進んでいなく結局は時間を遅く感じます。
まだ難しいですね、これを10倍しますと、10秒間を7秒に感じるようになった、100倍すると100秒間を70秒に感じるようになった。つまり実際の感覚だけ先走りして時間が後からついてくので後になって「アレ?まだこんな時間だったの?」と感じるようになるのだそうです。
これは退屈な作業をしている時や日常の行動が習慣化している時等で例にできます。
単純作業の仕事では1時間が長く感じませんか?あと30分で休憩だと思って作業を続け、もう30分経ったと思って時計を見たらまだ15分しか経っていない等の現象の事です。
わかりましたでしょうか。
つまり脳が不活発な時(つまらない時や退屈な時)は時間の感覚が遅く流れるのではなく、自分が先読みして先走っているから長く感じるという訳です。
ちなみに逆に脳を活発に動かすと時間は早く感じるという事ですが、脳を活発にというのは、新しい事を始める、チャレンジ、楽しむ、刺激等です。
記憶・年齢の時間感覚
記憶の事が関係するので上記の脳の話も含まれますが、この記憶に関する考え方は19世紀フランスの哲学者ポール・ジャネーのジャネーの法則を用いています。
主観的に記憶される時間の感覚(長さ)は若い人には長く感じて、歳を取った人には早く感じるというものです。
例としては50歳の人の1年は人生のうちの1/50です。5歳の子供の1年は人生のうちでは1/5です。そうなると5歳の子供の1日は、50歳の人の10日分に相当するという考えです。
これは記憶が関係しているようで、毎日新しい発見や学びがある子供と、何度も同じことを繰り返している大人で比べるという考え方です。
極端な例ですが、例えば18歳の女の子と78歳の男性で10年を振り返ったとします。8歳では小学校ですね、歳を重ねる毎に学年が変わり、クラスが変わり、受験があったり部活があったり、中学、高校まで毎年新しい出来事があります。
反して78歳の男性の10年前は68歳、定年を迎え毎日をのんびり過ごします。のんびり過ごしてはいますが毎日同じように起きて、同じようにテレビを観て、同じように食事をしており、同じことの繰り返しで新しい出来事はあまりありません。振り返った時にいつの記憶かわからなくなってしまう、または記憶に残らなくなってしまいますよね。
異なった出来事は記憶として残りやすく、繰り返された記憶というのは上書きされやすいのかもしれませんね。
只、のんびり過ごすというのも大切な事ですよね、時間の感覚を気にしないのならのんびり過ごすことも良いことだと思います。
身体が感じる時間の感覚(代謝)
認知科学、心理学の中では身体の代謝が良い、つまり健康で元気がある人の心理的な時間は、実際の時間の流れよりも早いと言われていいます。
この考え方では、体調が悪かったり疲労が溜まっている人は、毎日をなんとなくぼーっと過ごしており、「気づいたら1日が終わっていたと」いうように感じると述べています。
また他には、朝起きた時は代謝が低く、ベッドから起き上がり身支度をしていると人は代謝が上がってくるそうです。支度をしていたらあっという間に家を出る時間になっていたという感覚はそれが影響している為、代謝が一番高くなるのは起床後6時間後です。その為、お昼休憩後の午後14時~15時以降に代謝が下がり始め時間を遅く感じるのだそうです。
これは年齢にも関係し、若い人は常に代謝が良い状態が続いている為、時間の流れを早く感じ、年齢を重ねた人は代謝が下がり時間を長く感じます。
ここで「?」と思われた方は1つ前の話、ジャネーの法則を思い出していますよね。
さっきは若い人が時間を長く感じるって言ってたのにどっちだよ?!と思われますよね。
実は先ほどのジャネーの法則は、記憶の話、今感じる時間ではなく過去を振り返った時に感じる時間の事なんです。
つまり若い子は毎日に刺激と楽しみを感じ、1日があっという間に過ぎていきます(代謝による時間経過)。しかしふと昔を振り返った時には、様々な出来事があり長い時間を感じます(ジャネーの法則による時間経過)。
という訳なのですがわかりましたでしょうか?
ようは日々刺激を求めて新しいことに挑戦し楽しく過ごし、健康で活気あふれる生活をする事で、スピード感のある充実した日々を過ごすことが出来、尚且つ振り返った時にも充実感を感じる人生を送る事が出来るのです。
言うは易しですが、実際は中々難しいですよね。
しかしこの法則を知る事で、何か新しい事に挑戦したいと思えるキッカケになったら嬉しく思います。
何でも良いと思います、朝のジョギング、ペットを飼う、人を好きになる、旅に出る、仕事を変える、山に登る……等など。
人生を楽しもうと思える心を持つことが充実した人生につながりますね。
私も頑張っていきます。
それではまた
今回の一言はドイツ語、イタリア語、英語の時間でした!
kogetora