モルモットは可愛いけれど臭いから困るとイメージを持っている人も少なくありませんが、実はモルモットの体自体にはさほどの臭いはなく、皮脂腺からの分泌液や糞尿が臭いの原因になっているのです。
臭いの原因と対策を知れば快適にモルモットを飼うことができますので、臭いについて目を通しておきましょう。
モルモットが臭くなる原因は?
モルモットが臭いと感じるのは、次の3つの原因があります。
皮脂腺の分泌液
モルモットのお尻の肛門付近には、毛艶をよくしたり耐熱の放散を防ぐための皮脂を分泌する皮脂腺があります。
皮脂腺は人間の体にも存在しているもので、健康に生活するためには欠かせないものです。
モルモットの場合、この皮脂腺から分泌される液に独特の臭いがあり、モルモットは臭いといわれる原因になっています。
糞尿の臭い
モルモットの糞尿には強い匂いはないものの、お尻の肛門付近にある皮脂腺からの分泌液が付着すると嫌な臭いの原因になります。
体の大きなモルモットは食べるエサの量も多く、排せつ物も比例して多くなるので悪臭が強くなりがちです。
皮脂腺の分泌液が付着していなければ、糞(うんち)も尿(おしっこ)もそれほど臭いません。
発情期の臭い
モルモットは発情期になると独特の嫌な臭いを発します。
体臭の一種ですが、異性を惹き付けるための臭いと考えていいでしょう。
ペットといえども元は野生の動物ですから、そんな臭いを出すなとは言えません。
とはいえ、モルモットのオスは一年を通して発情するので困っている飼主も多いのです。
モルモットの体臭対策と消し方
モルモットの気になる体臭の原因は、上記で説明した3点のうちの「皮脂腺の分泌液」と「発情期の臭い」です。
皮脂腺の対策と消し方は?
モルモットの皮脂腺は肛門の周りとお尻周辺に密集しています。
分泌液の臭いが気になるようなら、モルモット専用または小動物用の安全なペット用消臭剤で拭いてあげてください。
皮脂腺のほかにお尻には臭腺も存在しています。
こちらも嫌な臭いの原因になるので、気になるときは拭いてあげるといいでしょう。
発情期の臭い対策と消し方は?
モルモットで発情期に臭くなるのは主にオスです。
発情期は特に決まっておらず、一年中発情する可能性があるので対策も大変です。
どうしても臭いが気になるなら、動物病院で去勢手術をしてもらうという方法もあります。
手術する場合はモルモットの診療に詳しい医師のいる動物病院を選ぶことをおすすめします。
モルモットの糞尿の臭いの対策と消し方
ケージの床材を交換
モルモットの糞尿の臭い対策には、ケージの床材をまめに交換すると効果があります。
よく床材に使われるのは牧草ですが、交換が足りないとモルモットが食べてしまうことがあるので注意が必要です。
糞尿が沁みた牧草を食べると、さらに糞尿の臭いが強くなるからです。
おすすめの床材はペット用の尿吸収シーツかトイレ砂です。
トイレ砂には臭いを抑える働きがあるので試してみてください。
毛やお尻周辺を拭く
モルモットの毛やお尻周辺には、排せつした糞尿が付着していることがあります。
これも嫌な臭いの原因になるので、できれば毎日チェックして拭くようにしましょう。
水かぬるま湯で濡らしたタオル、またはモルモット専用(小動物専用)の消臭剤を混ぜた水かぬるま湯で拭くと臭いケアになります。
モルモットはデリケートなので、優しく丁寧に拭いてあげてください。
エサを変える
モルモットはエサの種類によって、排せつする糞尿の臭いが強くなる場合があります。
糞や尿の臭いが気になるならエサを変えてみましょう。
モルモットのペレットは扱いやすく便利ですが、主食は牧草なので与えていない場合は検討してみてください。
牧草には繊維が豊富に含まれているため、腸内環境を整えて糞尿の臭い改善が期待できます。
ケージを掃除する
基本的な対策ですが効果があります。
モルモットはきれい好きなので、1日1回は掃除するようにしてください。
掃除のポイントは「糞尿や床材を処分すること」と「モルモット(小動物)専用の消臭剤で掃除すること」です。
消臭剤だけでなく除菌剤も使えば雑菌の繁殖も防げます。
ケージの掃除は中性洗剤やお酢を薄めたものでも構いません。
掃除を溜めずにマメにするのがコツです。
スノコは天日干しする
モルモットのケージ内にスノコを使っている場合は、汚れや臭いの元となる付着物を取り除くためにお酢を入れたぬるま湯に漬けてから洗います。
適当なサイズの容器がないようなら、ティッシュペーパーやキッチンペーパーにお酢を沁み込ませて貼り付けておくという方法もあります。
洗った後は除菌と臭い抜きのために天日干しをしてください。
しっかり乾燥させる臭い消しになります。
季節によるモルモットの臭いの違いと対処法
春の季節
モルモットは春になると活発になり、発情しやすくなるので臭いが強く不快に感じることがあります。
気になる臭いがある場合は、ペット用の安全な消臭剤を入れた水で体を拭くなどのケアを行いましょう。
夏の季節
モルモットは体熱の発散ができないため暑さに弱い動物です。
夏場はエアコンで室温調節をする必要がありますが、風通しが悪いと体が蒸れて嫌な臭いになることがあります。
体を拭いてあげるといったケアも効果があるものの、エアコンを上手く活用した対策を実行するほうが効率的です。
食べ残しのエサや糞尿の始末をまめにするのも臭いケアになります。
秋の季節
涼しい季節は体臭の心配があまりありません。
気を付けたいのはモルモットが食欲旺盛になる点です。
たくさん食べると糞の量が増えるため、掃除を怠ると悪臭の原因になります。
抜け毛の始末にも気を付けてください。
冬の季節
冬は換毛の季節なので、こまめにブラッシングをしてあげましょう。
専用ブラシでブラッシングをすると、被毛の臭いケアにも役立ちます。
暖房を入れる時期になったら、食べ残しのエサや糞尿の処理を忘れないように気をつけましょう。
床のペットシートも定期的に交換してください。
モルモットの臭い対策の日常的なケア方法
モルモットは小動物のなかでも臭いが気になるタイプのペットです。
臭いケアは毎日行うのが基本ですので、溜め込まないように注意しましょう。
こまめなケアをしておくと、まとめて処理するよりずっと楽です。
1日1回の掃除を怠らずに
モルモットはきれい好きな動物です。
毎日掃除をするのは少し面倒という場合でも、ちょっとした時間にコツコツ掃除をしてあげると臭いが違ってきます。
1日1回の掃除で排泄物のチェックをすると、モルモットの健康状態を知ることもできるので頑張って実行しましょう。
冷たいエサや水を与えない
モルモットは冷たい食べ物や飲み物に弱いため、エサや水は冷えていないものにしてください。
冷たいものを与えすぎると、お腹を壊して下痢をしたり糞が嫌な臭いになることがあります。
野菜を与える場合も、冷蔵庫から出してすぐ与えるのではなく、常温に戻してから与えてあげるようにします。
水も冷蔵庫から直に与えず、適度な温度にしてから飲ませてあげてください。
お風呂はOK?それともNG?
一般的には「モルモットはお風呂に入れないほうがいい」といわれています。
特別汚れや臭いがないようなら、水で濡らしたタオルで拭くだけで入浴させる必要はありません。
かなりの汚れや臭いがある場合は、お風呂に入れてペット用シャンプーで洗ってあげてもいいでしょう。