色素沈着とは?大きな原因2つと消すためにできること4つ
エイジングケアサロン サンテキュア 本間 由美子 先生
「キレイの先生」編集部です。
今回のテーマは、「色素沈着」です。こう書くと、ちょっと難しそうな感じがしますね。
色素沈着は、簡単にいうと、シミにつながりやすいものです。
シミがあると、年齢を感じさせてしまいますから、改善したいものですよね。
色素沈着とは、何なのでしょうか?
何が原因になるのでしょうか?
そして、色素沈着を消すには、どうしたら良いでしょうか?
本間 先生に教えていただきました。
目次
本日のキレイの先生
エイジングケアサロン サンテキュア
本間 由美子 先生
「キレイの先生」編集部
色素沈着の原因1. メラニン色素
本間 先生、よろしくお願いします。今回のテーマは、「色素沈着」です。
そもそも、「色素」とは、何なのでしょうか?
それにはまず、お肌の構造からお話ししましょう。
お肌の真皮(しんぴ)は、ハリ・弾力の元となるコラーゲンやエラスチンがあって、お肌の土台となっています。
例えば、紫外線は、コラーゲンやエラスチンを壊す作用があります。
そこで、真皮を守るために、「メラノサイト」という細胞が、「メラニン色素」を出すのです。このメラノサイトは、お肌の細胞を作っている「基底層(きていそう)」にあります。
「メラニン色素」が、色素沈着の「色素」なのですか?
はい、そうです。
すると、メラニン色素が、シミの黒っぽい色をしているのですね。
元々は、黒っぽい色をしているわけではないのですが、「チロシナーゼ」という酵素によって、黒色化していきます。
お肌を守るために、黒くなっていくようなイメージですね。
メラニン色素は悪者にされがちですが、お肌を守るために発生するものなのです。
たしかに、メラニン色素に良いイメージはありません。
ただ、先生の話をお聞きすると、お肌を守る働きがあって、悪者とはいえなさそうです…。
ちなみに、紫外線以外にも、メラニン色素が発生する原因はあるのでしょうか?
お肌への刺激も、メラニン色素が発生する原因になります。
例えば、洗顔で顔をゴシゴシ洗ったり拭いたり、花粉症で目や鼻をこすったりすることも、刺激になります。
そういったことによっても、お肌を守るために、メラニン色素が発生するのですね。
色素沈着は、そのメラニン色素がお肌に沈着、つまり付着してしまうことをいうのでしょうか?
お肌は、「ターンオーバー」が働いていて、若い人で周期は28日といわれています。
ターンオーバーとは
皮膚は、内側(基底層)で新しい肌細胞が生まれて、それが少しずつ表面に上がり、最後は古くなったもの(角質)が垢になって剥がれ落ち、日々新しく生まれ変わっています。そのサイクルを、「ターンオーバー」といいます。
ターンオーバーについては、下の記事でもご紹介しています。
通常、メラニン色素はターンオーバーによって排出されます。
ただ、老化や刺激によって、ターンオーバーが乱れて、メラニン色素が排出されないと、色素沈着になって、シミにもつながりやすくなります。
色素沈着するまでの流れ
メラニン色素が発生して、色素沈着してしまうまでの流れをまとめます。
1. 紫外線を浴びる。お肌をこすったりして刺激を与える。
2. メラノサイトが、お肌を守るために、メラニン色素を出す。
3. チロシナーゼ(酵素)がメラニン色素を黒色化させる。
4. ターンオーバーの乱れでメラニン色素が排出されずに色素沈着に。
こうしてみてみると、紫外線対策をしたり、ターンオーバーがきちんと働くようにしたりすることで、色素沈着を予防できることが分かりますね。
色素沈着の原因2. 化粧品
色素沈着には、もうひとつのパターンがあります。
それは、化粧品が原因になるものです。
どういうことでしょうか?
健康的なお肌は、毛穴の皮脂腺(ひしせん)から皮脂(ひし)が、汗腺(かんせん)から汗が分泌されて、「皮脂膜(ひしまく)」を作ります。
これは、最高の天然の保湿クリームです。
皮脂膜とは
皮脂膜は、皮膚の水分が蒸発しないように防いだり、外部の刺激から皮膚を守ったりする役割があります。
お肌が皮脂膜を十分に作ることができずに乾燥していると、化粧品で油分を補ったりすると思います。
その化粧品が酸化して錆びると色が付き、色素沈着してしまう場合があります。
私自身、過去にそのような経験がありました。
「良かれ」と思った化粧品が、色素沈着の原因になることがあるのですか…。
色素沈着は、シミにつながります。
シミには、紫外線から来るもの、そばかす、肝斑(かんぱん)、ADMなど、様々な種類があります。
例えば、そばかすは子どものころから出来るもので、遺伝によるところが大きいです。肝斑は、ホルモンバランスが原因と考えられます。
これらは、見ただけで区別を付けるのは難しいです。
サロンでは、お客様にヒアリングしながら、当たりを付けてケアするようにしています。
色素沈着を消すには
色素沈着を消すには、どんなことができるでしょうか?
ひとつは、ビタミンCを多く摂ることです。
それは、食べてですか? それとも、スキンケアですか?
どちらもです。
ただ、化粧品の場合は、ビタミンC誘導体でなければ、お肌の中にビタミンCが入っていきづらいです。
ビタミンC誘導体について
ビタミンCは壊れやすいため、化粧品でそのまま入れるのは難しいです。そのため、ビタミンC誘導体などで入れていきます。ビタミンC誘導体は、体内の酵素反応によってビタミンCになります。
化粧品は、毛穴の中の汚れをきれいにしておかないと浸透していかないため、クレンジングが大切になります。
そして、洗顔では刺激を与えないことです。
洗顔は、皮膚に手が触れないように、泡を転がすようにして汚れを落としていきます。
洗顔はすすぎを30回以上?
本間 先生のおっしゃるように、手でこするようにして洗顔すると、それが刺激になってしまいます。そのため、もちもちの泡で洗顔することが大切です。
洗顔については、下の記事で、すすぎを30回以上行う洗顔方法をご紹介しています。
色素沈着には、ターンオーバーを促すことも効果的です。
ターンオーバーで色素を排出するのですね。
老化には、「自然老化」と「環境老化」があります。
自然老化は、年齢的なものです。
環境老化は、生活習慣や環境によって、老化が進むことをいいます。
環境老化は、例えば運動不足・睡眠不足・栄養不足にならないように気を付けたり、紫外線対策をしたりして、生活を見直すことで、ゆるやかにすることができます。
他には、メラノサイトが過活動しないように抑える化粧品も、色素沈着には良いです。
色素沈着を消すには?
色素沈着を消すためにできることをまとめます。
1. 食べ物やスキンケアでビタミンCを摂る(スキンケアの場合は、ビタミンC誘導体で)
2. 洗顔で刺激を与えない
3. 生活習慣を見直してターンオーバーを整える
4. メラノサイトが過活動しないように抑える化粧品
まとめ
メラニン色素がシミの原因になることは、よく知られています。
そのため、メラニン色素のことは、つい悪者に思いがちです。
ただ元々は、お肌を守るために発生するものだったのですね。
紫外線対策を怠る、スキンケアで刺激を与える、そんなことがメラニン色素を発生させます。
私たちの普段の生活が、色素沈着の原因になっているといえそうです。
まずは、それらを見直すことが、色素沈着を消すことにも大切なのかもしれません。