体内外から対策!「ミョウバン」と「ぬか漬け」が体臭に効くワケ

夏は「ニオイ」が気になる季節。こんなににおっているのに、なぜ本人は気づけないのだろう、と思うこと、ありませんか?当記事は、こういった話題を解説可能な専門家(All Aboutガイド)を紹介するメールマガジンのバックナンバーです。

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夫でも「くさい!」とは言いづらい、妻の心情が明らかに

オールアバウトが行った独自調査によると、約7割の既婚女性が夫の体臭(汗や加齢臭など)が気になった経験があると答えました。またそのうち約3割は「夫は自分の体臭を自覚しておらず」、さらには約半数の女性が「夫に体臭の事を伝えにくい」ことが分かりました。

一般的に体臭と呼ばれるものには、生まれ持ったニオイなどの生理的体臭と、生活習慣や疾病が原因の異常臭があります。日本人はワキガ体質である人が少ない(10人に1人)民族と言われ、生活習慣による異常臭が体臭の原因である場合が多いと考えられます。この異常臭は、エクリン腺というほぼ全身の肌にある汗腺から出る汗から発生し、特に頭や顔、背中などの体の中心に多くあると言われています。通常であればエクリン腺から出る汗そのものにほとんどニオイはありませんが、汗により細菌が繁殖する事で悪臭となります。
また、生活習慣や代謝機能が乱れるなど体内的要因により、汗そのものが臭う場合も。体臭を改善するには、皮膚の常在菌と腸内の常在菌を良い状態に保つことが有効です。

食生活の改善やシャワーを浴びること以外にオススメなのが、肌を清潔な状態に保つ「ミョウバン」を塗布することと、腸内環境を整える「ぬか漬け」を食べることです。

東京農業大学、東京教育大学大学院にてフェロモン研究。全薬工業にて天然物の制癌剤開発。天然物の抗ストレス研究にて医学博士。大和生物研究所にてクマ笹医薬品研究。東京農業大学客員教授。蓼科笹類植物園理事長。著書に「クマ笹エキスはこんなに効く」宙出版、「クマ笹で、気になるニオイをすっきり解消!」主婦の友社がある。

異常臭が発生するメカニズム

・汗や皮脂が原因の異常臭
汗や皮脂を放置すると、皮膚上に存在する「黄色ブドウ球菌」「マイクロコッカス属細菌」などの雑菌が繁殖しニオイが発生します。肌環境も雑菌の繁殖の原因となります。たとえば、乾燥など肌荒れがある場合、また洗剤の使いすぎや、洗い流し忘れなどにより皮膚が弱酸性からアルカリ性に傾いている場合は、皮膚表面にある「皮脂膜」がうまく作られず肌のバリア機能が低下し、菌の繁殖を促進します。更に、ニオイを落とそうと必要以上に洗うと、この皮脂膜が洗い流され細菌がすみやすい環境になるだけでなく、不足した油を補おうと皮脂の過剰分泌を引き起こし、更に細菌の繁殖を引き起こす悪循環となります。
毛穴が詰まっていると、皮脂が長時間滞留し、酸化分解され強い臭いを発する脂肪酸となります。その典型が「加齢臭」です。

・生活習慣が原因の異常臭
悪臭の原因物質は腸から吸収されたあと、肝臓で代謝され、血液を経由して、最後は尿として排泄されます。腸内環境が乱れていると排便が正常に行われず、ニオイの原因物質が体内にとどまる時間が長くなるため、これらの物質が血液に溶けて全身を巡り、ニオイ成分を含んだ血液が汗になるため、汗自体が臭います。他にも、高脂肪・高たんぱく・高糖質の食事やストレスも皮脂の過剰分泌を促すほか、加齢臭のもとと言われる「ノネナール」も多量に分泌されるようになります。また、ストレスや飲酒や喫煙は、体内の活性酸素を増加させ、過酸化脂質を増やす要因となるため、加齢臭が強くなると言われています。

異常臭の改善方法

安価で手に入りやすく、料理にも使われるミョウバンは、制汗・消臭効果に優れています。これは、ミョウバンが水に溶けると酸性になり、ニオイのもととなっている雑菌を殺菌することと、汗を抑える収れん作用があること、ミョウバン自体が複数の金属が含まれた物質であるがゆえの酸化還元反応による金属消臭がされることが理由と考えられています。
清潔な状態にした肌に、ミョウバンを水に溶かしたものをスプレーしたり、タオルに染み込ませて拭くことで即効性の消臭効果を得ることができます。ミョウバンだけでなく、お好みのアロマオイルを入れるとほのかに良い香りのするボディスプレーとしても使えます。

<作り方> 100mlスプレーボトルの場合
材料:ミョウバン0.2g、水道水100ml、(お好みのアロマオイル※ 1滴)
※光毒性の高いベルガモット、アンジェリカ・ルート、レモン、グレープフルーツは避ける
   
蓋をしてよく振った後、冷蔵庫で1~3日放置して透明になるまで完全に溶かし、アロマオイルを加える。
(0.2gの計量が難しい場合、500mlの水に20gのミョウバンを溶かした原液5mlをさらに100mlの水で薄める)
水道水に含まれる塩素が腐敗を防ぎますが、直射日光や高温を避け1ヵ月以内に使い切ることがおすすめです。

汗自体が臭う場合には、肉類などに偏った食事をしないこと、繊維の多い特に緑の野菜を多く摂ること、食べたものを吸収・排泄する腸の動きを活発化させることが改善のポイントです。腸の動きを活発化させる方法としては、乳酸菌や食物繊維を意識的に摂ることが知られていますが、ヨーグルトに含まれる動物性乳酸菌は胃で分解されやすく、乳酸菌が腸まで生きて届く確率は低いと言われています。
この点を解決できる食物として、日本人の体と相性がよい上、分解されにくい植物性乳酸菌を含み、食物繊維が豊富な野菜でもあるぬか漬けがおすすめです。

ぬか漬けは「ペット」?若い層にも広がる菌活

米ぬかに多く含まれるビタミンB1が野菜の栄養価を高め、植物性乳酸菌による腸内環境の改善も期待できるぬか漬け。手間がかかり中々始めるのが難しい印象がありますが、現在ではスーパーなどで本格的なぬか漬けが作れるスターターキットなども販売されているほか、環境によっては毎日かき混ぜる必要もなく、一人暮らしや共働き世帯でも手軽に行えるものになっています。

また、一人暮らしをしている若い人の間でもぬか漬けをしている人が増えてきています。「ペットは可愛いけど餌代はかかるし、糞尿しか生まない。だったら毎日手をかければかけるだけ、おいしくて健康にいい漬物を生んでくれるぬか床の方がよい」と、ペットのように名前を付けたり、手がかかることを楽しんでいる傾向があるようです。

美味しいぬか漬けを作るには、毎日手入れをすることが理想ですが、大き目のタッパウェアをぬか床にし、表面をなめして出来るだけ空気に触れないようにして冷蔵庫で保存すれば、3日ほど放置しても問題ありません。また、冷蔵庫に入れておけば漬かり加減のコントロールも可能に。寒いところだと乳酸菌の働きが鈍くなるため、冷蔵庫にぬか床を保存していると漬かるまで常温の倍以上の時間がかかります。たとえばきゅうりの場合、常温だと7~8時間の漬け時間が必要なので、お昼ごろに漬ければ、夕食のときに食べ時になります。冷蔵庫保存であれば夜に漬けて翌日の夜に食べごろになるので、共働きで昼間は留守にしていてぬか床をいじれない家庭、一人暮らしの家庭には最適でしょう。

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