- 徹底比較!とるなら、どっち? VOL.22「認定フェイシャルエステティシャン・ボディエステティシャン」VS「CIDESCOインターナショナル・エステティシャン」
日本だけでも1,000種類以上はあると言われている、資格・認定試験。
そして、その中には「この資格とこの資格ってどこが違うの?」と悩んでしまう、よく似た資格も、たくさんあります。
このコーナーでは、名前が似ていたり、分野がかぶっていたり、一見しただけでは、どこが違うのかわかりづらい資格を、さまざまなアプローチから、比較していきます!
第22回目は「認定フェイシャルエステティシャン・ボディエステティシャン」VS「CIDESCOインターナショナル・エステティシャン」。
美をサポートする仕事として、すっかり定着したエステに関する資格について、紹介します。
どんな資格なの?
日本ではエステティシャンの公的な資格制度が確立していません。エステティシャンの知識・技術のレベルを示す代表的な指針のひとつとして、日本エステティック協会が認定する資格制度があります。中でも基礎スキルを身につけていることを証明する登竜門的な資格が、「認定フェイシャルエステティシャン」「認定ボディエステティシャン」です。上位資格として、業界の中核を担う人材を認める「認定エステティシャン」、指導的役割を担う「認定トータルエステティックアドバイザー(TEA)」があります。(※「認定トータルエステティックアドバイザー(TEA)」と「認定エステティシャン」を受験するには、日本エステティック協会の正会員であることが条件です)
一方、CIDESCOインターナショナル・エステティシャンは日本で取得できる最高峰のエステティシャン国際資格であり、世界で通用する資格です。CIDESCO(シデスコ:Comite International d' Esthetique et de Cosmetologie:エステティックおよびコスメトロジー国際委員会)は世界的なエステティックの団体で、31ヶ国の加盟国をもっています。
| 認定フェイシャルエステティシャン 認定ボディエステティシャン | CIDESCOインタ-ナショナル・エステティシャン | |
|---|---|---|
| 認定団体 | 一般社団法人 日本エステティック協会 | 一般社団法人 CIDESCO-NIPPON |
| 受験資格 ・年齢制限 | エステティック技術(フェイシャルまたはボディ)の証明かつ次のいずれかの条件を満たすこと ①協会認定校で60時間以上のエステティック課程を修了した者 ② 協会認定校以外の理・美容師養成施設または当協会理事会が認める施設で、60時間以上のエステティック課程を修了した者 ③ 800時間以上のエステティック実務経験者(週40時間換算で6か月を目安とする) | 次のいずれかの条件が必要。 ①CIDESCO国際認定校において1200時間以上のCIDESCOコースを修了し、卒業時にそこでCIDESCOスクール国際試験を受験して合格し、その後2年以内に600時間の実務経験を積むこと ②3年以上の実務経験があり、ポストグラジュエイトCIDESCO国際試験を受験して合格すること <ポストグラジュエイトCIDESCO国際試験受験資格> ・実務経験3年以上 ・日本エステティック協会認定エステティシャン資格取得 ・600時間以上のエステティックの教育(通学のみ) |
| 出題範囲 | 【出題数】 筆記試験100問(共通問題80問、フェイシャルまたはボディ問題20問) マークシート式(4択) ※『認定フェイシャルエステティシャン 認定ボディエステティシャン 知識と例題』を中心に出題 【試験時間】90分 | ポストグラジュエイトCIDESCO国際試験は、以下のとおり 【一次試験】 筆記試験。試験範囲は、生理解剖学、皮膚科学および皮膚疾患、衛生管理、救急法、栄養学、化学、化粧品学・化粧品化学、電気学・電気トリートメント、経営学、スキンケア(肌分析・カウンセリング・化粧品知識)。 【本試験】 筆記試験と実技試験。なお、本試験の前に実技チェックがおこなわれる。 |
| 試験地 | 札幌・仙台・東京・大阪・福岡・名古屋・高松・沖縄(平成23年度) | 東京、大阪、名古屋、福岡を予定(ただし、書類審査の通過者が10名未満になった都市では開催されない場合もある) |
| スケジュール | 【願書受付】各試験日の2ヶ月前より 【試験日時】2月、6月、10月 ※年間3回 | 【一次試験】4月 【実技チェック】5月 【40時間の事前講習】6月~7月 【本試験】10~11月(平成23年)。 |
出典:一般社団法人日本エステティック協会/一般社団法人 CIDESCO-NIPPON
どんな人におすすめですか?
エステティシャンとして働くために、特に資格は必要としません。けれども、近年の傾向として、資格を取得するエステティシャンが増えており、有資格者を優遇する求人もおこなわれています。認定フェイシャル(ボディ)エステティシャンは、ほかのエステ系資格に比べると比較的ハードルが低いので、短期間の通学や、学校に通わずにエステ業界で働きながら資格を取得し、ステップアップしたい人におすすめの資格です。
CIDESCOインターナショナル・エステティシャンは、実務経験を積んだ人がスキルアップのために取得することも多い資格ですが、いくつかの条件をクリアしなければならなりません。もちろん、CIDESCOスクールでみっちりと学び、ゼロからいきなりCIDESCOインターナショナル・エステティシャンを目指すことも可能です。
どうやって勉強すればいいの?
実務経験のない人の場合、認定フェイシャル(ボディ)エステティシャンをめざすには、認定校または理・美容師養成施設で60時間以上のエステティック課程を修了する必要があります。試験は、協会発行の『認定フェイシャルエステティシャン 認定ボディエステティシャン 知識と例題』を中心に出題されるので、手に入れてしっかり学習しましょう。
CIDESCOインターナショナル・エステティシャンにチャレンジするには、2つの方法があります。いずれも、一定の教育と、国際試験への合格、実務経験が必要です。
難易度は?
2013年より認定フェイシャル(ボディ)エステティシャンの採点方法が改定されます。共通問題(80問)・フェイシャル問題(20問)・ボディ問題(20問)のそれぞれについて採点がおこなわれ、各70%以上の得点を得れば合格となります。合格率は公表されていませんが、例題集をきっちり学んで備えさえすれば、決して難しい試験ではありません。一方、CIDESCOインターナショナル・エステティシャンは一流のエステティシャンを認定する国際的な試験であり、難易度は高いと言えるでしょう。一定期間の実務経験や高度な知識・技術の取得が求められるため、資格取得には時間がかかります。
取得後の活躍の場は?
エステティックサロンが主な活躍の場。そのほか、美容室、化粧品店、スポーツジムやスパ施設などに併設されたサロンなどに就職する人もいます。技術を磨き、顧客をつかみ、資金が用意できれば、独立開業も可能です。
さらに、CIDESCOインターナショナル・エステティシャンを取得し、その国の国家資格・就業ビザを取得すれば、世界を舞台に活躍することも夢ではありません。
2012.9.7 up!