ニキビの治し方といっても様々なケアが存在しており、どんなケア方法が有効なのか、きちんと理解していないと適した方法を選択することはできませんよね。
しかも、ニキビができた場所・位置によって、優先すべきケア方法も少しずつ違ってきます。
そこで、ニキビの段階、部位、全体的な肌質といった特徴ごとにおすすめのケア方法を解説してみますね。
あなたのニキビの悩みに近いニキビ位置を選んでチェックしてみてください。
※T ゾーンとは・・・額・鼻・顎(あご)先をつないだT字形の場所のこと。顔面の他の部分に比べて皮脂の分泌量が多く、スキンケアで重視される部位のことです。
※U ゾーンとは・・・? (ほお)と口の周りをつないだU字形の場所のこと。顔面の他の部分に比べて乾燥しやすく、スキンケアで重視される部位のことです。
おでこニキビ
Tゾーンに発生したニキビは皮脂、アクネ菌が溜まることで悪化する可能性が高く、注意が必要です。
おでこニキビの早期ケア、治し方など解説していきます。
おでこはTゾーンの一角であり、皮脂の分泌量が多い部位ですから、放っておくと炎症を起こしてしまって、赤く腫れてしまうこともよくあります。
Tゾーンのニキビは、思春期に多く発生する傾向があります。
発生の原因は、角栓による毛穴詰まりです。
悪化の要因は、内部に皮脂が溜まり、その皮脂に集まったアクネ菌が増殖して炎症を起こすことです。
炎症を起こして長期化すると、ニキビ跡が残ってしまう可能性が高まります。
そのため、初期の段階でいかに治していくかが重要になってきます。
アクネ菌の繁殖、外部刺激による炎症の誘発が挙げられるので、これらの要因を取り除くことが重要です。
まず、最初に気をつけていただきたいのが、前髪がおでこにかかる髪型のあなた。
おでこにニキビがある人は、髪をピンで留める、男性なら前髪を短くしたり、上にあげるなど、額に髪の毛が触れるのを防ぐようにしましょう。
そうすることでおでこにきびが悪化する確率は下がるはずです。
また、シャンプーをしっかりと洗い流せていない場合や、リンスや整髪料が額についてしまっったり、残ってしまっている場合も悪化しやすくなります。
すすぎを丁寧にして、整髪料やコンディショナーは髪の毛だけにつけるようにしましょう。
鼻ニキビ
ニキビの中で、もっとも目立ってしまう小鼻のニキビですよね。
毛穴が広がって跡が残ってしまうと、最近よく写真等でみる、いわゆるイチゴ鼻の原因になります。
顔の至るところにできるニキビですが、中でも鼻に発生するニキビは跡が残ってしまうと目立ちやすいため早期ケアが肝心です。
しかも、鼻は顔の中心であり、顔の中でもっとも皮脂量が多い部位なのです。
そのため、毛穴に皮脂やアクネ菌が溜まり、炎症を起こしてしまう可能性も高いのです。
そこで、跡を残さず、キレイに治すためのケア方法を解説します。
鼻というのは、顔の中でもっとも毛穴が多く、大量に皮脂が分泌される箇所です。
どちらかというと思春期ニキビが生じやすい場所ではありますが、大人ニキビが生じることもやはり多い位置でもありますです。
いったん鼻ニキビが出来てしまうと、大量に分泌された皮脂に集まってくるアクネ菌が住みつき、炎症が発生するケースも多いです。
炎症を起こしたニキビは陥没、毛穴拡大などの跡が残ってしまいやすく、いわゆるイチゴ鼻になってしまいます。
できる限り、悪化する前の、白ニキビ、黒ニキビといった段階で治療してしまったほうが安心です。
外部刺激によって肌バリアがダメージを受けると、ニキビの発生率は大きくなってしまいますから、強い刺激を与えないことが大切です。
そのために、まず洗顔方法を見直してみましょう。
ゴシゴシと力強く洗ってしまう人をよく見かけます。
その気持ちはよく分かりますが、物理的な刺激はニキビを悪化させる原因となりますので、手やスポンジはできるだけ接触させないようにしてください。
接触させないのは難しいですが、手(スポンジ)と肌の間の泡を、やさしく転がすような感じです。
また、鼻に限らずニキビ全般にいえることですが、角栓詰まりが起こるのは角質層の乾燥が原因なので、日頃から保湿ケアに力を入れることで発生率を大きく下げることができます。
保湿化粧水を用いて角質層の乾燥を防いであげましょう。
赤く腫れて痛い、かゆいといった症状を伴う炎症性ニキビについては、ディフィリンゲル薬の処方が多くなっていますが、リスクも多いことは覚えておきましょう。
鼻の下、口周りニキビ
大人ニキビの中でも、鼻の下、口周りに発生するニキビは、炎症を起こしやすいと言われています。
そんな難治性のニキビについて、跡を残さずキレイに治すための基礎知識を書いてみます。
鼻と口の間にあたる部位は、皮脂腺が多いため、ひとたびニキビが発生すると炎症を起こして悪化する可能性が高いです。
大人ニキビ全般について同じことが言えるのですが、鼻の下・口周りニキビ発生の最大要因はホルモンバランスの崩れです。
男性ホルモンには角栓を発生させて毛穴を詰まらせる作用、皮脂の過剰分泌を促進してニキビを悪化させる作用があります。
ですから、ホルモンバランスを調整して女性ホルモン優位の状態に導くこと必要です。
特に鼻の下、口周りなど男性であればヒゲが生える箇所というのは男性ホルモンの影響を特に受けやすい部位ですよね。
ほぼ間違いなくホルモンバランスが乱れていると考えてください。
ホルモンバランスが乱れる最大の要因は、心理的なストレスや極度の疲労、睡眠不足、偏った食生活など、物理的ストレスです。
心理的なストレスを感じている場合は38~40度ぐらいのぬるめのお湯で半身浴を行うなど、心身をリラックスさせる習慣を取り入れることが効果的です。
また、生活リズムが乱れている場合は、睡眠や食事の習慣を改めることで一定の改善が見込めるでしょう。
基本的にはストレスを受けて交感神経優位の状態が続くと男性ホルモン過剰になり、リラックスして副交感神経が優位の状態になると女性ホルモンが活発になります。
ただ、炎症を起こして腫れてしまっている赤ニキビ、膿んでいる黄色ニキビなどは、日常のケアだけで完治させることが困難です。
医薬化粧品の使用をおススメします。
顎(あご)ニキビ
大人ニキビのうち、顎に発生するケースの治療法、予防法をまとめました。
大人ニキビが出来やすい場所の1つとして、顎(あご)が挙げられます。
実は、顎に汗腺はほとんどありませんが、皮脂腺は多く存在しているんです!
そのため、皮脂詰まりを起こしやすく、悪化するケースも多いのです。
顎ニキビの原因は、乾燥により、角質層が固くなってしまい、角栓による毛穴詰まりが起こることにあるのです。
そんな顎ニキビの発生を防ぐ手段として、保湿ケアが挙げられます。
角質層が充分に保湿されていれば、原因である毛穴詰まりが起こる可能性は低くなります。
また、顎は手で触れる機会が多く、何かと雑菌が持ち込まれやすい場所です。
手指で直接触れるのを意識して避けてください。
なるべく刺激を与えず、泡の力だけ洗顔する習慣がつけば、衛生的に保たれて、炎症が起こる可能性は低くなります。
また、皮脂の酸化も炎症促進の原因ですから、抗酸化成分であるビタミンC誘導体を含む化粧水の使用、ビタミンEを含む食品の摂取も一定の効果をもたらすことが報告されています。
顎は男性であればヒゲが生える位置であることからも分かるように、男性ホルモンの影響を受けやすい部位です。
あなたが男性なら、カミソリ負けが主原因になっている可能性がありますので、シェービング法を見直すことも考えましょう。
頬(ほお,ほほ)ニキビ
ここでは頬(ほお,ほほ)に出来たニキビをケアする方法について、紹介していきます。
一方の頬のみにできる場合
時折見られるのが、右頬、左頬のどちらか一方にのみニキビが発生するケースです。
この場合、主な原因は寝具の衛生状態であることが一つの原因です。
普段眠るときの姿勢を思い返して、ニキビの多い頬を下にしていることが多いなら、枕や敷き布団に雑菌が繁殖しており、常に接触している方の頬に炎症を引き起こしているという訳です。
洗濯、シーツ交換、寝具の交換など、衛生に気をつけることで、徐々によくなっていくでしょう。
頬の両側にできる場合
こちらの場合は、乾燥肌やホルモンバランスの乱れが主な原因です。
ホルモンバランスが崩れて男性ホルモン優位になることで角栓が発生する。
または、角質層が乾燥することでバリア機能が低下するという原因。
あるいは、その両方が原因で発生することがほとんどです。
男性ホルモンは緊張状態、不規則な生活リズム、ストレスなどが原因で増加しますので、規則正しい睡眠リズム、半身浴などのリラックス習慣を取り入れることでホルモンバランスは徐々に改善していきます。
そして、乾燥しないように保湿をしっかりしましょう。
オススメ出来ないのは、ケミカルピーリングです。
ピーリングは角質層を溶解して、肌バリアを一時的に破壊してしまいます。
ニキビ跡の原因となることもありますので、特に肌の弱い人はやめておきましょう。
フェイスライン(Uゾーン)ニキビ
もみあげから顎にかけてのUゾーンに多発するニキビは、20代以降に多い大人ニキビの典型例です。
フェイスライン(Uゾーン)など、顔の側面に沿って発生する大人ニキビを治す為には、思春期ニキビとはまったく別のアプローチが必要です!
フェイスラインには思春期ニキビが出来にくい反面、20代以降の大人ニキビが多発する傾向があります。
なかなか治らない大人ニキビに悩んでいる方は、ひょっとすると思春期ニキビと同じスキンケアを行ってしまい、そのことがかえってニキビが治るのを遅らせてしまっている可能性もあります。
大人ニキビと思春期ニキビはまったく別物です!
思春期ニキビは基本的におでこなどのTゾーンに多く出来やすいです。
10代の毛穴は未発達で、角栓が発生しやすく、大人になっていく過程で通るホルモンバランスの変化にともなって、多くニキビができることも珍しくありません。
一方の大人ニキビは、フェイスラインのUゾーンに多く発生し、非常に治りが悪いという性質があります。
しかも、原因は角質層の乾燥なので、皮脂を強引に落とすようなケアを行うと、どんどん悪化してしまいます。
ですから、メカニズムを理解して、すぐにでも正しいケアを始めることが重要です。
フェイスライン(Uゾーン)ニキビの原因は、角質層の乾燥です!
大人ニキビの原因は大きく分けて2つあり、1つは肌の角質層が水分を失って肌本来のバリア機能が弱っていることです。
角質の水分量が低下するとバリアがうまく働かなくなり、ニキビが発生してしまいます。
もう1つの理由がホルモンバランスの乱れによって、男性ホルモンの量が過剰になってしまうことです。
男性ホルモンには毛穴を収縮させて角栓による詰まりを発生させる作用があるため、ニキビの原因になってしまうのです。
大人ニキビをケアするにあたっては、これら2つの問題を取り除くため、角質層の保湿、ホルモンバランスの改善を行わなくてはなりません。
角質層への水分補給は、保湿ケアをしっかり行いましょう。
炎症を伴わない軽度のニキビが出ている程度なら、睡眠リズムの改善、バランスの良い食事といった生活習慣レベルの取り組みに加え、心理的ストレスを取り除くため、やや長時間の半身浴など心身がリラックスする習慣を積極的に取り入れることにより、副交感神経が刺激されて、ホルモンバランスはちょっとずつ回復していきます。
頭皮ニキビ・生え際ニキビ
ニキビが頭皮や、髪の生え際やに出来て悩んでいる方は多くいます。
身体のいたるところに生じるニキビですが、中でも特に治りにくいのが、頭皮や髪の生え際のニキビです。
また、ニキビではなく、皮膚炎などである可能性もあります。
シャンプーやコンディショナーが原因のケース
頭皮ニキビや髪の毛の生え際ニキビの原因は、主にシャンプーやコンディショナー、あるいはワックスなどの整髪料が挙げられます。
シャンプーに含まれる界面活性剤、コンディショナーや整髪料の過剰な油分が毛穴に入り込んでしまって、ニキビができます。
また、有害成分を含まないシャンプーであっても、すすぎ不足の場合は、外部刺激になってしまうので、ニキビの原因となります。
ニキビではなく脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)のケース
皮脂腺が多く皮脂の分泌の多い頭皮に起こりやすい他、耳の後ろや、摩擦の多いわきの下や太ももの付け根などにも起こったりします。
かゆみをともない、赤くなったり、皮膚が荒れてカサつき、ベラベラとはがれてくる場合もあります。
頭皮にできた場合、皮膚がはがれてくるためフケ症と勘違いしてしまう方も多いようです。
放っておくと皮脂が酸化されて、加齢臭のようなニオイを放つ原因ともなります。
脂漏性皮膚炎は代表的な頭皮湿疹の1つで、アクネ菌ではなくマラセチア菌という真菌(カビ)の一種です。
皮脂によるべたつきがあり、さらに発赤とかゆみを伴う場合は、脂漏性皮膚炎の可能性を考慮する必要があります。
炎症や化膿が悪化すると、表皮の奥にある真皮にダメージが及び、毛細血管が壊れてしまいます。
すると、血管内の血液が皮膚細胞にまで漏れ出てしまい、細胞に染みこんでいくのです。
赤血球に含まれるヘモグロビンは酸素との結合を失うと黒っぽく変色するので、それがシミのように残ってしまい、赤黒い、あるいは紫がかった跡になるのです。
ニキビであれ、湿疹であれ、頭皮・生え際に炎症が起きている場合、まずは枕カバーなどの衛生状態に問題がないかチェックしてください。
また、整髪料などをつけたままで枕を使ったりはしていませんでしょうか?
整髪料の油分で雑菌が繁殖し、頭皮に悪影響を与えている可能性も考えられます。
寝具を清潔に保つなど、基本的な習慣を改めるだけで肌トラブルが改善する例もありますので気をつけてみてください。
ただし、あらゆるニキビ、肌トラブルにいえることは、根本原因は肌バリア機能の低下にあるということです!
衛生状態を保ちつつ、入念な保湿ケアを行えば、大半の皮膚炎は軽快していく傾向にあります。
首ニキビ
ここでは、美しい首を取り戻すための知識をお届けします。
ニキビといえば「顔に出来るもの」と思っている方も多いですが、実は身体に出来るニキビというのも多くあります。
首ニキビはフェイスラインに生じる大人ニキビの延長とされており、典型的な大人ニキビです。
首ニキビの原因、フェイスラインに出来る大人ニキビと同様、肌バリア機能の低下、角質層の乾燥によって引き起こされるます。
ケアの方法として、まずは角質層の乾燥を防ぐため、市販されている保湿化粧品を用います。
保湿化粧品のなかでも、角質層でバリア機能を担っている細胞間脂質・セラミドを補給できる化粧水を用いると、より高い効果を発揮できるでしょう。
角質層に水分を与え、バリア機能の働きを高めてあげることが、首ニキビケアの基本となります。
背中ニキビ
身体に発生するニキビの中で、重症化しやすいのが背中のニキビです。
悪化しやすい原因は、背中の肩甲骨付近に皮脂腺が集中していることもあります。
それに加えて、もっとも大きな理由は、やはり普段は見えないという事実に尽きるでしょう。
原因と対策をしっかり確認して、背中の開いたドレスを着られるような、水着を着られるような、美しい肌を取り戻しましょう。
背中ニキビの主な原因は、ホルモンバランスの乱れです。
過度のストレス、睡眠不足などが続くと、緊張時に活発化する交感神経が優位となり、男性ホルモンが過剰分泌されてしまいます。
男性ホルモンには角質層の柔軟性を奪い、角栓発生を促す作用があるため、角栓によって毛穴が詰まってしまうわけです。
そこに肩甲骨付近の活発な皮脂腺から分泌される皮脂が詰まり、マラセチア菌によって炎症が起こると赤ニキビになってしまいます。
やはり普段は背中が見えないのが、背中ニキビに対するケア遅れの原因になるので、自分の背中がどうなっているか見ていないという方は、今すぐ鏡を使って確認しましょう。
背中ニキビが重症化していないようなら、ビタミンC誘導体の入った美容液などを用いてケアしていくという方法が有効です。
それと同時に、規則正しい生活、栄養バランスの取れた食事で改善していけば、長期的にはケアできます。
また、下着や寝具に雑菌がついていると、背中に移って炎症を起こす可能性があるので、肌に触れる製品については今一度、清潔かどうか確認してみてくださいね。
肌のバリア機能、およびターンオーバーが正常化することで、今後、新しく背中ニキビを発生させないようにすることが期待できます。
規則正しい生活を送ってホルモンバランスを整えつつ、保湿ケアやビタミンC誘導体を含有する美容液などを背中に塗ることで徐々に改善していくでしょう。
胸ニキビ・デコルテニキビ
ここでいう胸ニキビとは、鎖骨周辺(デコルテ)や胸の谷間にできるニキビのことです。
顔にできるニキビや背中ニキビに比べるとあまり知られていませんが、体では背中ニキビに次いで多いようです。
胸は、汗や皮脂の分泌が活発で溜まりやすい場所・位置です。
胸ニキビ・デコルテにきびは、アクネ菌ではなくマラセチア菌という真菌(カビ)の一種によって炎症を起こすため、マラセチア毛包炎とも呼ばれます。
※厳密には胸にきびとマラセチア毛包炎は、違うものですが、炎症の原因となる菌が異なるだけで、角栓によって詰まった毛穴内部に皮脂が溜まるという意味で、ほぼ同じなので、胸ニキビという認識で構いません。
衛生面では、肌に触れる下着は常に清潔なものを着用すること、髪の毛をロングにしている場合は胸ニキビの患部に触れさせないよう結んでおくなどの対策はしましょう。
それと同時に、肌バリアの機能低下を防ぐケアも重要になってきます。
ホルモンバランスは不規則な生活や心理的ストレスによって崩れてしまうため、睡眠サイクルや食事に気を遣い、ストレスを感じた時は適度に発散することが大切。
肌の身体の一部ですから、健康的な生活を心がけていれば、徐々に症状は改善していくのです。
ただし、日常生活におけるケアで改善が望めるのは、白ニキビ(コメド)や黒ニキビ(ブラックコメド)といった比較的初期のニキビまでです。
専用の保湿ケア美容液などで、しっかり対策していきましょう。