デグーの臭いの原因や対策、嫌な臭いが発生した場合の消し方、日常的な臭いケア方法などを説明します。
デグーが臭くなる原因やシチュエーション
ペットの小動物が臭い理由は「体臭」「糞尿」「エサの食べ残し」が三大原因といわれています。
デグーには体臭がほとんどないため、体自体が臭くなるということはほとんどありません。
エサも草食中心で強烈な臭いがあるようなものではなく、考えられる原因としては「糞と尿」ということになるわけです。
デグーの糞はエサによって臭う
日本国内でデグーを飼う場合、主食として与えるのがチモシーなどの牧草です。
ほかには乾燥野菜やデグー専用のペレットを併用することもあります。
このようなデグーに適したエサだけを与えているようなら、糞(ウンチ)が強く臭うようなことはありません。
一部ではハムスター用のエサを与えてもいいというネット情報がありますが、ほかのペット用のエサを与えられたデグーの糞は臭くなることがあるので避けるようにしましょう。
糞よりも尿の臭いのほうが強烈
適切なエサを与えていれば臭わないのがデグーの糞ですが、尿(おしっこ)のほうはエサに関わらず臭うことがあります。
ペットのデグーが臭いと感じたら、ほとんどの場合はおしっこに原因があるようです。
デグーのおしっこは黄色でアンモニア臭が強いのが特徴です。
おしっこ自体だけでなく、おしっこが染み込んだケージや巣箱も悪臭の原因になります。
デグーの体臭が気になる場合は?
デグーは南米チリの山岳地帯など乾燥した地域が原産です。
そのため、基本的に強い体臭はありません。
とはいうものの、デグーをペットとして飼育している場合、自然のままというわけにはいかないので多少臭う可能性もあります。
デグーの体臭が気になる場合は、専用の砂を用意して砂浴びをさせてあげましょう。
砂浴びをしたデグーは毛並みの汚れが取れてフワフワになります。
デグーは水に濡れると皮膚病や体調不良になりやすいので、お風呂やシャワーなどは使わないようにしてください。
デグーを砂浴びさせる方法
砂浴び用の砂はデグー専用のもの、またはチンチラ用の細かい砂が適しています。
デグーは繊細な毛並みを持っているため、粒子の細かい砂が合っているからです。
砂が細かいとデグーが砂浴びしたときにケージの周囲に飛び散りやすいので、砂浴び用の容器を使用するといいでしょう。
容器に砂を入れてケージ内に入れておくと、デグーは自分で砂浴びをして体をキレイにします。
砂浴び用の砂の処理にも注意
デグーが砂浴びをすると、体に付着していた尿やほこりなどの汚れが砂に付着します。
そのため、古い砂を使い回していると、砂に尿の臭いが付着して悪臭の原因になります。
一度使った砂は何度も使い回しにせず、定期的に新しいものに取り換えるようにしてください。
季節によっては砂のなかに害虫が発生することもあるので、ビニール袋などに密封して捨てることをオススメします。
デグーの糞尿の臭いの消し方
ケージ、巣箱、回し車を清掃する
デグーの糞尿の臭い対策の基本はケージや巣箱などの掃除です。
基本的にケージの床にはマット(牧草敷き材・ペットシートなど)を敷き、汚れていないように見えても定期的に交換するようにします。
ケージ内には砂浴び用の砂を容器に入れて備えつけてください。
砂浴びはデグーの体の汚れや臭い防止に役立ちます。
ケージ、巣箱、回し車はできれば毎日清掃するようにしましょう。
取り外しが可能なものは水洗いし、小動物用の安全な消臭スプレーを掛けておくと臭いを消すことができます。
デグーを飼う場所を限定する
デグーを室内に放し飼いにすると、場所を選ばず排泄をしてしまいます。
そうなると糞尿の始末に手間が掛かるだけでなく、尿の臭いが室内に染み付いて悪臭の原因になるので注意が必要です。
臭い対策のためにも、デグーは専用ケージなど限定した場所で飼うようにし、自由に室内で遊ばせるのは避けるようにしましょう。
臭いの原因にならないエサを与える
デグーのエサを変えると、糞(ウンチ)が臭うようになることがあります。
これは消化吸収に原因があると考えられていますが、まだ科学的には実証されていません。
もともとデグーの糞に強い臭いはないので、エサを変えて悪臭が発生した場合はエサが原因と判断していいでしょう。
◎与えてもいいエサ:
チモシー(牧草)、デグー用のペレット、ドライキャベツ等
×与えてはいけないエサ:
他のペット用のエサ、イモ類、ネギ類、アボカド等
季節による臭いの違いや対処法
春・秋のシーズン
この季節、デグーによる臭いはあまり心配ありません。
注意したいのは尿(おしっこ)のケアくらいです。
デグーの尿は量が多いうえ、周囲に飛び散ることがあるので、こまめにケージ周辺を清掃してください。
夏のシーズン
デグーは暑さに弱い動物なので、夏場はエアコンが不可欠です。
常時エアコンを使用できる環境なら、体臭・糞尿ともに強く臭う心配はないでしょう。
エアコンを24時間使用できずペット用保冷剤で補う場合は、ケージの敷き材や砂浴び用の砂に雑菌が繁殖して悪臭の原因のなることがあるので、できれば毎日交換してください。
ケージや巣箱などは水洗いすると臭い対策になります。
冬のシーズン
デグーの飼育に必要な温度は20度程度です。
そのため冬場はペット用のヒーターやエアコンの使用が必要になります。
暖房を使用した場合、デグーの尿が掛かった物や場所が強く臭うことがあります。
冬場だからと安心せず、ケージや巣箱などは水洗いを欠かさないようにしてください。
砂浴び用の砂も定期的に交換し、砂を入れる容器も洗浄するようにしましょう。
臭い対策の注意点と日常的なケア方法
ポイント1:尿の臭い対策が重要
デグーはほとんど体臭がなく、糞(ウンチ)にも強い臭いはありません。
そのため臭い対策としては尿(おしっこ)ケアが中心になります。
デグーの尿には勢いがあり、思いがけないほど広い範囲まで飛び散っている可能性があります。
ケージ内を掃除しているのに尿の臭いがするという場合は、ケージの外にまで尿が掛かっていることが多いのです。
ケージの周囲にもシートや新聞紙を敷いて毎日交換すると尿の臭い対策になります。
ポイント2:デグー用のグッズは水洗い
デグー用のケージ、巣箱、回し車、砂浴び用容器などは基本的に水洗いしましょう。
汚れが目立たなくてもデグーの尿が付着している場合があり、放置していると悪臭が染み付いて除去しにくくなります。
それを防ぐためには毎日、もしくは2日に1度の水洗いが効果的です。
水洗いで臭いが取れない場合はペット用消臭スプレーを使うか、新しいものに変える必要があるでしょう。
ポイント3:飼育する部屋の掃除
デグーの尿の臭いはケージやその周辺だけでなく、室内のカーテンや壁、床などにまで付着することもあります。
カーテンは定期的に洗い、壁と床は水拭きした後に乾いた布で再度拭くようにすると臭いを取り除くことができます。
これだけでは臭いが取りない場合は、水に重曹を混ぜて拭いてみましょう。
デグーの臭い対策で重要なのは臭いが染み付く前にケアするという点です。
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、毎日こまめに掃除や水洗いをしておくと強い臭いが付くのを防ぐことができます。