アジダームがよくわかる

アジダームは安心な医療薬であるのか?

アジダームクリームはアゼライク酸を有効成分とする「スキノレン」のジェネリック医薬品です。

後発医薬品(ジェネリック医薬品)とは、医薬品の有効成分そのものに対する特許である物質特許が切れた医薬品を他の製薬会社が製造・供給する医薬品です。新薬と同じ主成分の薬とも言われます。後発薬と略称で呼ばれることもあり、先発の医薬品は先発医薬品ないしは先薬と呼ばれます。
これに対して後発医薬品では、有効性・安全性については既に先発医薬品で確認されていることから、安定性試験・生物学的同等性試験等を実施して基準をクリアすれば製造承認されます。生物学的同等性試験とは先発品と後発品の生物学的利用能を比較評価することにより行われ、投与者の生物学的利用能に統計的に差がなければ効果も同じで生物学的に同等であるものと判断されます。血中濃度の推移が同等であれば生物学的効果に差がないとする考え方は米国FDAを始め諸外国でも同様に認められた解釈です。
後発医薬品が、先発医薬品と同等の薬効・作用を持つことを証明するために、後発医薬品の承認申請には、生物学的同等性試験のデータが必要とされています。生物学的同等性試験では、原則として、ヒト(健常人)に先発品、後発品を投与して両者の血中濃度推移に統計学的な差がないことを確認します。

アジダームクリームは有効成分アゼライク酸がニキビ発生の原因となるプロピオン菌、及びニキビに含まれる脂肪酸の分泌を抑制しニキビの生成段階において顕著な改善効果を発揮するニキビ治療を目的としたクリームです。
アジダームクリームを使用する際の注意事項は、肌の弱い方などが使用される際に肌荒れなどが起こる可能性があるという点と、アレルギーなどをお持ちの方が使用する際には医師の相談を受ける必要があります。

そもそもアジダームって?

アゼライン酸はヨーロッパ、アメリカ、アジアなど世界80カ国でニキビ用医薬品として承認され、約30年間に渡ってニキビ治療薬として使われていますが、日本では医薬品として認められていません。
アゼライン酸は抗菌作用、抗炎症作用と抗角化作用を有し、ニキビや酒さ(顔面に持続性の紅斑や丘疹などの炎症性変化を呈する慢性疾患)に有効とされます。米国FDA認可の外用剤であり、海外では標準治療薬の一つとして用いられていますが、日本では処方薬としては導入されず、2011年に化粧品という範疇にて発売されました。まずは保険適応のあるディフェリンRが第一選択薬になりますが、ディフェリンRで初期に起こる乾燥感が苦手な方、妊婦さんなどディフェリンRが使えない方には有効な第二選択薬となり得ることが期待される外用剤です。

有効成分のアゼライン酸は小麦、ライ麦、大麦に含まれている天然由来の酸です。サリチル酸、酢酸、乳酸などよりも弱い酸で、抗菌、抗男性ホルモン剤として知られており、アメリカやヨーロッパなどでは主にニキビの治療薬として使用されています。使用時に刺激感がある事から日本ではこれまで承認されていませんでしたが、低刺激のアゼライン酸が開発されてニキビ肌用の化粧品に使用されるようになりました。アジダームクリームは約4週間ほどの継続的な使用で効果があらわれるとされています。ニキビの予防・改善には、薬による治療だけでなく日頃のスキンケアや食生活の改善、十分な睡眠、ストレス対策を心がけることも大切です。

アジダームの有効成分はアゼライク酸・アゼライン酸

「アジダームクリーム10%」「アジダームクリーム20%」はマイクロラッズ社から発売されています。ともに有効成分としてアゼライン酸を含有しており、内容量は15gとなっています。

アジダームクリームは日本では保険の適用はありません。

アジダームの効果・効能のメカニズム

アジダームクリームは有効成分アゼライク酸が、ニキビ発生の原因となるプロピオン菌、及びニキビに含まれる脂肪酸の分泌を抑制しニキビの生成段階において顕著な改善効果を発揮するニキビ治療を目的としたクリームです。 毛穴の詰まり、皮脂の過剰分泌、ニキビ菌(アクネ菌)の増殖によるニキビの発生に作用します。 また、美白効果、酒さ、薄毛、炎症を抑える効果、バクテリア殺菌効果などがあり、ニキビ治療目的のほか、アンチエイジングクリームとしても期待できます。
アゼライン酸は、酸の力でアクネ菌やブドウ球菌などの細菌の蛋白合成を抑制することにより抗菌効果を発揮し、その作用は耐性をきたすことがありません。また、メラニン産生を抑制することが知られており、美白剤としても用いられ、炎症後色素沈着の抑制にも有効であると考えられます。
アゼライン酸の働きは、①ニキビのもとになる毛穴のつまりを解消します。角質が厚くなり、毛穴が塞がった状態を面ぽう(コメド)と言いますが、これがニキビの始まりです。このつまりを解消することでニキビができにくくなります。②皮脂の分泌を抑えます。ニキビの原因の一つが皮脂の分泌です。皮脂の分泌を抑えることで、ニキビの予防、悪化の予防の効果があります。③ニキビ菌に対する抗菌作用です。ニキビ菌を殺菌することで、ニキビを改善します。④抗酸化作用があります。酸化を抑制することで、活性酸素を抑え、炎症の悪化を抑えたり、皮脂の酸化を抑制し、ニキビの予防、悪化の防止の効果があります。⑤メラニンの生成を抑える(美白作用)効果があります。メラニンの生成を抑えることで美白の作用もあります。ニキビ跡の色素沈着にも効果があります。

部分的な熱感・かゆみなど、ごく短期間の刺激症状がみられることがありますが、使用回数や使用量を減らすことによってその後も使用することができます。使用回数や量を減らしても症状の改善がみられない場合は医師または薬剤師に相談してください。
また、重篤な副作用の報告はありませんが、使用中に異常を感じた場合はすぐに使用をやめて医師または薬剤師に相談してください。