ダイエットピルとは?〜痩せ薬の効果と注意点〜
公開日: : 最終更新日:2015/04/15 ♦ダイエット
美容クリニックやダイエット外来で取り扱われている治療の一つに内服療法(ダイエットピル)があります。
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脂肪吸引の手術と違い手軽に治療を始めることができるため、世間では痩せ薬とも呼ばれ、とても楽に痩せられるイメージがありますが、ダイエットピルはあくまでも減量をお手伝いする薬であって、食事コントロールをせずに暴飲暴食をしてても痩せられるという魔法のような薬ではありません。
また医療機関ではドクターが診察をして、標準体重を大きく上回る方に対して処方をおこないます。
副作用もありますし、患者さんによっては内服できない方もいます。
ですのでドクターの指導の元正しく内服をすればダイエットの強い味方になりますが、費用が安いからといって個人輸入をして自分の判断で飲むものではありません。
私が勤めていた美容クリニックのスタッフは、ダイエットピルが手に入りやすい環境にあってもダイエットの基本は運動と食事でした。
みんなダイエットピルの副作用を知っているので簡単に内服をすることはしないということです。
とはいってもダイエットがなかなか成功しないという方や、リバウンドを繰り返している方、ある期限までに痩せなきゃいけないという方など、ダイエットピルが気になっている方も多いかと思います。
安易にダイエットピルに手を出す前に、ダイエットピルとはどのようなもので、どのような副作用があるのかをまとめてみましたので参考にしてみて下さい。
ダイエットピルでなぜ痩せるのか?種類・副作用とは?
ダイエットピルで処方される薬には大きくわけて2種類あります。
主に食欲抑制剤のサノレックスと脂肪吸収阻害剤のゼニカルです。
サノレックスとは
サノレックスの主成分はマジンドールで脳の摂食中枢に直接作用して食欲を抑制します。
そのため少ない食事量で満腹感を得ることができ、空腹感を感じることが少なくなるため、我慢せずに食事量を減らしてダイエットができるという厚生労働省認可の薬です。
新陳代謝をアップさせる効果もあり軽い運動と併用することで効率良く脂肪を燃焼させることができます。
食欲を抑えて減量をするというものですので、過食の人に効果が期待できるという薬です。
サノレックスの副作用・注意点とは
内服方法は1日一回昼食の30分前に1錠服用するという簡単なものですが、脳に直接作用させるわけですから様々な副作用があります。
身体症状としては口の乾き、便秘、吐き気、嘔吐、胃部不快感、精神的副作用としては、注意散漫、不眠、うつ傾向などが挙げられます。
ですので精神疾患(うつ病等)がある方は服用ができません。他にも糖尿病、緑内障、 高血圧症、妊婦、授乳中の方等の服用は禁忌です。
またサノレックスは化学構造上「アンフェタミン透導体」に属します。
このアンフェタミンには依存性があるため、クリニックでは3ヶ月までしか処方しないクリニックが多いです。
厚生労働省認可の薬のため安全な薬と言われていますが、それはあくまでもドクターの指導の元であることが副作用をみてもらってもわかるかと思います。
サノレックスの効果とは
確かに過食の患者さんがサノレックスを服用すると体重が減少します。
患者さんからも自然と食べる量が減ったという声を聞くのでサノレックスのダイエット効果(食欲抑制効果)はあります。
特に間食に大量のお菓子やファーストフードを食べていた方は痩せやすい傾向にありました。
しかし2〜3ヶ月くらいしてくると、薬に慣れてきてしまうため効果が発揮しにくくなるのです。
しかも安全面を考えて3ヶ月以上の連続での処方はしません。
ですので例え2〜3ヶ月で5〜10kg痩せれたとしても、薬が服用できなくなったその後が重要だということです。
サノレックスは食欲を抑えることができると言われているため、楽に痩せられると勘違いしてしまいがちですがあくまでもそれは内服中の効果です。
体重をキープしたり、健康的に痩せるためには自身での運動と食事コントロールが必須であり、結局は強い意志がいるということです。
薬のみに頼っていただけではすぐにリバウンドしてしまうということです。
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ゼニカルとは
サノレックスとならんで有名なダイエットピルがゼニカルです。
ゼニカルは食事に含まれる脂肪分の吸収を抑える薬です。
脂っこい食事と一緒に服用することで脂肪の約30%が吸収されずに便にまじって排出されます。
ですので既についている内臓脂肪や皮下脂肪を減らす効果はないということ。
内服方法は1日3回、食事中または食後1時間以内に1カプセル服用する方法と、脂肪の多い食事を摂取した時のみ服用する方法ができます。
例えばダイエット中だけど焼き肉やケーキがどうしても食べたいときに服用すると、摂取した脂肪の30%をなかったことにしてくれる薬ということです。
ゼニカルの副作用・注意点・効果は
ダイエットピルの中では唯一中枢神経系に作用しない薬ということで、人気のようですが、結構大変な副作用があります。
吸収されなかった脂肪は腸を通ってそのままの状態で排出されるので、次の日はほぼ下痢になります。
おならかと思ったら油がでてしまったりして、下着を汚してしまうということもよくある様です。
私自身は服用をしたことがないのですが、一緒に働いていたスタッフ数名の感想を聞くと焼き肉の次の日はやばいと言っていました。
すぐに下着を汚してしまうので、生理用のナプキンが必須だし、次の日が大切な日だったらアウトだと言っていました。
それだけ油が排出されるということですので、効果も大きいのかもしれませんが、副作用が大変なためか何回も服用するスタッフはいませんでした。
また脂溶性栄養素(特にベータカロチンやビタミンA・D・E・K)の吸収を減少させてしまうという副作用もあるため、 クリニックではビタミンA・D・E・Kを含む食事の摂取やサプリメントの内服をおすすめしていました。
しかしなぜ痩せたいか?といったら健康のためだったり、美のためです。それなのに必要な栄養素まで排出していては意味がありません。
ここからもわかるようにあくまでもダイエットピルは長期に渡るダイエットを成功させるためのサポート役です。
これだけでキレイに健康的に痩せられるものではありません。
現在ダイエット中の方やダイエットピルをお考えの方は、けっして楽に痩せられる薬というわけではなくて、ダイエットのサポートであるということをしっかり認識して、本当に自分に必要なのか考えてみて下さいね。
また購入の際はダイエットピルの偽物も多いようですので、ネット販売は避けて必ずクリニックでドクターから処方してもらって下さい。
自己判断で服用された場合、副作用がでたときに対処することが困難となり、痩せるどころか命の危険性にもなりかねないからです。
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