マーケット情報
2015年の機能志向食品市場 "健康食品"と"シリーズサプリメント"の最新動向 -2015年市場見込(2014年比)- | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋 清口正夫 代表取締役)は、2015年8月より4回に分けて、健康(Health)や美容(Beauty)に良いというコンセプトを持った食品(以下、H・Bフーズ)の国内市場を調査している。その第2回目の結果を報告書「H・Bフーズマーケティング便覧 2016 No.2 機能志向食品編」にまとめた。 この報告書では、味覚よりも機能性を重視した商品設計を行い、一般用医薬品、新医薬部外品との競合が予想される機能志向食品(健康食品とシリーズサプリメント)の市場を各訴求効能別(滋養・強壮、肝機能改善、美肌効果など)、成分種類別に調査・分析した。なお、第3回目では機能性表示別食品市場、第4回目では第1回から第3回目までの調査結果をもとにH・Bフーズ市場全体を総括分析する。 ◆調査結果の概要 機能志向食品市場
2014年の機能志向食品市場は2007年以来となるマイナスとなった。最も市場規模が大きい生活習慣病予防はDHA配合商品が好調を維持したものの、黒酢・香醋、コエンザイムQ10、核酸などの成分配合商品が落ち込み、また、美肌効果はコラーゲン、ヒアルロン酸、プラセンタが落ち込み、マルチバランスは訪販メーカーの不振が影響しマイナスとなった。加えて、消費税増税による買い控えとその後の需要回復が遅れたことや、機能性表示食品の開始を目前にしてメーカーが新商品やプロモーションの投下を控えたことも影響した。 2015年はスポーツ人口の増加を背景にプロテイン商品やアミノ酸スポーツサプリメントの需要が伸びているほか、ブームとなったスムージータイプの食事代替ダイエット、ロコモ対応訴求が需要開拓に繋がったアミノ酸などが好調である。また、店頭商品はインバウンド需要や、機能性表示食品の投入などで徐々に商品が増えており売場が活性化しつつある。種類別にみると、シリーズサプリメントでは機能性表示食品が相次いで投入された。 ◆注目市場 1.グリーンチャージ
ケールや大麦若葉などを原料とする青汁、クロレラ、スピルリナといった、緑色で複数の栄養成分の補給やバランス維持を目的とした健康食品・シリーズサプリメントを対象とした。 2014年は青汁が、消費税増税による買い控えが長引いた影響や競合の激化などから多くのメーカーが苦戦を強いられたが、山本漢方製薬のインバウンド需要による大幅増が寄与し、僅かながらプラスとなった。また、ミドリムシがユーグレナの新聞広告などへの積極的なプロモーション活動によって伸びており、市場は前年比1.3%増となり、3年連続で前年を上回った。 2015年は青汁が競合激化していながらも引き続きインバウンド需要によりプラスを維持し、ミドリムシがユーグレナの引き続く注力で一層伸び、スピルリナがスーパーフードとしてメディアに取り上げられる回数が増えたため下げ止まり、市場は前年比5.7%増が見込まれる。 2.アイケア
ブルーベリー、ルテイン、カシスなどを原料にした視覚改善を訴求する健康食品・シリーズサプリメントを対象とした。 2014年は消費税増税による買い控えが一部で見られたものの、他市場と比べると低価格な商品が多いことから夏場以降需要が回復した。わかさ生活が4月に発売した「スーパーブルーベリーアイ」の好調が市場をけん引し、2年ぶりに前年を上回った。 2015年はファンケルヘルスサイエンスが機能性表示食品「えんきん」を発売し、積極的なプロモーション活動を行った。「えんきん」の認知度が高まったことで、機能性表示食品でないアイケア商品も注目を集めるなど、市場が活性化し、前年比7.6%増が見込まれる。
セントジョーンズワートをはじめとするハーブ成分などを配合し、ストレスケアまたは快眠を含むリラックス効果を訴求する健康食品・シリーズサプリメントを対象とした。 市場はハーブ類の規制が緩和された1998年以降、本格的に形成され始めた。2009年以降は多くの商品が伸び悩む中、味の素の「グリナ」がTVインフォマーシャルなどを活用した積極的なプロモーション活動によって伸び、市場も拡大してきた。 2015年は味の素「グリナ」がリラックス市場初となる機能性表示食品として発売され、明確な睡眠訴求により更に伸びている。その他のメーカーからも機能性表示食品の発売が相次いでいることから、2016年も二桁成長が予想される。 4.美肌効果
2013年はプラセンタの需要が急増したものの、コラーゲンとヒアルロン酸が大幅に減少したため、市場は久しぶりに前年比マイナスとなり、2014年も上位メーカーが新規顧客の獲得に苦戦したことなどから、引き続きマイナスとなった。 2015年は依然として上位メーカーの苦戦が続いているが、「アミノコラーゲン」シリーズ(明治)、「ザ・コラーゲン」(資生堂グループ)、「ホワイトショット インナーロック IX」(ポーラ)がインバウンド需要により好調のほか、機能性表示食品が発売され需要を獲得しており、市場は前年比1.6%増と、前年を上回る見込みである。 ◆調査対象
※一部の数字は四捨五入しています。このため合計と一致しない場合があります。
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| 2016/02/01 |