「おりもの」の変化ってとても気になるけど、他人にはなかなか相談できなくて困っていませんか?話しにくい内容だけに、普通はどんなものなのか気になってしまいますよね。ここでは妊娠超初期から初期に起こりやすい「おりもの」の変化について、知識をまとめて紹介していきます。これからママになる人も、ママになりたての人も必読です。
妊娠超初期のおりものの特徴
妊娠超初期のおりものの色が白い
お腹の中に赤ちゃんの新しい命を授かった時、早い人では生理予定日を過ぎて一週間ほどで、妊娠初期の兆候を感じるケースがあるといいます。この時期を「妊娠超初期」といいます。ただし、妊娠の兆候をまったく感じないまま数ヶ月過ぎる方もいるため、この時期に体調変化に気がつかない場合もあると言われています。
おりものの変化として、妊娠するとホルモンの影響で白いおりものが増えることがあります。もし、かゆみや臭いを伴うときには何らかの病気の場合があるので、これらの異常な症状がある場合には早めに受診するようにしましょう。
妊娠超初期のおりものの色が茶色い
もし、妊娠超初期におりものに茶色いものが混ざっている場合、その「茶色っぽいもの」は出血の可能性が考えられます。正常であれば妊娠すると、出産まで特に出血はしないのが普通だと言われています。もし出血が少量でも、流産の可能性も考えられるため、できるだけ早く産婦人科を受診するようにしてください。
妊娠超初期のおりものに粘りがある
妊娠中はホルモンの変化、代謝が盛んになるなどのために膣の分泌物である「おりもの」が増加します。よく排卵期になると粘り気のあるおりものが増えたりしますが、妊娠してからも同様に感じる場合もあるようです。
そのため、多少の粘性のおりものの増加は正常と考えられ、清潔に注意するだけで良いということですが、痒みや痛みや痒さを伴う時は検査が必要になります。
おりものの量は?
おりものの量はどうでしょうか。妊娠してから増えたと感じる方も多いかもしれません。妊娠中は細菌の感染を防ぐため膣内の酸性度が高くなる傾向があります。そのため「おりもの」などの膣分泌物の量が増えるといわれています。今までよりも量が気になってきたら、それは妊娠超初期症状の一つかもしれません。
匂いが気になる
妊娠するとホルモンの影響で白いおりものが増えることがありますが、かゆみや臭いを伴うときには何らかの病気の場合があるといいます。これらの異常症状が出た場合には治療するようにしましょう。
特に妊娠中はホルモンバランスの変化で感染症にかかりやすくなります。もし、おりものに生臭い、ニオイがきついなどの悪臭があったり、外陰部にかゆみも伴っている場合は細菌などの感染の可能性があるため、できるだけ早く担当の医師に相談するようにしましょう。
妊娠初期のおりものの状態
妊娠前のおりものとの違い
妊娠0週~15週までの時期を、いわゆる「 妊娠初期」と呼んでいます。実際は妊娠0週は、最後の月経の1日目から計算するため、この段階では妊娠しているわけでないのです。 妊娠状態に実際に入るのは妊娠3週からとされています。また、お母さん自身が、妊娠初期の症状としての自覚が出てくる場合が多いのは、妊娠4週(2ヶ月目)以降が一般的だとされています。
妊娠初期を含む妊娠中は、ホルモン状態の変化の影響で、おりものが増えやすくなるといいます。特に、妊娠初期は、一時的におりものの量が急に増える傾向があるようです。ただし、かゆみ、痛みや出血などを伴う場合には早めに相談しましょう。
おりものの色
妊娠初期には茶色っぽいおりものが出ることがあるようです。もし妊娠したかどうか不安な方は、まず市販の妊娠検査薬で調べてみると良いでしょう。特に、茶色っぽいおりものでも出血が疑われる場合は注意が必要になります。
おりものには、膣内をきれいに保ってくれる役割があり、量や状態には個人差はあります。透明や白、薄いクリーム色であれば量が多くても心配はあまりいらないと言います。この場合は、下着をこまめに替えるなど、清潔を保つように心がけましょう。
おりものの状態
また状態にも注意が必要です。例えば水っぽいもの、クリーム状のものであれば気にしなくても良いようですが、泡状だったり、白くてポロポロしたおりものが見られる場合は、感染症の可能性が考えられます。早めに医師に相談するようにしてください。
おりものの量は?
妊娠初期には、分泌されるホルモンに変化が現れるので、おりものが多くなる場合があります。毎日、入浴、シャワーを心がけ、体を清潔にしましょう。また、おりものシートを使うと蒸れやすくなる場合もあるため、下着をまめに交換した方が良いでしょう。もし、かゆみや痛みを伴う場合や、おりものの色が普段と違うときは、受診したほうが安心です。
おりものの臭い
もし、おりものの匂いが気になる場合には細菌感染の疑いがあります。細菌性腟症では、サラっとした灰白色のおりものがあり、“魚のような生臭い”不快な匂いを伴うことが多いようです。
特に、免疫やホルモンバランスの崩れやすい妊婦さんには19%の頻度で細菌性腟症が認められると言われています。赤ちゃんへの影響も心配です。細菌性腟症に関連した菌が、上行性感染といって子宮頚管炎を経て、破水や早産の原因になる場合があると考えられます。
細菌性腟症のある妊婦さんでは、妊娠中でも積極的に治療を受けることが望ましいといわれています。通常、クロマイ腟錠やフラジール腟錠などを用いた腟洗浄が7〜10日間行われることがあります。
出血があるかどうか
出血がある場合、以下のような出血に緊急性はないと言われています。
●おりものにピンク色の出血がみられる
●おりものシートに直径数センチくらいまでの赤い出血がある
●茶色っぽい、または黒い出血が続いている
これらの症状の場合は、多くの方が経験するごく軽い出血だと考えられます。妊娠初期の出血は、正常妊娠でも25%程度の方が経験すると言われており、あまり心配はないようです。また、出血が直接の原因で流産することはないといわれており、緊急で受診する必要はないと考えられています。
運動などを控えて自宅で安静にすれば、出血はおさまってくることが多いようです。もし外出中、仕事中の場合は、できるだけ早めに自宅に帰って休むようにしましょう。
よくある妊娠超初期症状とおりもの
腹痛がある
おりものの変化とともに妊娠してから腹痛がみられる場合、以下のような腹痛に緊急性はないと言われています。
●下腹部の卵巣のあたりがつっぱる感じがする
●生理がなんとなく来そうな感じがする
●すこし下腹部がにぶい感じがする
これらの症状は、多くの妊婦さんが経験するごく軽い症状と考えられます。妊娠初期の腹痛は、多くの方が経験する一般的なことであり、あまり心配はないといいます。また、腹痛が直接の原因で流産することはなないと考えられ、緊急に病院を受診する必要はないようです。
このような症状はしばらく続くこともありますが、症状が重い場合には自宅安静を心がけ、不安な場合には医師に相談しましょう。
腹痛とともに下痢をする
妊娠初期に下痢をすると流産するといった迷信がありますが、これは本当なのでしょうか?自然流産の発生率は、一般的にもともと15%と高めです。つまり、6~7人に1人は流産の可能性があるということになります。この迷信は、たまたま下痢をしていた妊婦さんが流産したケースがあったことから、誤った解釈で広まってしまったようです。
妊娠初期の子宮の大きさであれば、ひどい下痢で腸が活発に動いたとしても、子宮収縮により流産へつながることはないようです。ただし、妊娠後期は下痢による早産に注意が必要となります。
しかし、あまりに長引く下痢は注意が必要です。それは下痢によって引き起こす脱水症状と栄養不足により、胎児の発育に影響を及ぼしてしまうためです。あまりに下痢がひどい時は、病院で点滴などを使用し、身体に水分と栄養を補給する必要があるかもしれません。
おりものに出血がある
妊娠すると、子宮粘膜に充血が起こりやすくなって、少しの刺激でも出血しやすくなります。そのため、妊娠中に出血があってもトラブルでない場合も考えられます。特に、妊娠初期の出血には、心配のないものも多くあると言います。
しかし、出血がある場合は、自己判断で甘く考えない方が安心でしょう。例えば、流産や子宮外妊娠など、重大なトラブルの兆候であるケースもあるといいます。もしおりものに出血があったら自己判断は禁物。もし少量でも出血が見られたら、医師に相談して適切な処置を受けるようにしてください。
頭痛がする
妊娠初期には頭痛が伴う場合も多いといいます。発症する頭痛としては、偏頭痛が多くなります。これは、ホルモンの変化によるものだと考えられています。偏頭痛が起きるメカニズムは、脳血管が何らかの理由で拡がることによって、神経が圧迫されたり引っ張られて痛みとなるのです。
妊娠中となると薬の服用にも慎重になりますよね。もし、偏頭痛が起きたら、ズキズキする部位を濡れタオルなどで冷やし、暗い部屋で休むことで拡がった血管が収縮し、頭痛が治まると言われています。
しかし、あまりに症状がひどい場合には、医師に相談して妊娠中でも飲める薬を処方してもらいましょう。
また、妊娠前から貧血気味の場合には、妊娠初期から鉄欠乏性貧血を発症する可能性が高くなり、頭痛の症状が現れる場合があります。
通常のおりもの
おりものの色
通常の問題のないおりものの色は、無色透明または白色です。また、おりものには腟の粘膜からはがれた細胞などいろいろなものが混じって出てくるため、少しクリーム色をしている場合もあるようです。
色の無いおりものでも、下着に付着すると、多少黄色くなることもあります。下着やおりものシートを頻繁に換えなくてはならないほど多くは出てこないならば正常の範囲だと言われています。
おりものの状態
正常でも月経周期の時期によって、おりものの状態は変化がみられます。特に排卵期(月経と月経の中間の時期)にドロッとした無色透明の“おりもの”が増えるのは、普通の減少だと言われています。
エストロゲンという女性ホルモンが排卵期に増加することによって、頚管粘液の分泌が増えてきます。むしろ妊娠に向けて女性本来の機能をために必要な現象なのです。
おりものの臭い
おりものの臭いは他の人と比較しにくいだけに、誰しもが不安に感じるものではないでしょうか。実は、正常なおりものは無臭かというと、少し酸っぱいニオイがする場合も多いようです。膣の中には、乳酸桿菌というカラダに良い菌が存在していて、乳酸を分泌しています。この乳酸のおかげで、膣の中は、他の細菌が繁殖しづらい酸性にかたよった環境(PH4.5~5.0位)に保たれているのです。
実は、「おりもの」が少し酸味のあるすっぱいニオイと言われるのは、この酸性な環境のためで、健康な状態であると証拠だとされています。
おりものの量
おりものの量には個人差があり、月経周期によっても量が変化するものです。通常であれば、頻繁にショーツやおりものシートを変えなければならない程の量は出ていないものですが、妊娠すると胎児を細菌から守るためにおりものの量は多くなります。
また、おりものの量は、女性ホルモンのひとつである卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌に比例して増えると言われています。初経を迎えて、卵胞ホルモンの分泌がはじまると、おりものも増えて分泌されるようになります。その後、月経が安定し、規則正しく来るようになると、排卵日の頃(月経と月経の中間の時期、月経より10日から14日頃)には、卵胞ホルモンの分泌が増えてくるため、おりものの量が増えるのは普通の現象だと言われています。
排卵の時期に、卵の白身のような粘り気のあるおりものの量が増えてくるのは、一般的なことなので心配はいらないようです。また、妊娠中も卵胞ホルモンの分泌が増加するので、おりものの量が増えるとされています。
妊娠時のおりものと出血
茶色のおりものは出血?
妊娠初期に茶色いおりものが見られる場合があります。「茶おり」なんて呼ばれていたりもしますが、これは問題ないのでしょうか。
妊娠初期によく見られる出血の症状として、「絨毛膜下血腫」が知られています。この「絨毛」とは、受精卵から突出した細い根っこのような形をした、突起のことをいいます。受精卵が着床すると、この絨毛が子宮内膜に根を伸ばし胎盤をつくりはじめるのですが、その際、子宮内膜に傷がつき、少し出血を伴う場合があるといいます。
その出血が子宮の外側部分にたまってしまい、血の塊となって出血してくる場合があるのです。血の色は塊になったり時間が経つと茶色っぽく変化して見えてくるため、おりものが茶色っぽく見えたりします。
妊娠初期~中期の胎盤が完成する前に茶色いおりものがある場合は、この出血が原因と考えられます。少量であれば問題ないようですが、もし血の塊が大きい場合では流産や早産に移行する可能性もあるといいます。安易に自己判断をせず、担当医に相談するようにしましょう。
少しピンク色のおりもの
もし、おりものにピンク色の出血があった場合は、少量の出血と考えられさほど心配はないと言われています。ごく少量の出血は妊娠初期には多くみられることがあり、あまり心配する必要はないようです。出血が直接の原因で流産することはないと言われており、安静にして過ごしましょう。
鮮血がある
妊娠初期の出血は、鮮血が見られた場合には、切迫流産や子宮外妊娠のおそれがあるのですぐに診察を受けたほうが良いでしょう。もし茶色や、赤黒い場合にも注意が必要とも言われています。検査をして胎児の生存が確認出来れば、妊娠初期の少量の出血はあまり心配せずに、しばらく安静にしていれば良いと判断されます。
出血の量が多い
妊娠中の出血は少量であれば、心配のないことがほとんどだと言われています。しかし、出血でも量や頻度によっては危険な出血もあります。特に、出血量が多く、腹部に痛みを伴う場合は受診をした方が良いと考えられます。特に妊娠初期には、子宮外妊娠(異所性妊娠)による大量出血という恐れもあるといいます。
ただし、下腹部痛を伴う場合は、少量の出血でも流産として切迫流産の可能性があります。超音波検査で子宮の中に胎児が確認でき,心臓の動きが確認できれば,妊娠が継続する可能性は高いと考えられ、95%は流産しないとされています。この場合、安静が第一で、治療として子宮収縮抑制剤やホルモン剤などの薬を使って処置を行う場合があります。
出血が止まらない場合
出血が多く、止まらないという場合も同じく危険な状態になる可能性が考えられます。特に、出血が多くて止まらない場合には、下腹部痛を伴い進行流産となる可能性が考えられます。流産が進行中の状態ということで、妊娠の継続は難しいとされています。
稽留(けいりゅう)流産は、胎内で胎児が死亡して妊娠の継続が不可能になった状態のことをいいます。原因のほとんどは胎児側にあると言われています。この場合は、出血や下腹部痛がなくても妊娠の継続は望めないといいます。
子宮外妊娠のうち卵管妊娠は卵管流産や卵管破裂を起こす場合があります。この場合は腟からの出血が少なくても大量の腹腔内出血が原因となってショックを起こす危険性があるとされています。
妊娠前からおりものチェック
ふだんからおりものを観察する
妊娠してからおりものの変化に敏感に気がつき、その違いに気がつくことが出来るように、妊娠前より普段から自分のおりものの状態を観察して、よく知っておく必要があります。よく、おりものが少しあるだけでも「何か異常があるのかも?」と心配してしまう人がいるようです。おりものには腟の自浄作用など大切な働きがあり、いつでも多少おりものがあるのが正常な状態です。
おりものの量は個人差が大きく、感じ方も人によって違うので、正常かどうかを判断するのはちょっと難しいところです。他人と比較するのも無理ですよね。特に、おりものの悩みで多いのは、「量が多い」という悩みです。
量を判断するひとつの目安としては、パンティライナー(おりものシート)で対処できるようなら正常の範囲内と思って良いようです。しかし、パンティライナーでは間に合わず、日常的に生理用ナプキンが必要な場合は何か異常のある可能性も考えられます。
また、ニオイや色についても普段から自分のおりものの状態を知っておき、その変化に気がつけるようにしておきましょう。
トイレットペーパーでチェックする習慣
おりものを普段からどのようにチェックしたら良いのでしょうか。下着についている色で判断して大丈夫なのでしょうか?
おりものの色はふつう透明か乳白色をしています。ただ、おりものには腟の粘膜から剥がれた細胞などいろいろな分泌物が混じっているので、時には少しクリーム色をしていることもあります。また、ホルモン周期などによっても変化もあります。
この正常な透明か乳白色のおりものでも、下着について時間が経って乾いてしまうと黄色に変わってみえます。下着が黄色く汚れていて心配になったりすることもあるのではないでしょうか。これは乾いて変色した結果の場合もあるので、下着についた色だけでは判断しきれません。
おりものの色を正確に知るためには、トイレに行ったときに、トイレットペーパーについたおりものをチェックする習慣をつけると良いといわれています。トイレットペーパーは白いものを使うなど、色が混じって見えないような工夫も必要でしょう。
まとめ
妊娠超初期から初期までを中心におりものの特徴について説明しましたが、心当たりのある症状などはありましたか?妊娠中には様々な体調変化に悩まされ、不安になるものです。特に妊娠初期までは、新しいことばかりで、おりものの変化ひとつをとっても不安になってしまう方も多いでしょう。
正しいおりものに関する知識をつけて、早めに自分の体調変化に気がつけるようにしておくと安心です。もし、不安な症状があれば、早めに医師に相談するようにしてください。大切な赤ちゃんを守るためにも、おりものは体のサインを教えてくれています。そのサインを見逃さないであげてくださいね。