ウェブブラウザのJavaScript(ジャバスクリプト)の設定が無効になっています。Javascriptが無効になっていると、サイト内の一部機能がご利用いただけません。 俺、日向翔陽は今過去最大のピンチを迎えている。家の脱衣所、その端に置かれた小さな体重計の上で───。「…嘘だろ…。」俺は頭を抱える。抱えたって目の前の数字は何も変わらないんだけど。俺は恐る恐る再度数字を確認して、深い溜息を吐いた。「3キロ増えてる……。」暑い夏も終わりを告げて1年でも過ごしやすい季節になり、食欲が増したのは確かだ。言い訳するわけじゃないけど誰だって運動したらもちろん腹が減る。バレーの練習なんてしたらそりゃもうお腹はペコペコだ。何より俺は高校生。育ち盛り、食べ盛りなのだ。…というか俺だっていつもなら自分の体重なんて気にしない。俺がこうして頭を抱えているのにはもちろんワケがある。───そう、それは今日の帰り道のこといつも通り練習を終えて、みんなで坂ノ下商店に寄り、俺は何を食べようか悩んでいた。「うーん…肉まんも食いてぇけど、秋限定のさつまいもパンも捨てがたい…」うんうん唸る俺の横で影山が肉まんを買う。「おい日向…さっさと決めろ。」「だって!全部食いてぇもん!」結局俺は財布と相談した上で肉まんとさつまいもパン、ついでに目に入ってしまった栗の蒸しパンまで買ってしまった。レジを打ってくれたコーチが呆れたように「お前…家帰ってからちゃんと飯食えよ…。」と溜息を吐いた。心配ご無用。今これだけ食べてもチャリで一山超えて家に着く頃にはお腹ペコペコ状態になるのだ。店の外で少し冷たい風に吹かれながら肉まんをむしゃむしゃと食べ、あっという間に平らげてパンを頬張る。そんな俺の様子を見ていた菅原さんが「日向は本当によく食うなあ」と笑った。ついでに月島が「よく食べるのに身長伸びないねぇ。」なんて失礼なことを言う。全くいちいち嫌味なことを言うヤツだ!!店の前で解散し、影山と2人で夜道を歩く。実は俺と影山はオツキアイをしているのだが、バレーを抜きにしてこうして2人でいる時間というのは決して多くはない。だから少し遠回りをして歩く帰り道っていうのはなんだかデートみたいで嬉しい。影山はあんまり自分から喋るような奴じゃない。だから俺がその日あったこととか、バレーのこととか、取り留めもない話をして、それに影山が相槌を打つことで俺達の会話は成り立っている。その時も俺は蒸しパン片手になんやかんや喋っていた。そしていつもの分かれ道。街頭に照らされた夜道に2人分の影が伸びていた。1度立ち止まって「じゃあまた明日な!」と言うと、影山が何か言いたそうにしているのに気付いた。「影山…?」そのまま影山が身を屈めて俺に近づいてくる。影山の指が俺の口元に伸びて、さらに顔が近づく。───もしかして!これは…!そして俺は数秒後に来るであろうキスに備えてそっと目を瞑る…。「……日向。」───来る!?よし、大丈夫いつでも来い!!「……日向、お前太ったか?」「……へ?」想像の斜め上をいく言葉に目を開いて思わずマヌケな声を出す。───ん?今こいつなんて言った?影山は恐らく俺の口元についていたのをとってくれたのだろう、指についた蒸しパンの屑をぺろりと舐めながら続けた。「最近食べ過ぎなんじゃね?ちょっと太っただろ?」そして数秒後、誰もいない夜道に「影山のアホォォォォ!!!」という俺の叫び声が響いた。──────あいつマジでなんなの馬鹿なの、馬鹿の王様なの!?さっき影山に言われた言葉が何度も蘇って、怒りに任せてペダルを漕いだ。確かに俺達は男だ。女の子みたいに体重を気にしたり、その話題がタブーだなんてことはこれまでの人生で全くなかった。でも!!確かに俺は男だけど!!仮にも恋人に「太ったか?」なんて言うか普通!?みんなみたいに身長が伸びないことも、筋肉が付きにくいことも結構気にしてるんだぞ。特に影山なんて身長は高いし、筋肉だって綺麗についてる。だから…その…お互い裸になる時なんかは…ほら、そういうコトをする時とかさ…ちょっと羨ましいな、とか思っちゃうわけ。それに加えてさっきの「お前太った?」発言だ。確かに最近ちょっと食べ過ぎかなとは思うけど。でも!あいつには「でりかしー」ってもんがないんだ!!こうして俺は帰宅早々、それが影山の勘違いであることを祈って体重計に乗ったわけだ。そして話は冒頭に戻る。「……マジで俺太ってんの…。」体重計が示す数字は何度見ても春に高校で計った体重より3キロほど多かった。このままではやばい。影山のことだから「体重管理もできないのかボゲェ!」とか言いそうだ。それに…その…次に影山と「そういう事」に及ぶ時幻滅されたくない。『その贅肉落としてから来いよ。』うわぁぁぁ…ダメだ簡単に想像できてしまう。これは早くなんとかしなくては……そうだ!!「よし!!俺ダイエットする!!」俺は体重計の前で拳を突き上げ、人生初のダイエットを決意した。「翔陽ー!ご飯できてるわよー!」俺のダイエット計画は前途多難だ……。[newpage]翌日、朝練の最中何か言いたげにしている影山を華麗にスルーし、現在俺は教室の自分の机に突っ伏していた。「おーい翔陽?なんかあった?」声をかけてくれたのはいつもクラスでつるんでる男子数名だ。「お前が元気ないなんて珍しいじゃん。」「なぁ…ダイエットってどうしたらいいんだ?」「はぁ?ダイエット?お前ダイエットすんの?」詳しいこと…特にダイエットをしようと思った動機については省いたけれど、最近食べ過ぎなことと体重が増えたことを正直に話してアドバイスを求める。「んー俺から見ればそんな太ってるようには思わないけど…」あぁ友よありがとう。全く影山にも見習ってほしいもんだ。「でも食べ過ぎが原因なら、食事控えてみたら?翔陽、運動は馬鹿みたいにしてるんだし、食事の量減らしたら解決だろ。」「おぉぉぉぉ!!ありがとう!!」そうだ。食べ過ぎなら食べなきゃいいんだ。こいつの言う通り運動は人一倍してるから、食事量さえ減らせば一気にダイエット成功だ!!そして昼休み、いつもなら影山と食うんだけどその日は昨日あんな別れ方をしたせいで何となく気まずくて、教室で大人しくしていることにした。食べ物に罪はないから、と言い訳しながら母ちゃんの作ってくれた弁当を頬張る俺を見て「翔陽にダイエットは無理かもなー」なんてみんなが笑った。放課後の部活はいつも通り全力で取り組んだ。ただちょっと違うのは部室で着替える時。いつもなんとなく流れで影山の近くで着替えることが多いんだけど、その…若干ぷにっとした腹とか、あんまり見られたくなくて、菅原さんに隠れる様にコソコソッと、かつ迅速に着替えた。そして部活が終わればこれまたいつも通りに坂ノ下商店に向かう。みんなが色々食べ物を調達しているのを出来るだけ見ないように外で待っていた。それでも1人で先に帰らないのはこうして同じ部活のみんなと一緒に過ごす時間がとても好きだからだ。「…お前、食わねぇの…?」気付けば隣に影山がいて、カレーまんを頬張っていた。カレーのいい香りが漂ってきて、お腹が鳴りそうになるのを必死でこらえる。しかし影山の問いに「ダイエットしてるから」なんて正直に答えるのは男としての俺のプライドが許さない。結局「今日はあんまり食べたい気分じゃないから。」と答えた。「…お前が食欲ないとか…どっかおかしいのか?」「…へ?」影山がちょっと屈んで俺の額に手をあてる。その分近づいた距離におれは素っ頓狂な声を発した。「ん…熱はないみたいだな。」「ばっ…馬鹿じゃねぇの!!全然!!平気だし!!」影山は眉間に皺を寄せて首を傾げている。俺が食欲がないと言ったのが相当気になるみたいだ。全く…俺=食欲なんて失礼じゃんか。いや確かにいつもよく食べる方だと自覚はしているけども。「お前、本当になんともないのか?」「だから大丈夫だって言ってんじゃん!」先輩達と別れて静かな夜道を影山と2人で歩く。カラカラ、と俺の押す自転車の音だけが響いていた。影山は俺が買い食いしなかったことがまだ気になるらしい。ちょっと不機嫌な声音になったことに気付いたのか影山はそれ以上何も聞いてこなかった。帰宅すると妹の夏が「兄ちゃんお帰りー!」と玄関まで走って来て俺の腰に抱きついてくる。本当に可愛い妹だ。俺は「ただいま」と言いながら夏の明るい髪をくしゃくしゃっと撫でてやった。「翔陽、おかえり。ご飯食べるでしょ?」確かにすごく腹が減ってる。けど俺はぐっとこらえて「ごめん、今日はいいや。」と答えた。母ちゃんと夏がびっくりして影山同様、「体調でも悪いの?」と聞いてきたけど俺は「ちょっと疲れたから風呂入ってすぐ寝る。」と言い訳しながらその場を逃げ出した。今日俺にアドバイスをしてくれた友達が「夜は飯食ったら寝るだけだろ?だからあんま食べない方がいいんだって。」と教えてくれたからだ。そいつが言いたかったのはきっと「量を減らせ」ってことなんだろうけど、ちょっとでも口にしたら歯止めが効かなくなりそうだから夕飯は我慢することにした。ついでに寝る前、居間にいた母ちゃんに「明日から弁当しばらくいらない。」と伝える。当然心配されたけど、「購買の季節限定パンが食べたいから」とか、「昼休みにちょっとでもバレーする時間が欲しいから」等と苦しい言い訳をした。訝しげにしていた母ちゃんだったけど最後は諦めたのか「ちゃんとご飯は食べなさいね。」と俺に昼食代を渡してくれた。ごめん、母ちゃん。ダイエット成功したらまたちゃんと母ちゃんの弁当食うから!次の日から俺は昼休みが始まるとすぐに体育館まで走ってバレーの練習をするようになった。朝飯だけはきちんと食べる様にしているけど、昼飯はもちろん我慢だ。空腹を紛らわす様に俺は練習に打ち込んでいた。最初影山は俺が昼飯も食わずに練習していることが気になったようだった。何か言いたそうにしながら、結局何も言わない。そのうち影山は教室で飯を食って15分後くらいに俺に合流するようになった。そうして食事を控えるようになってから4日。体重は1キロほど落ちた。いい調子だ。このまま一気に体重戻してやる!!俺は体重計の上でにんまりと笑った。[newpage]ダイエット開始から1週間とちょっと。だいぶしんどくなってきた。朝飯はちゃんと食べるようにしてるけど、昼も夜もほとんど食べない生活というのはだいぶきつい。事情を知るクラスの友達が「あんま無理すんなよ。」と低カロリーのゼリーやちょっとしたお菓子をくれるのが嬉しい。部活には影響しないようにと練習中は特に気合いを入れるようにしている。でもここ数日練習も苦しいと思うことが増えた。時々影山の視線を感じるのでそういう時は絶対ミスしないようにするのだけど。「おーし、休憩挟んで最後ミニゲームするからな!」キャプテンの声が響いて全員が休憩に入る。俺も座り込んでドリンクを飲み干した。飲み物で空腹は誤魔化せないけど、だいぶマシだ。そして始まったミニゲーム。なんとなく体が重く感じるのを無視して跳ぶ。影山のトスが俺の掌にあたって相手側のコートに突き刺さる。何度やっても飽きない。この感覚が大好きだ。けど相変わらずサーブとレシーブは失敗することが多くて、影山に「日向このヘタクソ!!ボゲェ!!」と叫ばれた。そして後半戦。向こう側のラインで旭さんがサーブの体勢に入る。───あー、腹減ったなー。なんとなくそんなことを考えていた。すると向こうに大きな肉まんが現れる。ほかほかと湯気の立つ大きな肉まん。───あー、肉まん美味そう…食いてぇなあ。そして肉まんはすごいスピードで俺に近づいてくる。次に顔面に感じたのは肉まんの美味そうな香り……ではなくかなりの衝撃だった。「日向ァァァ!!??」焦ったように俺の名を呼ぶ誰かの声を遠くに聞きながら俺の意識はブラックアウトした───。─────────「……ん。」ゆさゆさと揺れる感覚に目を覚ます。視界にはさらさらと靡く黒髪と綺麗な項。「起きたのかよ。」「え、影山…?なんで…?」「ボゲェ!!お前が東峰さんのサーブ顔面で受けてぶっ倒れたんだろうが!!」はっとして意識が覚醒する。今俺は街灯が照らす夜道で影山に背負われていた。「……え、え?」「ったく…。」チッと舌打ちをした影山がぼそぼそと説明してくれた。どうやら俺は旭さんのサーブを顔面で受けてそのまま倒れたらしい。保健室に運ばれたものの目が覚めず、練習後影山が俺を引き取ってこうして背負って歩いてくれているらしかった。「お前んとこの親には連絡したぞ。今日はこのまま俺の家に来い。」聞けば田中さんとノヤっさんが俺の荷物とチャリ、そして俺を背負うことになった影山の荷物を既に影山の家に届けてくれているらしい。「先輩達も心配してたぞ…。ったくアホかお前は。」「う…ごめん。」そこで俺は重大な事実に気が付いた。俺、今影山に背負われてる…。「うわぁぁぁ!!降ろせ!!影山!今すぐ降ろせぇぇ!!」「おい…!!暴れんな!!落ちるぞボゲェ!!」「だって!!…っとにかく降ろせ!!」「……降ろさねぇ!!」どうやら降ろしてはくれないようだ。けど一刻も早く降ろしてほしい。本当に。だって……「だって…俺、重いもん…。」「はぁ?」「俺…太ったから…重いから…だから降ろして。」情けなくて、泣きそうになりながら影山の肩に顔を押し付ける。なんで俺好きなヤツにこんなこと言ってんだろ。「…ったく。最近なんか変だと思ったらそんなこと考えてたのかよ。」「そんなことって…!」「…別に重くねぇ。だから大人しくしとけ。話は後だ。」影山はそれだけ言うと少しずり落ちた俺を背負い直して歩き出した。俺もそれ以上何も言えなくて、影山の肩に顔を埋めたまま黙っていた。影山の家に着くと影山の母ちゃんが「日向君大丈夫?ゆっくりしていってね。」と優しく迎えてくれた。そしてリビングに通され、テーブルに並んだ夕飯を勧められる。躊躇う俺を影山が無理やり座らせて「食え。」と一言、けど異論は認めないというように言うので俺は久しぶりにきちんと夕飯を食った。食べ出したら止まらなかった。どれも本当に美味しくて食べ過ぎたくらいだ。そして食事が終わった後そのまま引きずられるように影山の部屋に連行された。「……で?」「えっと…何が…?」「保健室の先生が言ってた。栄養不足かもって。しかもお前だいぶ軽かったからな…最近まともに飯食ってねぇんだろ。」「……朝飯は食ってるもん。」「ボゲ。そういうこと聞いてんじゃねぇ。なんでそんな無茶したのか聞いてんだ。」影山の声音から相当怒っていることを察した俺は遂に白状した。あの日、影山に「太ったか?」と聞かれたのがショックだったこと。実際体重が増えていたのでダイエットを決意したこと。そのために食事を控えていたこと。ぼそぼそと話すうちに影山の顔がどんどん不機嫌なものになっていった。「…というわけです。」「ボゲェ!!アホかお前は!!」「ひぃぃぃ!!ごめんって!!」最終的にぶっ倒れて迷惑をかけてしまったので素直に謝る。「……でも俺…影山に嫌われたくなかったんだもん。」俺の言葉に影山の瞳が一瞬驚いたように見開かれた。「アホか。そんなことで俺がお前を嫌うとでも思ってんのかよ。」「だって……。」「俺がどんな思いでいたかお前わかるか?」「………?」「最近お前の動きが鈍い。跳ぶ高さも若干落ちてた。打点が下がってたこと、気付いてるか?」俺は首を横に振る。確かにいつもより体が上手く動かないなぁとは思っていたけど、先輩達にも何も言われなかったからあんまり気にしてなかった。それなのに…影山は俺のそういうちょっとした変化も見逃さなかったらしい。そういえば最近練習中に影山が目を吊り上げて俺を見ていることが多かった気がする。それはつまりそれだけ影山が普段俺のことを見てくれているということで…。「……あと。」「ん?あと?」影山が俺から目を逸らして口を尖らせる。これは何か言いにくいことを言う時の癖だ。「昼飯…いつもお前と食ってたから、1人で食べるとなんか物足りねぇ。それに坂ノ下でお前が肉まん頬張ってるのが見れねぇのもなんか嫌だ。」「ん?どういうことだ…?」「…っ!お前と一緒に弁当食うのとか!お前が幸せそうに食ってるのを見るのが好きなんだ!それくらいわかれボゲェ!」そうやって叫んだ影山の顔が真っ赤になってることに俺は気付いた。「別に太ってようが痩せてようが関係ねぇ。俺は「日向」っていう存在そのものが好きだ。」「影山…。」嬉しかった。どんな俺でも好きでいてくれる。その言葉が俺の胸に温かく響いた。「だからダイエットなんて…っておい日向!!」たまらなくなって影山の胸に飛び込んだ。そしてそのままぎゅうぎゅうと抱き締める。「ったく…1人で突っ走んじゃねぇよ。」しょうがない奴だな、と呆れながら影山が俺の髪を撫でた。「影山っ!…俺も、どんなお前でも大好きだからな!!」「…っアホ!!……でもあんま食い過ぎんなよ。あんまり太ったらお前跳べなくなるぞ。」「跳べない囮はただの囮…にもなれねぇからな。」と、そう言って俺にデコピンしたのはあいつの照れ隠しだと俺は知っている。─────────深夜、影山のベッドに2人で潜り込む。「なぁなぁ、もしかして俺すっげー愛されてる?」「……あ?」「だってお前、太ってようがなんだろうが俺のこと好きなんだろ?」そう言ってにやりと笑う。さっきの言葉は本当に嬉しかったけど、「太ったか?」なんて言われて受けたショックの分くらいはやり返してやろうと思った。「…っああそうだよ!!」「うっせぇボゲェ!!」くらいの反応を期待していたのに、返されたのはそんな言葉だった。あまりに素直な言葉に俺はびっくりする。そして一瞬呆けた俺は気付けば影山に組み敷かれていた。「……へ?」「なぁ日向、食事制限なんかより効果的なダイエット方法…教えてやろうか?」そして影山はにやりと意地の悪い笑みを浮かべた。───あ、やべっ…その後俺が影山に教えてもらった…というより実行された「ダイエット方法」についてはもう何も言わないことにする。こうして俺の人生初のダイエットは全く想像していなかった終わりを迎えることになったのだった───。【Fin】