モデルダイエット 第3章 モデルダイエットの基本ルールと血糖値コントロール その6

大事なのは、カロリーより血糖値コントロール

私たち日本人は、主食としてお米を食べる習慣があります。どんぶりめしに少しのおかず、お味噌汁、といったバランスで食事をしている人もたくさんいます。

しかし、このようなバランスでは、太りやすい体質を作っているということを知ってください。

この章の始めにお伝えした、食事は1:2:3=炭水化物:タンパク質:野菜のバランスで食べましょうということ。このバランスが「モデルダイエット」の基本ルールです。

その際の炭水化物も、白いもの(精製された穀物)を避けること、とお伝えしました。
これを守るようにしてください。

精製された炭水化物には、白米、白パン、白砂糖などがありますが、これらは精製される過程でビタミン・ミネラル、食物繊維など大事な栄養素が失われています。また、精製されることですばやく体内に吸収されるので、一気に血糖値を上げてしまいます。

血糖値とは、血液中のブドウ糖の量のことで、このブドウ糖は体を維持するために重要なエネルギー源となっています。特に脳は、ブドウ糖しかエネルギー源として使うことができず、貯めることもできないので、全身の血糖値が常に一定に保たれている必要があります。

私たちの脳は、血糖値が下がると「おなかが空いた、何か食べろ」という命令を出します。この命令は、強烈です。なぜなら、脳は40秒でブドウ糖を使い切ってしまうと言われていますから、血糖値が下がった状態は「命が危険である」と脳が判断するのです。

「食欲は意志でコントロールできる」と私たちは思いがちですが、そうではありません。脳が飢餓を感じたときに出る「食べろ!」という命令には、誰も逆らうことはできないのです。拒食と過食を繰り返す摂食障害は、無理なダイエットで低血糖に陥り、食欲のコントロールができなくなった状態とも言われています。

最も早く血糖値を上げるものは精製された炭水化物ですから、これが体に入ると、脳は安心します。しかし、今度は上がりすぎた血糖値を下げるためにインスリンというホルモンが分泌されるのです。

インスリンが大量に分泌されると、私たち女性にとって困ったことが起こります。多すぎるインスリンには、残ったブドウ糖を脂肪に変える働きがあるので、体を太らせるのです。さらに、美容の大敵、シワ・シミの原因となる炎症を招き、老化を早めてしまうのです。

血糖値を急上昇させるとインスリンが過剰に分泌され、今度は血糖値の急降下を招きます。特におなかが空いているときに甘いものを食べると、「シュガーハイ」と呼ばれる状態になります。

あなたの周りにいませんか? おなかが空くとイライラして周囲に当り散らしたりするのに、甘いものを食べると急にごきげんになってしまう人が…。

血糖値の乱高下は、このように人格を変えてしまうほど怖いものなのです。

どきっとしたあなた、心配しないでも大丈夫! 今日から血糖値を意識して生活すればいいのです。

人間の細胞は、およそ28日周期で生まれ変わると言われています。まずは28日間、「モデルダイエット」のルールを意識して生活することで、良い変化を感じていただけることと思います。

私も、プロのモデルになる前は、自己流のダイエットをしていました。今思うと危険で、カラダを大事にしていなかったと反省しています。モデルになって、栄養と美容についてプロから教わり、先輩たちの教えを受けて、やはり1か月程度でカラダに良い変化があったことを思い出します。

それまでは、「ちょっと食べすぎると、どうしてすぐに太ってしまうんだろう…」と悩んでいましたが、正しいダイエット、この「モデルダイエット」に書かれているノウハウを実行してから、きちんとコントロールできるようになったのです。

これまで、「食べないダイエット」をしてきた人にしてみたら、「食べる」ことは「太る」に結びついているので、しっかりと食べることが怖いと感じるかもしれません。ですが、

「食べれば太る」のではなく、「選んで食べれば太らない」ということを、知ってください。

むしろ、「きちんと食べなければ(=細胞が必要とする栄養素を摂取できなければ)、痩せない」あるいは、「痩せたカラダを維持できない」ということを、しっかりと知っておいてください。

現代の私たちは、精製された栄養価の低い炭水化物や、農薬で汚染された土壌で育った栄養価の低い野菜や果物を摂取しています。さらに、化学調味料やジャンクフードが、さらに栄養失調に拍車をかけています。

カロリーだけあって、ビタミン・ミネラル・食物繊維などの乏しい食生活をしているのです。この傾向は、年々、顕著になっています。

この現状に気づいている人も年々増え、ここ数年、オーガニック食材や有機農法の野菜に強い興味が集まるようになりました。

カラダはとっても正直です。無理なことをすれば悪い影響が出て、大事にして手をかければかけただけ、きちんと応えてくれるものです。

細胞が生まれ変わるのは、およそ28日周期です。28日間、食生活を変えることで、食に対するあなたの意識がガラリと変わると、私は確信しています。

食事をするときは、「血糖値をゆるやかに上げること」を意識しましょう。また、血糖値を上げすぎたり、下げすぎたりしないようにしましょう。絶食に近いダイエットは、血糖値を下げすぎるので、よくありません。

血糖値を一定に保つことができると、脂肪が燃焼しやすく、蓄積されづらいカラダにできます。つまり、「痩せ体質」を作ることができるのです。

また、疲労感が少なくなり、集中力も上がります。心も安定しやすくなりますし、外面も内面も美しく保つことができるのです。

どんなに外見がきれいであっても、疲れていたりイライラしていたら、とても「美人」とは思ってもらえませんよね。

ファッションモデルであるなら、なおさらです。体力勝負のショーですぐに疲れてしまったり、イライラしていたり、集中力のないモデルだったら…次から、お仕事の話はなくなります。

あなたも、もしかしたらお仕事で忙しい毎日を過ごされているかもしれません。たまに余裕がなくなってイライラすることもあるかもしれません。もしかしたら、それは偏った食事から来ているかもしれませんよ。

外見・内面ともに美しくなるために、血糖値のコントロールを意識しましょう。

血糖値をゆるやかに上げるコツ

血糖値をゆるやかに上げるコツをお伝えします。

・食事のときは最初にタンパク質を2口ほど食べる
・炭水化物は一番最後に食べる
・茶色いもの(低GI値の食品)を摂る
・お酢を使ったお料理を取り入れる

この4つを心がけてください。わりとすぐに効果が出ますよ。
白いものと茶色いものでは、このようにGI値が大きく違います。

炭水化物のGI値

低GI値(摂りましょう)

  • 全粒粉パン(100g) 50
  • 黒米(100g) 50
  • 玄米(100g) 56
  • 生そば(100g) 59

高GI値(控えましょう)

  • 生うどん(100g) 80
  • 白米(100g) 84
  • 餅(100g) 85

特にお餅は非常にGI値が高いので、気をつけてください。

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