ウェブブラウザのJavaScript(ジャバスクリプト)の設定が無効になっています。Javascriptが無効になっていると、サイト内の一部機能がご利用いただけません。 わしわしダイエット2015年10月2日 06:48「いけませんね、これ」海未はファーストライブで着た青い衣装を着ようとしていた。しかし、服を閉めるジッパーが上がらない。海未の広がった横幅が邪魔をしている。「これでは穂乃果と花陽のことは言えません」衣装を着るのを諦め、姿見の前で体を確認する。スレンダーだった海未の体には、余分な脂肪がついていた。くびれは薄くなり、お腹は摘まめるようになっている。まだ標準的な女性のお腹と言えるかもしれないが、スレンダーだった海未にとっては太くなったと言えるレベルである。足や腕にもうっすら脂肪がついている。胸にあんまりつかなかったのが残念である。顔には肉がついていないので、普段とあまり変わらない。海未が太ったのは、食べすぎのせいであった。Lilywhiteの付き合いで、希や凛と食事をすることが増えた。2人が良く食べるのは焼き肉やラーメンといった太りやすい食べ物なのである。これらに加えて、穂乃果が饅頭を渡してきたり、ことりが甘いおやつを渡すせいで、海未はどんどん太ってしまった。このままでは、デブへの階段を登ることになる。それは駄目だ。スクールアイドルとして、日舞園田流の跡継ぎとして、なんとしても痩せなくてはならない。海未はダイエットを堅く誓った。「海未ちゃん、ちょっと太った?」学校の屋上。Lilywhiteのユニット練習の時間。開口一番に凛がいいはなった。デリカシーの無い凛の発言に、海未の堪忍袋の緒が切れた。「誰のせいだと思っているのですか!」「り、凛のせい!?」「そうです。あなた達がカロリーの高い物ばかり頼むからこんな体に……」「ええ!?なら海未ちゃん、別の物頼めば良かったじゃん!」世の中には人付き合いという物がある。例え食べたくないものでも食べなければいけない時がある。海未はそう言いたかった。しかし、凛の言っていることもまた真理。海未は怒りをこらえるので精一杯だった。「と、とにかく、私は今日からダイエットします。なので、食事に誘われてもついていきません」 「ええ!?凛、寂しいよ」海未だって、できれば凛や希と一緒に行動したい。しかし、このまま太るのは嫌である。「海未ちゃん、ダイエットならええ方法があるよ」希が笑顔で言う。「本当ですか?」「うんうん、うちにまかしとき」海未はなんとなく嫌な予感がした。希はにやにやした目つきで海未に近づく。両腕を広げ、指をわきわきと動かす。「お腹わしわし!」希はいきなり海未のお腹を掴んだ。海未は反射的にチョップした。希の頭に命中する。「あ痛!?何するの、海未ちゃん」「何するの、とはこちらの台詞です!あなたこそ何をするつもりだったのですか」希は頭を抑えてうずくまる。「海未ちゃんのお腹をわしわししてあげようと」「どうしてダイエットするのにわしわしが必要なのですか!」「うちのわしわしには、ダイエット効果があるんよ」怪しい。怪しすぎる。「希は良く人の胸を揉んでいますね。そうしたら、胸が減ることになるのでは」「うちのわしわしはお腹に使えばダイエット効果。胸に使えば豊胸効果を与えるんよ」「一体どういう理屈ですか」怪しすぎて話にならない。「凛、希ちゃんにわしわしされるけど、大きくなって無いよ」「効果が無いようですが」やっぱり信憑性に乏しい。「凛ちゃんはまだ大きくなる時期や無いだけ。時期が来れば効果を発揮するよ」「私は今すぐ痩せたいです」海未は手をぱんぱんした。「この話はこれでお終いです。練習しますよ」「ええ。絶対効果あるのにー」それから数日間。海未はダイエットに励んだ。食事を抑え、良く体を動かした。しかし、中々お腹の肉が取れない。ダイエットはすぐ効果を発揮するものではない。それはわかっているが、どうしても焦ってしまう。次のライブまでには痩せないと。「海未ちゃん、ダイエット、うまく行ってる?」ユニット練習の日。希が聞いてきた。「それが中々……」「じゃあ、わしわしダイエット、試してみーひん?」「お断りします」「ダメもとや思て」数日前なら意にも介さなかった。しかし、このままではいつ痩せられるかわからない。お腹に触られるのは恥ずかしいが、試しにやってみるのもいいかもしれない。「そこまで言うのなら、良いですよ」「ありがとう」希は海未の後ろに回った。そして、服の中に手を潜入させて、お腹を掴んだ。「希、何をするのです!?」「海未ちゃんのお腹をわしわししとるんよ」「服の中からなんて聞いてないで……ぁぅ」希の手は海未のお腹を掴む動作を繰り返す。時には揉んだりしている。「海未ちゃん、中々お肉を貯めとるね」「ぁぁ、そ、そんなこと、言わないで」「このままやと、おデブさんになってまうよ」「そ、そんなの、ぁぅ、やです」希の言葉に、海未の顔は真っ赤になった。海未だって女の子。デブになるのは嫌である。「ふふ、このお腹に、焼き肉やラーメンや饅頭が詰まってるんよ。脂肪としてね」「い、嫌です、ぅぅ、そんなの」「脂肪は燃やさへんとね。大丈夫、うちにまかしとき」希はどんどんお腹を揉むスピードを高めていく。羞恥心とお腹を触られる感触で、海未は喘ぐ。凛はその光景に目をキラキラさせた。「何だろ。凛、いけない物を見てる気がする」しばらくした後、わしわしは終わった。希は海未の服から手を出し、満足そうにうなずいた。「うん、海未ちゃんのお腹、堪能させてもらったわ」「希ぃぃぃ……!」解放された海未は希にチョップした。「あ痛!?な、何で!?」「人の断りもなく服の中に手を入れて、人をデブになるとか言葉責めして、怒られないと思いましたか!」「ごめんごめん。海未ちゃんが可愛くて、調子に乗ってしまったん」本当にこんなのにダイエット効果があるのか。心配しながら、海未はライブの練習をした。その日、体重を図ってみた。以前よりも数字が下がっている。心なしか、お腹の肉も減った気がする。まさか、本当に効果があったとは。「海未ちゃん、どうやった。わしわしの効果」練習時間。希が訪ねる。「わしわしの効果かは定かではありませんが、ちょっと痩せていました」「それはわしわしの効果よ。もっとうちを信用して」「本当に効果があるか検証するため、今日もわしわしさせてあげます」「やったあー!」「ただし、昨日みたいに言葉責めしないでくださいね。本当にデブになるんじゃないかって、不安なんですよ」「あはは。それは冗談やん。そういうこと気にして。海未ちゃん、ほんま可愛ええなあ」こうして、海未は希のわしわしを受け続け、ダイエットに成功した。それが本当にわしわしのおかげであるかどうかは疑問であるが、もしかしたらそうかもしれない。半信半疑。それが海未の出した結論であった。思えば、希のキャラ自体、そういうところがある。どこか捉え所のない彼女に。[newpage]後日。今度は花陽がぽっちゃりしてしまった。ダイエットに悩む花陽の元に、凛が来た。「かよちん、凛、良いダイエット知ってるよ」「本当なの、凛ちゃん?」「うん、だから、凛に任せて」「り、凛ちゃん?何で、希ちゃんみたいに手をわきわきしてるの?」「それはね。かよちんみたいなぽっちゃりのお腹を掴むためだよ」「だ、誰か助けてー!!!」