ダイエットサポート、酸化・糖化防止にも
マルベリーリーフ(桑の葉)はカルシウム、鉄分、カリウム、食物繊維などが豊富なことに加え糖の吸収を抑制するDNJ(TM)を含み、血糖値の上昇抑制やダイエットに有効とされています。糖過剰状態を防ぐことでの抗糖化、フラボノイドなどによる抗酸化作用によって美肌・アンチエイジングにも効果が期待出来ます。
マルベリーリーフ(桑葉)について
基本データ
- 通称
- マルベリーリーフ(Mulberry Leaf)
- 学名
- Morus alba(真桑)
Morus nigra(黒実桑) - 別名
- マルベリーリーフ、桑葉、白桑、
- 花言葉
- 彼女のすべてが好き・共に死のう
(白い実:知恵、黒い実:私はあなたを助けません) - 誕生花
- 7月22日、9月26日
- 科名/種類
- クワ科/落葉高木
- 使用部位
- 桑の葉(マルベリーリーフ)
- 代表効果
- 血圧降下、血糖値降下、強肝、利尿、発汗、解熱、消炎、鎮咳
- こんな時に
- ダイエット中、糖尿病、高血圧、気管支炎、むくみ、便秘、強壮、眼精疲労、頭痛、発熱を伴う風邪・インフルエンザ
- おすすめ利用法
- ハーブティー、湿布、料理用ハーブ
- ハーブティーの味
- 草のような香りと味(苦味)がありますが、比較的あっさりめで飲みやすい。
植物紹介
マルベリーは桑(クワ)のことです。桑は世界各国で古くから親しまれていた植物。西洋では旧約聖書などにもその名が記載されており、ギリシア神話ではピュラモスとティズベーの悲恋(自殺)を桑の木が見届けたために、赤や紫色のマルベリーを実らせるようになったという伝説もあります。花言葉が過激なのもこの神話に基づいているようです。
東洋、中国では漢方に用いる生薬として古くから用いられており、約1800年前の薬物書「神農本草経」にも桑の薬効についての記載が見られます。滋養強壮や咳止めとして主に用いられていたようです。中国や日本では厄除けとしての使用もされており、桑の弓で蓬の矢を射る儀礼(神事)も行われていました。
日本でもクワは古くから木材・生薬・養蚕(カイコの餌)として用いられてきました。近年桑畑は減少傾向にありますが、クワの実が郷愁を呼ぶ果物として注目される一面もあるようです。
クワは木苺に似た実を付け、その実(桑の実)のことをマルベリーと呼ぶことがよく知られていますが、「マルベリー」は植物全体を指す場合にも利用します。日本語は木ありき、英語は実ありきと名前のつけ方が逆ですね。クワの実も栄養価が高い優れた食材ですが、今回はマルベリーリーフ(桑の葉)について紹介します。
マルベリーリーフ(桑葉)の栄養・成分・期待できる効果
マルベリーティー(桑葉茶)
主な栄養成分や期待できる効果
滋養強壮に
マルベリーリーフ(クワの葉)は栄養価が豊富で、牛乳の約24倍カルシウム、小松菜の約15倍の鉄分、ほうれんそうの約10倍とされる総カロテン量を含有しています。女性に多い貧血や骨粗鬆症の予防にも役立ってくれるでしょう。
そのほかにビタミンC、ビタミンB1,B2、亜鉛、マグネシウム、アミノ酸の一種でリラックス効果や血圧降下作用のあるガンマアミノ酪酸(GABA)なども含んでいます。
茶葉(茶殻)を食べずお茶だけを飲む場合は摂取できる栄養分は減少しますが、食生活の偏りが気になる場合は不足している栄養素の補助摂取源になってくれるでしょう。栄養価を余すところなく摂取したい場合は粉末状にして粉茶のように利用すると良いでしょう。
糖の吸収を抑える
マルベリーティー(桑の葉茶)の特有成分と言われるデオキシノジマイシンやその類縁物質・有効成分など総称して「DNJ(TM)」と呼びます。DNJ(TM)はショ糖などの二糖類の分解を抑えて、小腸からの糖質吸収を抑制することで血糖値の上昇を抑える効果があります。
食事と一緒に摂ることで血糖値やコレステロール値、中性脂肪値の上昇も抑えることが期待できますし、結果として体脂肪の蓄積防止にも役立ってくれるでしょう。クワの葉茶は糖尿病の予防や改善に役立つ健康茶として利用されています。
ダイエット・美容に
便秘の解消
桑の葉には食物繊維が豊富です。マルベリーティー(桑葉茶)として飲用する場合は茶葉の部分を食べないのであれば不溶性食物繊維は摂取できませんが、水溶性食物繊維を摂取することは出来ます。水溶性食物繊維は腸内で水分を奪われすぎて硬くなってしまった便を柔らかい状態にして排便を促すほか、腸の善玉菌の餌となって善玉菌を活性化し、便秘を起こしにくいように腸内環境を整える効果も期待出来ます。
マルベリーティー(桑の葉茶)は食物繊維以外にも緩下作用のあるマグネシウムなどのミネラルも豊富ですから相乗して便秘の解消に役立ってくれるでしょう。
ダイエットサポート
DNJ(TM)の働きによって血糖値の上昇を抑えることでインシュリン分泌を抑え、低インシュリンダイエットに似た状態を作り出しダイエットにも有効であると考えられます。そのほかにシトステロールやスチグマステロールなどの植物ステロールや食物繊維によって脂質の吸収抑制効果も期待出来ます。
また水溶性食物繊維は腸内の善玉菌を活性化させ腸内環境を整えることで代謝低下防止・代謝向上効果が期待出来ます。カリウムの含有量が多いのでむくみの予防解消にも役立ってくれるでしょう。
美肌・アンチエイジング
マルベリーティー(桑の葉茶)はポリフェノールの一種で抗酸化作用を持つフラボノイドを含んでいます。生活習慣病や老化の原因と考えられている活性酸素の除去は体内だけではなく、お肌の老化予防にも役立ってくれます。便秘や腸内環境の悪化(悪玉菌過多)から起こる肌荒れ防止にも有効です、
抗酸化以外に体のコゲつき=糖化を抑えることも近年アンチエイジングの一環として注目されています。体内のたんぱく質や脂肪などが過剰な糖質と結びつき、変性・劣化してAGEs(糖化最終生成物)という名の老化物質になります。コラーゲンや角質のケラチンなど美肌に必要な組成物質も糖化は起こり「コゲ」と呼ばれておるように色も茶褐色に変色してしまいますから黄くすみの原因にもなります。
桑の葉に含まれるDNJ(TM)は小腸からの糖質吸収を抑制してくれますから、余計な糖質の吸収・蓄積を抑えることで抗酸化だけではなく抗糖化も期待出来ます。老化の2大要因をダブルで抑制してくれますので、肌のハリや透明感の維持に役立ってくれるでしょう。
糖の吸収を抑える飲み方
マルベリーティー(桑の葉茶)の糖質の吸収・血糖値の上昇を抑える効果を期待する場合は食事の20~30分前に飲むのがベストです。食事よりも少し早めに摂取することでDNJ(TM)を体へ浸透させておくことで、食事を摂った際には糖質のブロック体制が整うと言われています。
食前の摂取が出来なかった場合は食事と一緒に飲んでもある程度の働きは期待できるようです。
外用(飲食以外)で期待できる効果
スキンケアに
マルベリー(桑の葉)は肌の状態を整肌効果作用や美白作用があるとされています。クレイと合わせてフェイスパックにすると肌の状態を整えたり、シミの予防などに役立ちます。
マルベリーリーフ(桑の葉)の注意事項
- 稀に腹部膨満感を感じる場合があります。
- 白桑(桑葉)は安全に摂取できるハーブとされていますが、ブラックマルベリーの葉は血糖値降下作用がありますので糖尿病・投薬を受けている方は注意が必要です。
- 体を冷やす作用がありますので、冷え性の方は摂取量を控える・体を温める作用のあるハーブティーとブレンドする・生姜を入れるなどして摂取した方が良いでしょう。