手作り豆乳ローションの材料や作り方、効果について詳しく解説してみた

使っていた市販の豆乳ローションが切れたのに “替え” を買いそびてれましたので、その繋ぎとして、今回は豆乳ローションを自作することにしました。

せっかくなので、材料、作り方、使い方、保存方法、抑毛効果などについて書いてみたいと思います。

材料

ざっくりいうと、材料は「無調整豆乳」「レモン」「エタノール」の3つだけです。詳しい数量などは以下で詳しく説明していきます。

ちなみに、鍋やザルなどの道具も必要ですが、まあ大体どこの家庭でもあるものしか使いませんので安心してください。

豆乳

数量:500ml

スーパーやコンビニで普通に売られている市販の豆乳で大丈夫です。ただし、味が付いている調整豆乳ではなく成分無調整豆乳にしてください。バナナ豆乳とコーヒー豆乳とかはダメですよ~。

で、今回はキッコーマンの「おいしい無調整豆乳」を使用しました。

数量については、厳密に500mlでなくて “大体500mlぐらい” って感じで大丈夫です。1リットル入りを買って目分量で半分ぐらい使うって感じでいいと思います。

ちなみに、一気に1リットル全部を使ってたくさん作ろうとすると、次で紹介するレモン汁を入れたときに固まり過ぎて上手く作れないです。

レモン

数量:2個

豆乳500mlに対してレモン2つ分の果汁が必要です。

なぜレモン汁を入れるのかというと、豆乳にレモン汁を加えることにより凝集が起こり、豆乳を個体と液体に分離させることができるからです。このときの液体が豆乳ローションになります。

ただし、このとき気を付けなければいけないことがあって、それはレモンを絞るとき皮の汁は入らないようにすることです。皮の汁にはソラレンというシミの原因となる物質が含まれているからです。
ちなみに、既成のレモン果汁はソラレンが含まれている可能性があるので使わない方が無難だと思います。

エタノール(場合によっては使わなくても大丈夫)

数量:50~100mlぐらい

無水エタノールではなく消毒用エタノールにしてください。エタノール濃度が大体70%~80%ぐらいのものです。

使用する数量は50cc~100ccの間といわれていますが、肌が弱い人はエタノールで肌荒れを起こすこともあるので少なめで調整しましょう。また、エタノールは揮発性が高いため、多すぎると逆に乾燥肌の原因になるので入れ過ぎにも注意しましょう。

さらにいうと、後述するエタノールを使用する理由を見ていただければわかると思いますが、エタノールはどうしても肌に合わない人は未使用で作っても大丈夫です。
ちなみに、エタノールは一般的な化粧水など、多くの化粧品に入っており、基本的には使っても問題ない人の方が多いと思います。

手作り豆乳ローションにエタノールを入れる理由は以下の3つです。

  • 搾り取れるローションの量が少し増える
  • ローションの肌への浸透力が上がる
  • ローションが腐りにくくなり保存期間が長くなる

もし、エタノールが肌に合わないなどで使用できない場合は、エタノール無しでも作ることができますが、その前に以下を試してみるのもアリです。

少量のグリセリンを入れる

浸透力を少しでも補うため、搾り取ったローションに少量のグリセリン(1cc~2cc)を混ぜる、という作り方があります。そうすることによって、ローションが肌に馴染みやすくなります。

少量のホウ酸を入れる

ローションを搾り取る前に少量のホウ酸(1g~3g)を入れると、それが防腐剤代わりになり、腐敗を少しでも遅らせることができます。
ただ、ホウ酸も人によっては肌に合わないことが稀にあるようなので注意が必要です。

道具

ここからは作るときに使う道具についてです。 “必要なもの” と “あれば便利なもの” に分けて紹介していきます。

必要なもの

鍋(ナベ)

豆乳を温める鍋が必要です。材料全部入れても1リットル未満なので、小さなもので大丈夫です。

鍋の中で材料を混ぜるための棒が必要です。激しく掻き混ぜるわけでは無いので、お箸とかで大丈夫です。

ザル

混ぜ合わせた材料から豆乳ローションを濾し出すときに使います。

これも豆乳ローションを濾し出すときに使います。コットンタオル、ナフキン、大きめハンカチ、弁当箱包み、手ぬぐいなど、液体を通す布で綺麗なものなら何でもいいです。

キッチンペーパー

これも豆乳ローションを濾し出すときに使います。小さすぎなければ(1辺20cm以上)何でもいいです。

ボール型の容器

濾し出した豆乳ローションを溜める容器です。ちゃんとしたキッチンボールじゃなくても溜めれるものなら何でもいいです。私は大きめのお茶椀を使ってます。

包丁

レモンを切るときに使います。

ボトル型の容器

完成した豆乳ローションを入れる容器です。
100均とかに売っているボトルでもいですし、使っていた化粧水の空容器とかでもいいです。あと、作成のときに使ったエタノールの空容器でもいいです。


左から「化粧水の空容器」「100均のボトル」「エタノールの空容器」です。

あれば便利なもの

レモン絞り器

真っ二つにしたレモンを山状の突起に押し付けてレモン汁を絞り出すやつのことです。

手で絞るのがめんどくさい人は使ってもいいかもしれません。

ただ、後述しますがレモンは皮の汁を出さないように絞らなければいけません。個人的には、レモン絞り器を使うとそれがやり難いと感じました。

2つ目のボール型の容器

ボール型の容器は2つあった方が便利です。そっちの方がスピーディーに作成が進みます。

1つ目のボール型の容器に溜まった豆乳ローションをボトル型の容器に移しているときに、2つ目のボール型の容器で次の濾し出しが出来るからです。
量的に濾し出しは3~5回ぐらいに分けてやることになります。

温度計

豆乳は65℃ぐらいに温めると良いとされているので温度計があった方が便利です。
ただ、温度はそこまで正確に測りながらじゃなくても、ちゃんと作れます。後述しますが私は目算でも十分だと思います。

作り方

簡単に言うと、温めた豆乳にレモン汁とエタノールを調合し、そこから豆乳ローションを濾し出します。

製作時間は、30分~1時間程度(しっかり濾し出すなら)です。

ちょっと時間は掛かりますが、作り方自体はそんなに難しくありません。

重要なのは衛生面に気を付けることです。

以下に、私なりに工夫した作り方を紹介しますので参考にしてください。このやり方なら、衛生面に気を付けつつ誰でも簡単に作れるかと思います。

「準備」「調合」「濾し出し」の3つの工程に分けて説明していきますね。

準備

豆乳を鍋で温める前にやっておくべき準備を説明します。

道具の消毒

濾し出しで使う布やザルはできるだけ無菌に近い状態にしておいた方がいいです。事前に鍋にかけて煮沸消毒しておきましょう。


これは布の煮沸です。湯から出すときは火傷しないよう綺麗な箸かトングでつかんで出しましょう。


ザルの煮沸です。こちらも湯から出すときは火傷しないよう綺麗な箸かトングでつかんで出しましょう。


ローションの搾り汁を入れるボールにもこのように中に熱湯を入れて消毒します。
てか、ちょっとわかりにくいですねこの写真。一応これ中に熱湯が入ってます。

皮無しカットレモンを作る

レモン汁を絞りやすいようにするためレモンをカットして皮を取り除きます。

皮を取り除く理由は、上でも説明しましたがレモンの皮の汁に含まれるソラレンという物質がシミの原因になる可能性があるからです。実際にはそこまで影響はないという噂もありますが不安要素は取り除くにこしたことはありません。


レモン2つを用意します。


1個あたり6~8切れになるよう縦にカットします。


このように皮を剥いて皮無しカットレモンを作ります。

また、レモン絞り器を使うのもありですが、その場合は皮の汁が入らないように皮にティッシュなどをあてて絞りましょう。

ちなみに、私は皮無しカットレモンの方がいいと思います。なぜなら、レモン絞り気を使うとティッシュをあてながら絞っても微量ながら皮の汁が入ってしまうような気がするからです。気にしすぎかもしれませんが(^^;

調合

ここからは、いよいよ材料を温めたり混ぜ合わせたりしていきます。


鍋に豆乳を500ccぐらい入れます。大体でいいです。


約65℃まで温めます。

加熱する理由は、豆乳の余分な高分子タンパク質を変性させ固めるためと、できるだけ無菌状態に近づけるのためです。

ただ、そこまで加熱しなくてもレモン汁を入れれば固まりますし、菌も65℃にしたからといって完全に無くなるわけでないので、きっちり65℃にこだわる必要はありません。大体60~65℃ぐらいという感じで大丈夫です。

なので、温度計が無くても作れます。

温度計が無い場合は、まず中火で温めて豆乳から湯気が出てきたら、弱火にして軽く指を入れてみます。1秒ぐらいしか我慢できないなら、大体60~65℃ぐらいです。

そういえば昔、TVで熱湯コマーシャルというのを見たことがあり、そのときのお湯の温度が50℃だったと記憶しています(笑)

ちなみに、中途半端に40℃ぐらいまでしか温めなかった場合は、ほとんどタンパク質は固まらず、菌はかえって増殖してしまいます。
また、逆に65℃より高温にしてしまった場合は、タンパク質が固まり過ぎたり、豆乳ローションの有効成分であるレシチン(潤い作用がある)が失われてしまいますので、そこは注意してください。


先ほど作った皮無しのカットレモンを絞っていきます。


絞り終えたレモンのかすも入れちゃいます。


未使用の割り箸など清潔な棒で軽く混ぜます。すると固まりができます。



最後にエタノール50~100mlを入れて混ぜます。

濾し出し

上記で調合したものから豆乳ローションを濾し出します。


搾り汁を受けるボールを用意します。大きめのお茶椀とかでもいいです。


ボールの上にザルを乗せます。


ザルの上にキッチンペーパーを乗せます。


キッチンペーパーの上に布(ナフキン)を乗せます。


布(ナフキン)の上にさらにキッチンペーパーを乗せます。

まとめると、ボールの上に、ザル、キッチンペーパー、布、キッチンペーパーの順に乗せてます。

これで、ローションのみを搾り取る用意ができました。


先ほどの鍋の中身を流し込みましょう。1回で全部流し込まなくてもいいです(私は5回ぐらいに分けてやります)。


10分ぐらい放置します。


ザルをどけるとこのように豆乳ローションが溜まっていますので、これを適当な容器に移します。

あとは、以上の作業を何回か繰り返していくきます。しっかりと絞り出せば全部で500ccぐらいのローションがとれます。


今回作った完成品はこんな感じ。

ちなみに、化粧水の空容器に入れるときは基本時に容器を洗う必要はありませんが、尿素を使った化粧水が入っていた空容器に入れる場合は念のため洗ってから入れましょう。
豆乳にはウレアーゼという尿素を分解してアンモニアにする酵素が含まれているそうです。そしてアンモニアは肌に良くありません。

また、作るときのコツとしては、上でも説明しましたが1回で鍋の中全部を流し込むよりも絞り出しは数回に分けてやった方が効率的だと思います。

その際は搾り汁を受けるボールを2つ用意します。
なぜなら、1つ目が絞り終えたとき、キッチンペーパーごとその搾り粕を外し、2つ目のボールをセットして次の分を搾り取り始めることができるからです。
その間、1つ目のボールに溜まったローションを容器に移したり、1回目の搾り粕でパックしたりして私は遊んでます(笑)

使用方法と保存方法と応用技

使用方法は化粧水やボディークリームの代わりに顔や全身に塗るだけです。

使い方のコツとしては、

  • お風呂上がりなど肌が綺麗なときには必ず塗ること(肌に浸透しやすいため)
  • ケチらずたっぷり塗る
  • 暇があるときは何度でも上から重ね塗りする

です。

その方が、より早く抑毛効果を実感できると思います。

使用上の注意

抑毛効果があるといわれているローションなので髪の毛(頭皮)やまつ毛(下まつ毛)にはローションがつかないように気を付けましょう。

ただし、上まつ毛は毛根が深いところにあるためそれほど気にする必要が無く、むしろ瞼の肌を整えるため伸びることも有るそうです。

保存方法

基本的には冷蔵庫で保存してください。作るときの衛生状態にもよりますが大体2~3週間ぐらいは持ちます。常温放置だと春夏など暖かい季節は1週間も持たないです。

ちなみに、固形物が沈殿しだす→匂いが変わる→腐敗臭がする、といったふうに変化していきます。

腐敗臭がした段階で使わないようにしましょう。
沈殿や少し匂いが変わったぐらいであれば、私は使っちゃいます。

長期間使用したい場合

一番長持ちするのは冷凍庫での保存です。半年ぐらいは持つそうです。

ただし、解凍は自然解凍にしてください、電子レンジなどで一期に解凍すると、熱によって有効性分が壊れてしまう可能性がありますので。

また、ローションを絞る前にホウ酸(2~3g)を入れることによって持ちを長くすることができます。

あと、常温で長持ちさせたい場合は、化粧水に混ぜるという手もあります。
私の体験談ですが、某社のメンズ化粧水と混ぜたところ、夏場でも1週間以上持ったと記憶しています。おそらく、化粧水に使われている防腐成分によるものかと思います。

ただ、上でも説明しましたが化粧水に尿素が含まれている場合は混ぜない方がいいです。成分表を確認してから混ぜましょう。

手作り豆乳ローションの応用技

ここからは、手作り豆乳ローションだけでなく、作る過程で出たローションの搾り粕や絞り切れなかった分をフルに活用する方法を紹介します。

搾り粕でパック

豆乳ローションを絞り出した残り粕は捨てずにとっておくといいですよ。

これを顔に塗ってパックにします。

数時間で搾り粕から水分が無くなるのでローションを作った当日だけしか使えません。
作りながらパックするのもいいですよ。2回目の搾り出しをしている間に1回目の搾り粕でパックするという感じに。

風呂に入れる


余った豆乳ローションの残り粕をまとめます。


布で包みます。

これをお風呂に持っていき浴槽に思いっきり搾り入れましょう。放置するだけでは絞り切れなかった分が結構残っているんでけっこう出ます。

豆乳ローション風呂の出来上がりです。

ただ、豆乳ローション風呂は一回温めて入浴すると、2、3日後には腐敗臭がしてきます。なので、入浴は豆乳ローションを入れたその日1回きりにしといた方が良いと思います。

抑毛効果について

私が初めて手作り豆乳ローションを使ったのは20代半ばのときでした。だいたい1年以上は使っていたと思います。主にその時感じた抑毛効果について書いていこうと思います(※あくまで個人の感想なのでご了承くださいね)。

どれぐらいの抑毛効果があるのか

結論かからいうと

“髭にはほぼ効果は感じられないが体毛には若干効果があるような気がする”

です。

髭に関しては、2ヶ月や2ヶ月使っていてもまず変化は感じられませんでした。

その後も使い続けましたが、1年以上しても周りの人が気づいたり自分で実感できるほどの効果はありませんでした。
もしかすると、気づかないぐらいのわずかな変化はあったのかもしれませんが、1年という長い期間にわずかな変化があったとしても気づくのは難しいですよね。

男性の髭というのは細い針金ぐらい強度があるといわれていて、豆乳ローションを塗っただけで薄くなったという実感を得るのは厳しいと思いました。

体毛に関しては、腕の毛などの細めの毛には効果があるように感じました。数か月続けて使っていると「なんとな~く薄くなったような気がする」といった感じです。

また、脛毛にすり込むように塗っていると、塗っている最中に抜け落ちることがあり、普段も脛毛が抜けることが多くなったのか、毛の密度が少なくなったかのような気がしました。
もちろん、塗るという物理的な刺激によって抜け落ちただけという可能性もありますが、私としては何らかの抑毛効果があったのではと思っています。

まあ、男性の場合だと、髭のような太い毛には実感できるほどの効果を感じるのは難しいが、体毛のような比較的薄い毛になら2ヶ月以上使っていると効果があるような “気がする” と感じることができるということです。もともと毛の薄い女性でしたら、もっと効果を感じることが出来るかもしれません。

ちなみに、なぜ、“気がする” という表現に止めたかというと、髭や体毛というのは、季節の変わり目や生活環境の変化などによっても薄くなったり濃くなったりするからです。

とくに冬になると体毛が薄くなった気がするという経験はありませんか?私はあります。豆乳ローションを塗っていて毛が薄くなったと感じたのもだいたい冬ぐらいだったと思います。なので、実際にどれぐらい豆乳ローションが抑毛に効果があったのかは少し微妙な部分があります。

まあ、こんなことを言ってしまっては元も子もありませんが。

抑毛以外の効果

手作り豆乳ローションを実際に使っていると抑毛以外にも思わぬ効果を感じました。

それは、塗った後のズベスベモチモチ感です。きめの細やかな女性の肌のようなくせになる感覚です。

どちらかというとこちらの方が目的で私は1年もの間作り使い続けました(笑)

また、ジャブジャブと沢山使えるのも良かったです。一度の作成で500cc近く作れるけど、あまり日持ちしないということなので、暇があれば全身にジャバジャバ使っていました。

手作り豆乳ローションのデメリット

最後に豆乳ローションのデメリットを紹介しておきます。

めんどくさい

まず一番に思うことが作ることのめんどくささです。

作り方自体は難しくないのですが、たくさん作り置きが出来ないので2週間に1回ぐらいは作ることになります。

日持ちの悪さ

腐敗までの目安は冷蔵庫で保管しても2~3週間ぐらいです。

ホウ酸を入れともう少し長持ちするのですが、そうするとますます作るのがめんどくさくなってくるんですよね。  

あと、冷凍してから自然解凍するというのも結構めんどくさいです。なんとなく品質が変わっているような気もしますし。  

家族の目

私個人としては家族に豆乳ローションを作ってムダ毛対策をしていることを知られるのが恥ずかしかったです(笑)

まとめ

長くなってしまいましたが、以上が私の知りうる手作り豆乳ローションに関する情報の全てです。

抑毛効果については、あくまで私が実際に使ってみて個人的に感じたことを書かせていただきましたので、確実なものではないということをご了承ください。

作り方や使用方法、保存方法ついては、何度も作ってみてたどり着いた私なりの最適解です。これから作ったり使ってみようと考えている方の参考になれば幸いです。