ホワイトニング
ホワイトニングをお考えの方へ
歯科でいうホワイトニングとは、遺伝や加齢、生活習慣などで歯の内部まで及んだ黄ばみを薬の力で漂白することです。
歯の表面に沈着した汚れのみを落とすクリーニングとは違い、歯そのものを白くすることが可能となります。
◇ホワイトニングの種類
✽オフィスホワイトニング
歯科医院内で、歯科医師または歯科衛生士により行われるホワイトニングです。
歯科医院に通っていただき、3~5回で終了します。
高い濃度の過酸化水素の薬液を使用することで、強い漂白作用を示します。
速効性がある分、持続時間は短くなります。
✽ホームホワイトニング
歯科医院で作成したマウスピースと専用のジェルを使い、患者様ご自身により、ご自宅で行っていただくホワイトニングです。
1日に40分~1時間半マウスピースを装着していただき、2週間~1ヶ月程続けていただきます。過酸化尿素を使用することで、過酸化尿素から分解された低濃度の過酸化水素が少しずつ歯を漂白していきます。
効果が得られるまでに時間はかかりますが、持続時間は長くなります。
◇料金について
✽オフィスホワイトニング
- 1回目 ¥10,000+消費税
- 2回目 ¥10,000+消費税
- 3回目以降は無料となります。 ※ホワイトニングは上と下一緒に行います。
✽ホームホワイトニング
- ホワイトニング用マウスピース¥12,000+ホワイトニングジェル¥3,000+消費税
- ホワイトニングジェルのみ 1本 ¥3,000+消費税
◇適応症と非適応症
✽ホワイトニングをできる方
- 加齢や遺伝により、歯に変色(黄ばみ)がある方
✽ご相談いただきたい方
- 虫歯がある方
- しみる歯がある方
- 歯肉炎・歯周炎がある方
- 胃に障害がある方
- 呼吸器系に異常がある方
- 糖尿病・甲状腺異常・膠原病等の持病がある方
- 光過敏症やてんかんの方
- ペースメーカーを使用している方
- テトラサイクリン変色歯の方 (※1)
- 歯に白い斑点(ホワイトスポット)や白い横紋(ホワイトバンド)がある方 (※2)
✽ホワイトニングをおすすめできない方
- 妊娠中・授乳中の方
- 歯の成長過程にある18歳以下の方
✽ホワイトニングをできない方(絶対禁忌)
- 無カタラーゼ症の方 (※3)
※1 テトラサイクリン変色歯
幼少期、顎の骨の中で永久歯が形成される時期に、長期間に渡りテトラサイクリンという抗生物質を服用 していた場合に萌出した永久歯がグレー系に変色していることがあり、そのような歯を テトラサイクリン変色歯といいます。
※2 ホワイトスポット・ホワイトバンド
何らかの原因で、歯の表層(エナメル質)に白い斑点や白い帯状の線ができる現象です。
原因 1 初期虫歯
虫歯ができ始めの段階では、黒や茶色ではなく、白い色をしています。これは、プラークつまり歯垢に含まれる細菌が放出する酸によって、歯の表層が溶かされている状態となります。
原因 2 エナメル質形成不全症
歯が顎の骨の中で形成される時期に、栄養障害や熱性疾患、外傷等が起こるとエナメル質の石灰化が進まず、萌出した歯に白い斑点や帯状の線ができることがあります。
原因 3 歯のフッ素症(斑状歯)
フッ素濃度の高い井戸水を飲料水にしている地域で発症することがあります。歯の表面に白い斑点が生じますが、虫歯になりにくい特徴もあります。虫歯予防で使用されるフッ素では発症することはないため、近年では発症報告はありません。
※3 無カタラーゼ症
カタラーゼとは、過酸化水素を酸素と水とに分解する反応を触媒する酵素です。動物では肝臓・ 赤血球・腎臓の細胞に多く含まれています。無カタラーゼ症とは、そのカタラーゼが不足し、過酸化水素が分解できずに体内に蓄積してしまう病気です。高原氏病(Takahara's disease)とも呼ばれます。傷口をオキシドール消毒した際に発泡しないという方はこの病気が疑われます。ホワイトニングは過酸化水素または過酸化尿素が使用され、過酸化尿素は分解されると過酸化水素と尿素になります。無カタラーゼ症の方は、ホワイトニングを行う際にホワイトニング剤を飲み込んでしまうことにより、体内に潰瘍性壊死ができたり、進行性口腔壊死などの危険な疾患を引き起こしてしまうことがあるため、絶対禁忌症として分類されています。
ホワイトニング中のご注意
◇お痛みについて
ホワイトニング中に最も起こりやすいことが「しみる」という症状です。このしみる症状は「知覚過敏」といわれています。日本人は欧米人と比べて歯の表層のエナメル質という組織が薄く、刺激が歯の神経に伝達しやすいため、ホワイトニング中の知覚過敏が起こりやすくなります。ホワイトニング時には20~30%の方に知覚過敏症状が起こり、軽度の症状を含めると70%くらいの方が何らかの違和感を感じているそうです。
ホワイトニングは、過酸化水素や過酸化尿素といった薬液を使用しています。これらの薬液は消毒薬としても使用される安全なものですが、濃度が高いため軟組織、つまり歯茎に付着すると強い刺激によりジワジワと痛みを感じることがあります。
✤対策
- ホームホワイトニングによる知覚過敏の場合、症状は24時間以内にほぼおさまります。
症状が強い場合は1~2日ホワイトニングを中断してください。 - フッ素含有の歯磨き剤を使用したり、フッ素塗布をすると知覚過敏の症状が和らぎます。しかし、フッ素はホワイトニングの効果を弱めてしまう作用があるため、注意が必要です。
- 硝酸カリウム含有の歯磨き剤を使用すると知覚過敏の症状が和らぎます。しかし、ブラッシング圧が強すぎると効果は得られません。
- CPP-ACP(カゼインホスホペプチド-非結晶性リン酸カルシウム)配合のガムや歯磨き剤を使用すると知覚過敏の症状が和らぎます。このCPP-ACPは牛乳由来の成分であるため、牛乳のアレルギーがある方は使用できません。
- ホワイトニング専用の知覚過敏抑制ジェルを使用することで症状が和らぎます。
知覚過敏抑制ジェルは 1本 ¥1,000 で販売しておりますので、ご希望の方はスタッフまでお尋ねください。
◇飲み物や食べ物について
歯の表面は、ペリクルといわれるタンパク質の保護膜で守られています。
ホワイトニング直後はペリクルがなくなっているので歯の表面が溶けやすく荒れやすくなっています。そのため施術後30分~1時間ほどご飲食(特に酸味のある飲み物・食べ物)は避けていただくことをお勧めします。
ホワイトニング施術後は歯の表面は脱水状態になります。脱水状態になった歯は乾燥のために着色しやすくなります。そのため24~48時間は色の濃い飲み物や食べ物(飲食の後に舌に色が残るようなものや白いシャツにシミができるようなもの)は避けていただくことをお勧めします。
◇ホワイトニング後の後戻りについて
ホワイトニングは施術すると一生もつものではなく必ず元の色に戻ってしまう時が来ます。白くなった歯の後戻りを防ぐためにも、定期的なクリーニングとホワイトニングが必要となります。
後戻りが始まる時期としては
- オフィスホワイトニング : 3~10ヶ月頃
- ホームホワイトニング : 6~12ヶ月頃
といわれています。
後戻りが始まった頃に追加のホワイトニングをしていくことで、歯の白さは保たれることになります。
追加のホワイトニングは『タッチアップ』『メンテナンスホワイトニング』といわれるもので、最初のホワイトニングよりも期間は短く済みます。歯のメンテナンスとしてクリーニングと一緒に6ヶ月に一度行っていただくことをお勧めします。
◇タッチアップ料金
- オフィスホワイトニング ¥ 10,000+ 消費税
- ホームホワイトニング ¥ 3,000+ 消費税