2015
10.20 【脂肪吸引の経過】完成までの経過一覧と経過を良くする方法
脂肪吸引をうけてから完成するまでの流れを前もってわかっておくと、脂肪吸引をうけることの不安がかなり軽くなると思いませんか?
脂肪吸引は手術をうけてすぐに完成するわけではなく、完成までは何ヶ月も時間がかかります。完成までの期間には色々な症状が出るので、事前にそれを知っておくと適切な手術時期を決めることができたり、心配しなくてもいいことで不安になることを避けることができます。
ここでは、脂肪吸引をうけてから完成までに起きる症状を説明していきます。そして、経過を良くするために自分でできることも紹介します。
これを読むと、安心して脂肪吸引をうけられるようになり、自分が脂肪吸引をうけるべき時期がわかるようになります。手術の申し込みをする前にぜひ読んでみてください。
1 脂肪吸引をうけてから完成までの経過
ここでは、脂肪吸引をうけてから完成の状態になるまでの経過を手術後の経過日数別に流れで説明していきます。以下の表をごらんください。
| 経過日数 | 症状 |
| 手術当日~1週間 | 痛みや腫れ、青あざが出る時期。脂肪吸引の効果が感じられず、いつも通りに過ごせない時期でもあるので誰でもストレスを感じる。 |
| 1週間~2週間 | 痛みや腫れ、青あざが改善してきたのは実感できるが、手術前より細くなったとはまだ思えず、本当に細くなれるのか不安がある時期。 |
| 2週間~3週間 | 痛みや腫れ、青あざが明らかに改善したのが実感できるようになり、普通に振る舞おうと努力すればなんとか今まで通りの生活が送れるようになってくる。日によってむくみを強く感じる日があったり調子が良い日があったりするが、このままいけば大丈夫と安心できるようになってくる時期。 |
| 3週間~1ヶ月 | 細くなったことが見た目でわかるようになってくる。脂肪吸引をうけた部分を触ると患部が硬くなっていてつっぱり感がある。 |
| 1ヶ月~2ヶ月 | 手術前より細くなっていることが明らかに実感できるようになり、患部の硬さとつっぱり感があることにも慣れてくる。手術前と同じように支障なく過ごせるようになってくる。 |
| 2ヶ月~3ヶ月 | 患部の硬さとつっぱり感が改善してきていることが実感でき、見た目もより自然で細くなったことに満足できるようになってくる時期。脂肪吸引をうけた部分の皮膚に色素沈着ができているのが手術前と違う点くらいで他に気になることはほとんどなくなってくる。 |
| 3ヶ月以降 | 傷跡も気にならなくなり、残っていた色素沈着も時間とともにうすくなって気になることがない状態になる。脂肪吸引をうけて細くなった新しい自分にも慣れ、完成の状態であることがしっかりわかるようになる時期。 |
このように、脂肪吸引をうけて完成の状態になるまでは早くても3ヶ月はかかります。経過には個人差もあるので早く完成する人もいれば、時間がかかる人もいますが、一般的な脂肪吸引の経過は上の表のような感じです。
2 部分別 脂肪吸引の経過の特徴
ここでは、脂肪吸引をうける部分別に見た脂肪吸引の経過の特徴について説明していきます。
顔の脂肪吸引の経過
痛みと腫れが出る期間は手術後約1週間。腫れがある期間は手術前より顔が大きくなったように感じることもある。脂肪吸引の効果がわかるようになるのは早くても2週間、遅くても1ヶ月すれば効果が実感できる。脂肪吸引の効果がわかるようになってきたころ、さわると患部が硬くなっているが、2,3ヶ月から6ヶ月で仕上がりの状態まで落ち着く。
【顔の脂肪吸引の経過の特徴】
- 手術後1週間は腫れ、むくみが出るのでマスクが手放せない
- 腫れが出ている期間は歯磨きや食事がしにくく感じる
- 手術後10日目で手術前に近い状態まで回復する
- 手術後3週間~1ヶ月で効果がわかるようになる
- 手術後6ヶ月までは脂肪を吸った部分をさわると硬い
- 仕上がりまでは早い人で3カ月、遅いと半年~1年要する
二の腕の脂肪吸引の経過
手術後、二の腕に痛みや腫れ、青あざが出る期間は約2週間。腫れや痛みがある期間は腕を上にあげにくいのでシャンプーがしにくいなど生活上の支障が出ることがある。手術後1ヶ月で細さを実感できるようになる。その後は二の腕に硬さや色素沈着が生じるが、2,3ヶ月~6ヶ月で仕上がりの状態になる。
【二の腕の脂肪吸引後の青あざ(術後2日目)】
【二の腕の脂肪吸引の経過の特徴】
- 手術後1週間までは手の甲までむくみが出ることが多い
- 手術後2週間まではいつもより腕をあげにくい
- 手術後1ヵ月経過すると誰でも細さを実感できる
- 手術後2,3ヶ月~6ヶ月までは腕に硬さや色素沈着が残っている
- 仕上がりまで2,3ヶ月を要する。人によっては半年から1年要することもある。
お腹の脂肪吸引の経過
手術後、痛みや腫れ、青あざが出る期間は1,2週間。痛みや腫れがある期間は腹筋を使う動作(椅子から立ち上がる、寝返りをするなど)がしにくい。手術後1ヶ月で細さを実感できるようになるが、さわるとお腹全体が硬くなっており、凹凸に見えることが多い。お腹の硬さや凹凸は3~6ヶ月で徐々に治っていく。
【お腹の脂肪吸引後の青あざ(術後5日目)】
【お腹の脂肪吸引の経過の特徴】
- 手術後1週間は寝返りや椅子から立ち上がるなどの動作がしにくい
- 手術後1週間は陰部までむくみが出ることがある
- 手術後1ヶ月で細さが実感できるようになる
- 手術後6ヶ月目まではお腹に硬さや凹凸ができる
- 仕上がりは早くても3カ月、人によっては半年から1年かかることもある
背中の脂肪吸引の経過
背中の脂肪吸引は脂肪吸引の中では手術後の経過が楽な部類です。手術後1週間でほぼ元通りの生活が送れるようになります。
【背中の脂肪吸引の経過の特徴】
- 手術後1週間でほぼ元通りの生活に戻れる
- 脂肪吸引の中では経過が早く、楽に過ごせる部分
- 仕上がりまでは約3ヶ月
では、背中の脂肪吸引が向いている人はどんな人であるか、背中の脂肪吸引のリスクについて説明をしています。背中の脂肪吸引を検討している人はぜひ読んでみてください。
太ももの脂肪吸引の経過
太ももの脂肪吸引は脂肪吸引の中で一番ダウンタイムが大変な部分です。手術後1週間は痛みや腫れによって手術前のようには歩きにくいことが多く、少し歩いただけで疲れをいつもより感じる人も多いです。そのかわり脂肪吸引の中で一番効果が大きいのも太ももの脂肪吸引です。
手術後1ヶ月で明らかに細くなったことがわかるようになります。さわると硬い感じや足のつっぱり感が2,3ヶ月目までつづきますが、生活に支障が出るほどではありません。仕上がりまでは3~6ヶ月の時間が必要です。
【太ももの脂肪吸引後の青あざ(術後2日目)】
【太ももの脂肪吸引の経過の特徴】
- 手術後1週間は痛みと腫れで歩くのがつらいことが多い
- 痛みのある期間はイスや便座に腰掛ける動作がしにくい
- 手術後1ヶ月で細さを実感できるようになる
- 手術後2,3ヶ月までは太ももを触ると硬い感じがある
- 仕上がりまで早くても3カ月はかかる。人によっては6ヶ月から1年かかることもある
ふくらはぎの脂肪吸引の経過
手術後の痛みや腫れは約2週間でおさまる。1ヵ月後には細さを実感できるようになっているが、細さがわかるようになってからもむくみが数ヶ月間つづくことがある。最終的に仕上がりの状態といえるようになるまでは3~6ヶ月の期間が必要。
【ふくらはぎの脂肪吸引後の青あざ、腫れ(術後5日目)】
【ふくらはぎの脂肪吸引の経過の特徴】
- 手術後1週間は足の甲までむくみが出ることが多い
- 手術後1ヶ月で細さが実感できるようになる
- 細さが実感できるようになっても、2,3ヶ月はふくらはぎにむくみが残っていることが多い
- 仕上がりまで早くても3ヶ月、人によっては半年から1年かかることもある
3 脂肪吸引の経過を良くするための方法
ここでは、脂肪吸引の経過を良くするためにできることを紹介していきます。脂肪吸引をうけて治るまでには時間も必要ですが、少しでも早く治していつも通りの生活を送れるようにするため、以下のことを実行してみてください。
手術後1ヶ月間は圧迫下着を使って24時間圧迫をつづける
顔と背中の脂肪吸引以外の脂肪吸引では、術後1ヶ月間は専用の圧迫下着を使って24時間圧迫をつづけてください。圧迫を行なう理由は、腫れやむくみを最小限におさえることができるので痛みが早く良くなるのと、手術によって薄くなった脂肪層をそのままの薄さで完成させて結果をより良くするためです。
圧迫をきちんと行なわないと腫れやむくみが長引くだけでなく、薄くなった脂肪層に繊維組織が入りこんでしまい、本来の細さが得られない状態で出来上がってしまうので脂肪吸引の効果がさがります。
圧迫力は強すぎると血行が悪くなって治りが遅くなり、圧迫力が弱いと圧迫の意味がありません。圧迫は適切な圧力でおこなう必要があります。したがって、圧迫下着は必ずクリニックから支給されたものを使うようにしてください。
自己判断で圧迫下着のサイズを選ばないようにしましょう。圧迫は24時間、1ヶ月間行ないます。以下に当院で行なっている術後の圧迫を画像で紹介します。
痛みは痛み止めを使って積極的にとりのぞく
脂肪吸引の経過を良くするために、痛みのある時期は痛み止めを積極的に使って痛みをとりのぞきましょう。痛み止めには飲み薬のほかに座薬やテープ式の痛み止めがあります。
飲み薬よりも座薬の方が痛み止めの効果が早く現れます。手術後間もない時期で痛みが強い場合は、座薬を処方してもらっているなら先に座薬を使うのがいいでしょう。飲み薬も座薬も5時間の間隔をあけて使うなら安全に使うことができます。
当院ではお腹や太ももなどの術後の痛みがつらい脂肪吸引ではテープ式の痛み止めを使っています。痛みを抑える効果は飲み薬や座薬よりもかなり強力です。副作用として吐き気や眠気などの症状がまれに出ることがあります。この痛み止めは効果が72時間持続するため、3日目に貼りかえると合計6日間は楽に過ごすことができます。
中には、『痛み止めに頼りたくない』と考える人や『痛み止めを使うと治るのが遅くなる』と信じている人がいます。痛み止めを使うと治りが遅くなることは絶対にありません。そして薬に頼りたくないからと痛み止めを使わずに痛みを我慢すると、安静にして過ごしてしまうのでかえって治りを遅くします。痛み止めを上手に使って痛みをコントロールすると、早く普通の生活に戻れるので経過を良くすることができます。
手術後2週間は水分とたんぱく質補給をしっかり行なう
外科手術をうけた後の2週間は、特に大切な回復期間です。回復を早めるために脂肪吸引後2週間は水分とたんぱく質をしっかり補給することが大切です。その理由を以下に示します。
脂肪吸引後に水分補給が必要な理由
- 外科手術後は体温が上がり、体の水分が蒸発して水分不足になる
- 術後は一時的に食欲不振になり、水分の補給量が少なくなる
- 患部に炎症がおきると熱感が出るので、冷却のためには水分が必要になる
- 組織の治癒を早めるため、回復期は体内で水分が材料として使われる
脂肪吸引後にたんぱく質補給が必要な理由
- 手術によって体内のたんぱく質が失われた状態になっている
- 手術で損傷をうけた組織を治すための材料としてたんぱく質がたくさん使われる
- たんぱく質が補給されない場合、筋肉が分解されてしまう。筋肉量が減ると基礎代謝が落ちて太りやすい体質になる
必要な たんぱく質の量は、体重50kgの人の場合で1日100g(体重×2グラム)です。この量を食事で補給しようとすると、たんぱく質の含有量が多い鶏のささみ肉でさえ1日500g弱を食べないといけない計算になります。
そこで、脂肪吸引後2週間はプロテインを飲むようにしましょう。プロテインはたんぱく質だけでなく、術後の体に必要なミネラルやビタミン類がバランスよく含まれています。プロテインは豆乳から作られたソイプロテインが吸収に時間がかかるので腹持ちがよく、カロリーも低いのでおすすめです。(引用:ザバス)
脂肪吸引後2週間のプロテインの飲み方
- 3時間ごとに1日5回飲む(例 7時、10時、13時、16時、寝る前)夕食は好きなものを食べても大丈夫
- プロテインを飲む時間帯は食事をとらない(プロテインで食事を代用している)
- 水で溶かして飲む(牛乳で溶かすと高カロリーになってしまう。それに、1日5回も牛乳を飲むと乳糖を分解できずに下痢になるおそれがあります)
- プロテインシェイカーを使うとプロテインドリンクを作りやすい
クリニックでアフターケアのトリートメントをうける
クリニックによっては、脂肪吸引後の経過を良くするためにアフターケアのトリートメントを行っているところがあります。当院では有料にはなりますが、CETによるトリートメントを希望者におこなっています。
CETは高周波の作用によって患部の血行が促進され、炎症が起きて血行が悪くなっている患部を改善させるので痛みをやわらげる、腫れや内出血を早くひかせる効果があります。トリートメントは手術後2また3日目と抜糸(5~7日目のどれか1日)の通院の時に受けている人が多いです。
アフターケアのトリートメントは痛みを和らげる、腫れを早くひかせるなどの術後の経過を良くする効果はありますが、仕上がりの結果をより良くする効果はありません。そのため、トリートメントを行なっていないクリニックのほうが多いのですが、それでも全く問題ありません。
【注意】
CETによるトリートメントは医療機関ではないサロンでも行っているところがあります。トリートメントの料金もクリニックより安価に設定されていることが多いため、魅力的に感じると思います。しかし、医療機関ではないサロンでアフターケアのトリートメントを受けるのは絶対に避けて下さい。
その理由は、サロンのスタッフは医学の専門知識や脂肪吸引のノウハウをもっていないからです。万一間違ったケアをして問題が起きてもサロンは責任のとりようがないわけですから、費用が安いからといってサロンでのケアは受けるべきではありません。サロンでケアを受けるくらいならトリートメントを受けないほうがましといえます。
腫れや青あざをよくするクリームを使う
脂肪吸引後の腫れや内出血は何もしなくても時間が経てば自然にきえてなくなるものですが、少しでも早く治したい人に有効なクリームがあります。
クリームを使えばすぐに腫れや青あざが消えてなくなるわけではりませんが、腫れが早くひくと痛みも早くなくなります。何もしないで時間が経つのを待つよりは使ってみてもいいのではないでしょうか。処方される予定がなくても、担当医に事前に相談すれば処方してくれる場合もあるのでカウンセリングの時に相談してみてください。
【使い方】
- 使用開始はシャワーを浴びれるようになってから
- シャワー後にクリームを2cmほど出して手のひらで広げた後に全体に伸ばして塗る(たくさん塗っても圧迫下着に吸収されるので少量で大丈夫です)
- 傷口にはクリームがつかないように注意する
脂肪吸引をうけて1ヶ月経過したらマッサージを開始する
脂肪吸引の経過を良くするために、脂肪吸引をうけて1ヶ月経過したらマッサージを開始しましょう。脂肪吸引をうけて2,3週間経過すると、触ると患部が硬い、つっぱり感があるなどの症状が出てきます。これらの症状は硬縮(こうしゅく)といって正常な経過の一症状です。
硬縮はなにもしなくても自然に治ります。しかし、マッサージをすると硬縮が早く治ることがわかっています。マッサージは自宅で自分で行なうことができ、費用もかからないので手術後1ヶ月経過したらマッサージをやってみてください。
【脂肪吸引後1ヶ月から行なうマッサージのやり方】
- 1日5~10分
- 硬い部分をほぐすようにゴリゴリとマッサージをする
- すべりを良くするために市販のマッサージクリームを使ってもOK
※※注意
脂肪吸引後にマッサージを行う場合は、必ず手術後1ヶ月経過してからにしてください。経過を早くしたいからと術後早期からマッサージをするのは良くありません。
その理由は、手術後は患部に炎症が起きていて触ると腫れや熱感、痛み、赤みなどの症状が出ています。炎症がある時期は患部の安静が大切です。また、術後1ヶ月間は患部を圧迫下着で圧迫することのほうが重要です。そのため、マッサージは脂肪吸引後1ヶ月からスタートしてください。
まとめ
脂肪吸引を受けて完成するまでは早くても3カ月の時間が必要です。完成までは痛みや腫れ、青あざが出る時期、むくみで細さが実感できない時期、細くなっていることが実感できても触ると硬さが残っている時期など、様々な症状がでます。
完成までの経過についての知識を事前に知っておくと心配しなくてもいいことで不安になることを避けることができます。しかし、知識があっても実際に自分の体に色々な症状が出ると『本当に良くなるのか・・・』と不安になることもあるかもしれません。
そんな時はぜひクリニックに足を運んで担当医の診察を受けて説明を受けるようにしてください。電話やメールの問い合わせだけでは解決できないケースもあります。多くの場合、何もしなくても良くなることが多いのですが、不安な時は一人で過ごすよりも担当医に診てもらうことで安心して経過を送ることができます。
クリニックによっては、手術を申し込むまでは丁寧な対応をしてくれるけれど、手術後に不安なことがあって問い合わせても『様子をみてください』と診察を引き受けたがらないところもあります。カウンセリングでは、手術後も心配なことがあった場合は診察の時間を作ってくれるかどうかも確認しておくようにしましょう。
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最後まで記事をお読み下さいまして、ありがとうございました。
東京美容外科では、脂肪吸引・豊胸だけでなく様々な治療を行っています。
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