四国八十八ヶ所札所情報

2006年02月25日

15番札所 薬王山 金色院 国分寺(やくおうざん こんじきいん こくぶんじ)

天平13年(741)に聖武天皇が天下泰平を祈願して建立した
全国66ヶ所の国分寺のひとつです
当時は寺領ニ町四方で七重大塔を備えた大寺院でした

重層入母屋造りの本堂には行基作の薬師如来が本尊として
納められています

本堂横の庭園は池泉鑑賞式の大庭園です
現在は荒廃しており復元されていませんが修景できれば
安土桃山時代を代表する古庭園として歴史的価値があります
一般公開はされていませんが 事前に連絡すれば見学
することができます

開 基 聖武天皇(勅願)
宗 派 曹洞宗
本 尊 薬師如来
真 言 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
御 詠 歌 薄く濃くわけわけ色を染めぬれば流転生死の秋の紅葉ば

15番 国分寺付近の地図

2006年02月24日

14番札所 盛寿山 延命院 常楽寺(せいじゅざん えんめいいん じょうらくじ)

弘仁6年(815)に弘法大師がこの地で修行し創建した寺です

弘法大師が修行中に化身した弥勒菩薩が多くの菩薩を従えて
現れ説法を行うのを目の当たりにして大師は霊木にその姿を
刻んで堂宇を建てて本尊とし後に大師の弟子の
真然・僧正・祈新(きしん)法師らによって伽藍が整備されました

本堂には四国霊場唯一の弥勒菩薩が奉られています
弥勒菩薩は釈迦入滅後、56億7千万年後にこの世に下生して
衆生を救済すると言われている未来仏です

本堂脇にある大きな櫟(くぬぎ)の木は「あららぎの霊木」
と呼ばれこれは弘法大師が糖尿に苦しむ老人に煎じて
飲ませたと伝えられている木であらゆる病気に霊験を発揮
すると言われています

境内の様子は他とかなり違っていて自然の大岩盤でできた
「流水岩の庭園」と呼ばれる岩盤が流れるように露出した
美しい景観を見せています

開 基 弘法大師
宗 派 高野山真言宗
本 尊 弥勒菩薩
真 言 おん まい たれいや そわか
御 詠 歌 常楽の岸にはいつか到らまし弘誓の船に乗り遅れずば

14番 常楽寺付近の地図

2006年02月23日

13番札所 大栗山 花蔵院 大日寺(おおぐりざん けぞういん だいにちじ)

鮎喰川を挟んだ対岸にある大師ヶ森で弘法大師が
護摩修法を行っている時に空から大日如来が
出現し「この地は霊地なり、心あらば一宇を建立せよ」
と告げられました。

大師は早速大日如来を刻み本尊として堂宇を建立し
安置しました。
この事に因み寺名も大日寺と定めました。

明治時代の神仏分離令によって一宮神社の別当寺だった大日寺へ
一宮神社の十一面観世音菩薩が移され本尊となっています。
大日如来は脇侍仏になっているそうです。

本堂には本尊の行基作の十一面観世音菩薩と大日如来像の
歴史的価値の高い二体が安置されています

5キロ程山中に入った所に奥の院 建治寺(こんちじ)が
あります ここは修験の祖とされる役行者小角
(えんのぎょうじゃおずぬ)がひらいた修行の地でもあります
弘法大師もここで荒行に励んだと言われています

開 基 弘法大師
宗 派 真言宗大覚寺派
本 尊 十一面観世音菩薩
真 言 おん まか きゃろにきゃ そわか
御 詠 歌 阿波の国一の宮とはゆうだすきかけて頼めやこの世のちの世

13番 大日寺付近の地図

2006年02月22日

12番札所 摩廬山 性寿院 焼山寺(まろざん しょうじゅいん しょうさんじ)

大宝年間に役行者小角(えんのぎょうじゃおづぬ)が
山を開き蔵王権現を奉ったのがこの寺の始まりでした

弘法大師がこの地に修行に訪れたとき杉の木の下で休んで
いると夢の中に阿弥陀様が現れて周囲の異変を告げた。
気がつくと周囲は火の海で大師が真言を唱えながら山を登ると
9合目あたりで大蛇が現れ大師を襲ってきました。

その時光と共に虚空蔵菩薩様が現れその力を借りて大蛇を
岩窟に封じ込めました。大師は自ら三面大黒天を彫り
岩窟の上に安置しました。それ以来天変地異は起こらなく
なったそうです。

本尊の虚空蔵菩薩を刻み焼け山の寺と寺名を定め
梵語で水輪を意味する摩廬山の山号をつけたということです

境内から約1キロの山頂に奥の院があります
参道途中に大蛇を閉じ込めた岩窟や大師が護摩をたいた
大岩などいくつのの見所があります

境内は樹齢約300年にも及ぶ杉の巨木が山門付近に40本
奥の院に到る山中に100本余り聳えたっています
これらは天然記念物に指定され焼山寺のシンボルです

開 基 役行者小角
宗 派 高野山真言宗
本 尊 虚空蔵菩薩
真 言 のうぼう あきゃしゃきゃらばや おん ありきゃまり ぼり そわか
御 詠 歌 後の世を思えば恭敬焼山寺死出や三途の難所ありとも

12番 焼山寺付近の地図

2006年02月21日

11番札所 金剛山 一乗院 藤井寺(こんごうざん いちじょういん ふじいでら)

弘法大師は現在の境内のある場所から山中へ入った所にある
八畳岩の上に護摩壇を築き17日間の修行をしました。
そして、境内に5色の藤を植えられました。

この事からこの寺の寺号は金剛山藤井寺となりました

本尊は弘法大師作の薬師如来で四国霊場最古の仏像
言われていて国宝に指定されています
現在は奥の院に安置されています
本堂に安置されているのは身替りの薬師如来です
また、本堂の天井に描かれている雲龍は
全面改修された昭和52年に描かれたもので地元出身の
林雲渓の作です 30畳ほどの大きさで迫力満点です

境内に入ってすぐ弘法大師お手植えの藤を見ることができます

開 基 弘法大師
宗 派 臨済宗妙心寺派
本 尊 薬師如来
真 言 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
御 詠 歌 色も香も無比中道の藤井寺真如の波のたたぬ日もなし

11番 藤井寺付近の地図