ワキガ・腋臭症

osmidrosis

    • 脇の汗が臭う(不快なくらい)
    • 肌着の脇の部分が黄ばむ
    • 耳垢がベタつく(軟耳垢)
    • 思春期に発現
    • 女性に多い
    • 月経時に増強
    • 家族に同症状の人がいる(遺伝性)
    • 夏に悪化

    ワキガは薬を飲んでも、塗っても改善しません。また、レーザーやボトックス治療でも有効なものはありません。わきが治療は基本的に手術となり、簡単に不快なワキの臭いを抑える事ができます。汗を出す組織を解剖学的に熟知した形成外科専門医による施術なので非常に効果的です。

    当院ではわきがは健康保険適応として治療しております。

    施術時間 90分
    施術後通院 1週間後に抜糸
    麻酔法 局所麻酔
    ダウンタイム 1〜2週間
    治療費 保険適応

    ワキガ(腋臭症-Osmidrosis)とは

    ワキガとはワキが一種独特の悪臭を放っていることをいい、医学的には「腋臭症(えきしゅうしょう)」と呼ばれています。ワキで気になってくるのは「多量の汗」と「汗臭さ」ではないでしょうか?汗の腺にはアポクリン汗腺とエクリン汗腺があります。アポクリン汗腺の分泌が過剰になると「ワキガ(腋臭症)」となり、エクリン汗腺の分泌が過剰になると「ワキ汗(多汗症)」になります。ワキガ(腋臭症)でない人にもアポクリン汗腺は存在しますが、ワキガの人はそうでない人に比べて数倍のアポクリン汗腺が存在します。

    ワキガ・腋臭症

    汗を分泌する腺組織にはアポクリン汗腺とエクリン汗腺という2種類の腺組織が存在します。ベタッとした臭いを放つ汗を分泌するのがアポクリン汗腺で、サラサラした汗を分泌するのがエクリン汗腺になります。それぞれの特徴は以下になります。

     

    アポクリン汗腺

    エクリン汗腺

    気になる事 臭いや黄ばみが気になるサラサラした汗が多量に出て気になる
    分布 わき、陰部、乳輪全身(手掌、足底、わきに多い)
    性状 乳様性透明水様性
    機能 性腺機能と考えられている体温調節
    発汗様式 精神性発汗温熱発汗

    非常に困ったことにワキガ(腋臭症)の方が自分の臭いに気づくことはまれで、周囲の人もその事実を伝えることが難しく、治療に至らないことが多くみられます。ワキガ(腋臭症)の臭いはアポクリン汗腺由来の汗に細菌が繁殖し、その分解産物として生ずる低級脂肪酸によると考えられています。また、ワキガ(腋臭症)は多汗を伴うことが多く、多汗による多湿も悪臭を増悪させます。

    腋臭症(ワキガ)の治療は手術が基本となり様々な方法がありますが、アポクリン汗腺を切除して数を減らすということに変わりはありません。アポクリン汗腺はワキの有毛部より一回り程広く存在すると考えられており、それらも十分切除できるよう手術をすることになります。ワキガ(腋臭症)の健康保険適応の手術としては単純切除法および剪除法(翻転法)がありますが、術後の傷を考えると剪除法が優れているでしょう。剪除法は腋窩に2〜3cmの切開線を入れることにより皮膚を反転し、アポクリン汗腺を露出して直視下に切除し減量することができます。ワキの太く深いシワに合わせて皮膚を切開するので、傷跡も気になることはありません。

    ワキガ(腋臭症)の治療に注射療法やレーザー療法などを推奨しているクリニックもありますが、基本的にはアポクリン汗腺の物理的減量を行わない限りワキガ(腋臭症)の改善は難しいと考えております。

    単純切除法 ワキの有毛部の皮膚を汗腺ごと切除する方法。効果的ですが傷跡が大きく目立ち、ひきつれやツッパリが残ることがあります。
    剪除法
    (翻転法)
    ワキの有毛部にある太く深いシワを選び、2〜3cmの切開線を1本入れ、皮膚を裏返して汗腺を切除する方法です。有毛部面積が広い場合は2本の切開線を入れることもあります。

    ワキガ・腋臭症治療、施術に関して

    施術概要 ワキガ治療の基本はアポクリン汗腺の減量にあります。外科的に皮膚を切り皮下に存在するアポクリン汗腺を取り除くことで臭いがなくなります。創はシワに紛れて分からなくなります。術後創部を1週間程の圧迫が必要になります。
    効果・効能 アポクリン汗腺がなくなることでワキガの臭いもなくなります。効果は永続的に続き、女性の場合脱毛効果も期待できます。
    施術時間 90分
    施術後通院 1週間後に抜糸
    麻酔法 局所麻酔
    ダウンタイム 1〜2週間
    腫れ わずかに起こることあり
    入浴 当日より脇下シャワー可

    その他の注意点

    ※ワキガ(腋臭症)治療により、内出血をおこすことがありますが、2〜3週間で自然吸収します。

    ※ワキガ(腋臭症)治療は、腕が多少腫れたりすることがあります。

    ※ワキガ(腋臭症)治療をしても、気にならない程度の臭いが残る事があります。

    ※1週間の圧迫を必要とし、術後は出来る限り二の腕はあまり動かさない必要があります。


    料金

    治療法3割負担1割負担
    剪除法(翻転法)保険適応
    病的でない場合保険適応外 \300,000+税

    ※医師が病的と判断した場合のみ、健康保険適応になります。診察時にご相談ください。

    この他に初診料3,000円+税、再診料1,500円+税がかかります。

    自費診療については、各種クレジットカードがご利用頂けます。

    腋臭症治療は下記に当てはまる方にお勧めです。

    • ワキの汗が多く気になる方。
    • ワキの臭いが気になる方。
    • 衣類や下着の汗染み(黄ばみ)が気になる方。
    • 家族、特に親がワキガの方。

    ワキガの人には以下の特徴があると言われています。

    • 白いシャツの脇の部分がいつも黄ばんでしまう。
    • 耳垢(みみあか)がベッタリとしている。

    上記みとめる方はワキガである可能性があります。一度御相談にいらして下さい。

    施術に関するQ&A

    手術後に運動制限などはありますか?
    手術後は基本的に1週間は腕をあまり動かさないようにして頂きます。アポクリン汗腺を切除することで皮膚が皮下組織より浮いてしまうため、圧着する必要があります。この1週間を安静に過ごせるかどうかで手術後の合併症の出現率が変わってきます。
    麻酔などはどうしていますか?
    手術をする際には必ず局所麻酔(注射)を施します。
    痛みに弱い方や手術に対する恐怖心をお持ちの方の場合は静脈麻酔などを併用することもあります。局所麻酔は注射針を打つ時の多少の痛みはありますが、基本的に無痛となりますので御安心して受けて頂けます。
    1回の手術で完全に臭いはなくなりますか?
    切除術の場合は一度の治療でかなりの臭いがなくなります。ただし、完全にゼロになる訳ではありあせんので、汗をかいたまま放置したり、寝てしまった場合は多少の臭いを生じる可能性があります。 エチケット程度のアフターケアで十分臭いを感じなくなります。
    健康保険で治療は出来ますか?
    病的と診断される「腋臭症(ワキガ)」は当然健康保険が適応になります。
    医学的に病的でないと判断した場合は自費診療となる場合もあります。
    ボツリヌス菌などの注射では治療できませんか?
    多汗による汗臭もあるので、ワキボトックスが有効なこともあります。
    腋臭症(ワキガ)も多汗による湿潤環境が原因で臭いが強く出ることもあるため、ボトックス注射により多少の改善は期待できます。
    手術後シャワーなど入浴はいつから可能ですか?
    胸下シャワーであれば翌日から可能です。また、脇を閉めたままであれば洗髪も可能です。1週間後に抜糸をした後は入浴制限はありません。

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