3.3ストーリーその3
エスティニアンの意識がいまだ戻らないため
アルフィノらはフォルタン家へと戻り、休息を取ることに。
エドモン・ド・フォルタン伯爵
おぉ、無事であったか!
アルフィノ
どうにか命拾いしました…。
我らが英雄の力が、邪竜を退けたのです。
そして最後は、亡き友たちに託された想いに助けられました。
フォルタン伯爵に休息をすすめられるが、
エスティニアンの容体が気になるアルフィノは再び神殿騎士団本部へ行ってしまう。
急に昔話を始めるアイメリク。
アイメリク
私がエスティニアンと友人になったのは、かれこれ10年前のことになる…。
ヤツと私は、神殿騎士団の同期でね。
私は入団当時から、エスティニアンの名前程度は覚えていたが、
孤高の存在だった彼にとって、私など眼中になかった。
ある哨戒任務の最中に、大型ドラゴンの奇襲を受け、
たったふたりの生還者になるという経験をしていなければ、
果たして友になっていたかどうか…。
アイメリク
とにかく、当時のエスティニアンにとって、
故郷を壊滅させた邪竜への復讐だけが、すべてだったのだ。
両親と弟を殺した報復だけがね…。
その弟に、どこか面影でも似ていたのだろうな。
アルフィノ殿には、特別な期待を寄せていたように思う。
アルフィノ殿にとっても、常に本音を口にするエスティニアンは、
兄のように映ったのではないだろうか。
フフ…かく言う私も、ヤツの不器用さに救われたことがあるので、わかるのだよ。
だからこそ、私はエスティニアンには…
伝令が飛び込んできてエスティニアンの容態に変化があったことを告げる。
アルフィノ
う…うぅ…エスティニアン殿…。
エスティニアン
もう泣くのはよせ、耳障りだ。
アルフィノ
す、すまない。
エスティニアン殿の無事を実感した途端、安堵の気持ちを抑えきれず…。
アイメリク
憎まれ口もほどほどにしろよ、エスティニアン。
アルフィノ殿と英雄殿が、お前の帰還を信じて、
行動してくれなければ、この状況にはなっていなかったのだから。
エスティニアン
わかっているさ。
ありがとうよ、アルフィノ…そして、相棒よ…。
聖竜フレースヴェルグの力を借りて、邪竜を倒すとは…
それでこそ、同時代に生まれた、もうひとりの蒼の竜騎士だ。
アイメリク
許してくれ、エスティニアン…。
私は、私自身の判断で、友であるお前に弓を引きさえした。
何と詫びればいいのか…。
エスティニアン
よせよ、アイメリク。
イシュガルドの民を守るための決断だろう?
常に冷静に大局を見て判断できる奴だからこそ、
俺はお前を信じて、これまで背中を預けてきたんだ。
何より俺自身、助かるだなんて思いもせず、
邪竜を道連れにすることしか考えていなかったんだしな。
だから、どこかの坊ちゃんみたいにメソメソするのはナシだぜ。
アルフィノ
エ、エスティニアン殿!
エスティニアン
ニーズヘッグに身体を奪われてからも、おぼろげながら意識はあったんだ。
そこで感じたのは、邪竜の果てしなく暗い感情だった。
半身のように感じていた妹、ラタトスクを人に殺された、
深い悲しみと絶望…そして、止めどなく溢れる怨恨…。
そいつはまるで、鏡写しにした俺の心のようだった。
両親と弟をニーズヘッグに殺され、復讐だけをよりどころに、
竜を狩り続ける道を選んだ、俺自身のな…。
ただ、ヤツと俺には、決定的な違いがあった。
こんな俺にも、師匠や友人、仲間ができたんだ。
ときに支え、諫め、導いてくれる大切な存在がな…。
エスティニアン
だが、ニーズヘッグを止める者はいなかった。
それだけの違い…ほんの僅かだが、果てしなく大きな差だ。
ヤツは、ある意味で孤独だったのさ。
邪竜の影は払われ、雲海に散った…。
念願の復讐を果たしたわけだが、俺の心は晴れちゃいない。
ただあるのは、すべての死を悼む心だけ…。
今日で、竜狩りは終いだ…。
教皇代行さんよ、蒼の竜騎士の称号は返上させてもらうぜ…。
アイメリク
エスティニアン…。
雲廊における、邪竜の影との激戦からしばらくして
アイメリク卿は教皇代行として、ひとつの決断を下した。
千年に渡り、歴代の教皇が受け継いできた王権を放棄し、
共和制への移行を宣言したのである。
以後、イシュガルドの政治は貴族から選出された貴族院と
平民から選出された庶民院の議員たちが担うこととなる。
政教分離を行いながらも貴族と平民の両者を立てた改革案は
事前の根回しの甲斐あって、大きな混乱なく受け入れられた。
そんな貴族院、初代議長に選出されたのは共和制移行宣言と同時に
教皇代理から退いたボーレル子爵こと、アイメリク卿であった。
当初、アイメリク卿は議長就任を強く拒否していたが
意外なことにデュランデル伯爵が熱心に説得し承諾させたのだった。
変革の風が、穏やかに吹き始めていたのである。
後日行われた議長就任式典には
竜までもが招かれ、新たな皇都の門出に相応しいものとなった。
人々は、白竜の背に乗り、蒼天の空を舞うアイメリク卿を見て
竜を駆る「新時代の蒼の竜騎士」と呼び称賛したのだった。
かくして、最期の咆哮は雲の波間に消え
融和の竜詩が、新たに紡がれることとなったのである。
フォルタン伯爵の回顧録『蒼天のイシュガルド』
終章「最期の咆哮」より抜粋
アイメリク
雲海をぼんやり眺めて、物思いにふけっていたところに、
竜の背に乗る君の姿が見えてね…。
勝手に出迎えさせてもらった。
いや、深刻な悩みではないよ。
教皇代理という重すぎる肩書きを、ようやく外せたと思ったのに、
貴族院議長に押し挙げられた我が身を、嘆いていただけさ。
英雄と持てはやされ、難題の解決迫られてきた君の気持が、
少しだけわかったような気がするよ…。
根幹となる神話が崩壊したにもかかわらず、
貴族制度を維持して、二院制を採用した私を軽蔑するかい?
しかも、その頭目として、ふたたび政権に参加するなんて…。
アイメリク
いや…こんなことを君に聞くのは卑怯だな…。
だが、人はすぐには変われない。
そのことを学んだからこそ、私はこの道を選んだのだ。
人と竜との関係同様、皇都も少しずつ変えていく必要がある。
子や孫たちの世代が、より良い選択肢を選ぶことができるよう、
私たちが道筋を作らなければ…。
散っていった者たちに、恥じることがないようにな。
3.3にしてイシュガルドのストーリーが綺麗に終わってしまったような…
竜の眼が投げ捨てられた雲海を見つめる闇の戦士。
この展開に繋げたいがために竜の眼を捨てさせたのだろう。
このせいでアイメリクは「雲海に投げろ」とアホな台詞を言わせられ
冒険者とアルフィノは考えなしに竜の眼を捨てるという間抜けな行動を取らせられた。
FF14のストーリー展開はこういうのが多くて嫌になる。
闇の戦士
了解だ、ブランヘルツ。
もう退いてくれて構わない。
いつものところで落ち合おう。
アシエン・エリディプス
どうやら事は予定通りに運んでいるようだな?
闇の戦士
あぁ、問題ない。
ウロチョロと五月蠅い、ネズミ以外はな…。
闇の戦士とアシエンをつけていたアリゼーだったが
相手には気づかれており、襲われそうになったところをサンクレッドに助けられる。
なんだか申し訳程度に活躍の場を与えられている気がする。
闇の戦士
チッ…あの野郎…。
アシエン・エリディプス
放っておくがいい。
我々は、我々の使命を果たすだけなのだからな…。