ソイエを使った正直な感想

【Soie(ソイエ)】

【脱毛器への憧れ】

女性なら多かれ少なかれ誰もが悩むのがムダ毛のことだと思います。私も、10代のころから広範囲に生えてくる濃い毛に悩まされていました。ワキや脚、腕はもちろん、背中やお腹にまで生えてくる毛。毎日その処理に追われていました。

特に夏であれば肌の露出も増えますし、気が抜けません。10代の頃はお金もあまりないので、市販のゼリーの除毛剤を使ったり、シェーバーを使ったり、毛抜きなどを使って抜いたりと、地道に処理していくしかありませんでした。

しかし毛の生えてくるスピードはとても速く、例えばワキを朝にシェーバーなどで剃ったとしても、夕方には少し生えてしまっていて、黒っぽくなってしまっているのです。よく毛深い男性が夕方にはもうヒゲが生えてきていたりしていて、それを笑われたりすることがありますが、他人事とは思えませんでした(笑)

とにかく毛が太く濃いので、ワキを毛抜きで抜くと血がにじんできたり。しかも量も多いので、毎回1~2時間は時間がかかっていました。根気の必要な作業なので、毎回終わったあとにはげんなりと疲れます。

そんな調子なので、どうにか毛の処理をラクに出来ないかと思っていました。そんな時、電化製品量販店で「家庭用脱毛器」の存在を知りました。「これがあれば多少は楽になるかもしれない。だけど高いんだな」アルバイトもできなかった10代の頃。1万円ちょっとの脱毛器も私には買えず、憧れはつのりました。

【ソイエを購入】

家庭用脱毛器を手に入れたくてしかたなかった私でしたが、ひょんなことから手に入れることができたのです。それは、近所の電気店の閉店セールでした。「在庫処分」で、ソイエを安く買うことができたのです。数千円になっていたので、買うことができました。

ちなみに、他のメーカーものは、スタイリッシュではありますが、いまいちピンと来ず、迷わずソイにしました。もちろん機能も重視しなくてはなりませんが、日々使用するものなので見た目のデザインも大切だという思いは、今でも変わらない私のポリシーです(笑)

本体のカラーは3色ほどあった気がするのですが(オレンジ・グリーン・ブルー)、元気が出そうな暖色系のオレンジに決めました。家に帰りさっそく箱を開けて中身を確認。本体のほか、電源アダプタと説明書、掃除用の小さいブラシと、収納用のビニールメッシュ製のソフトケースが入っていました。

本体についているヘッド部分は、大量の毛抜きがついている感じになっていて(「ディスク」と言うようです)、それらが回転して毛を根元から抜いていく仕組みになっています。ヘッドは2種類ついており、ひとつは「アシ・ウデ用ヘッド」、もうひとつは「ワキ用ヘッド」です。

アシ・ウデ用ヘッドがメインですが、ワキ用ヘッドはディスクの範囲がアシ・ウデ用に比べて狭くなっており、ワキのような狭い場所でも使いやすくなっています。またワキ用ヘッドは、ビキニラインに使用することもできます。そしてヘッドには「やわ肌ガード」という金属パーツが着いていて、肌が巻き込まれたりしない仕組みになっています。

【仕様・下準備】

ヘッド部分にはまだ秘密があります。ヘッド部は使用時に左右に動く仕組みになっており、この動きによってよりスピーディーに、短い毛も逃さずに効率よく脱毛ができるようになっています。

そしてウデ用ヘッドとワキ用ヘッドは、本体からワンタッチで取り外すことができるので、交換もらくちんで使いやすい仕組みになっています。さらに、電源アダプタは、別売りのプラグアダプタを使用すれば海外でも使用できます。

コードの長さも1.8メートルと充分な長さで、使うときに不便な思いをせずに済みます。ソフトケースも付属しており、このケースに本体やアダプタなどが全て収まるので、持ち運びにも便利です。さて、さっそく使ってみたいのですが、そのとき季節は冬でした。

寒い季節に服を脱いで脱毛するのは気が引けますが、どうしても試してみたくて挑戦してみることにしました。ところが、説明書を見てみると「ご使用の前に、毛が長い場合はカットしてからお使いください。脱毛しやすくなり、痛みも軽減されます」と書いてありました。

つまり、伸ばしっぱなしの状態の毛では脱毛がしづらいとのこと。あらかじめ使用する3~5日前に、シェーバーなどで毛を剃っておき、脚・腕なら3~5ミリ、ワキやビキニラインであれば1~2ミリ程度に整えてから使用するとよいようです。

ちなみに「脚・腕の場合はハサミでカットするとよいでしょう」と書いてありましたが、さすがに大変そうな気がしたので、まずはシェーバーで腕や脚などの毛を剃って、数日待ってからトライすることにしました。2回目以降は1~2週間に1回の割合で使用していく必要があります。

【使用上の注意点】

毛を剃り、適した長さになるまで数日待ちました。さっそく試してみます。まずは、痛みが少なそうでやりやすい場所の腕から試してみました。

お風呂上りの清潔なときに使用するのがおすすめとのことで、お風呂上りに使用することにしました。このとき、お肌の水分はしっかりふき取っておく必要があり、ローションやパウダーなどもつけずに素肌で使用します。

本体に電源アダプタを差し込み、電源を入れて使用します。ちなみに電源アダプタの金属部分は収納できるようになっていて、旅行などへの持ち運びの際に便利な仕様になっています。

ちなみに抜いた毛がこぼれるので、紙などを敷いた上で使用していきます。私はいらないチラシを床に敷き、その上に座って使用することにしました。ヘッド部分を肌に対して直角に当て、毛流れに逆らってゆっくりと動かして使用していきます。

「ウィィィィィン・・・」「こ、これは・・・。そこそこ痛い・・・」当たり前のことなのですが、大量の毛抜きで複数の毛を一気に抜いていくのと同じことですから、そこそこ痛いのです。

説明書によると、初めて使用する人は毛の量も多いので痛くなりがちだそうです。2回目以降は毛が減るので、痛みは軽減されますが、もちろん痛さには個人差があるとのこと。私の場合はまあ我慢できないというほどではなかったので、腕に関してはそのまま継続して抜いていきました。

ただ、初めて使用する場合は2~3日にわけて、無理なく少しずつ使用していくのが良いです。また、妊娠中や体調の優れないときなどは、肌が敏感になっていたり、痛みを強く感じたりするので、使用を避けましょう。

【腕】

じわじわとした痛みを感じつつも、ひじ下の腕部分を脱毛していきました。今まで腕部分は、広範囲なので市販のゼリータイプ除毛剤を使用して脱毛することが多かったです。ゼリータイプの除毛剤は、ゼリーを塗るためのヘラや毛をはがすためのシートを再利用するため使用後に水洗いしなければならず、後片付けが意外と面倒でした。

一方、脱毛器ならそのような手間もなく、気楽に脱毛することができました。ひじ下を終えたらひじ上(二の腕)部分にうつります。ところが、私の場合、二の腕部分は毛が薄め・細めなので、脱毛器がうまく毛をつかめないためか、根元から抜けておらず途中から切れてしまっている毛が多い気がしました。

しかも毛が生える範囲が広い上、腕をひねらないとやりづらい場所でもあるので、二の腕には不向きでした。腕は、片腕あたり数分(10分以内くらい)で終えることができます。毛が生えている場所によっては腕をねじりながらやらなくてはいけないので、ちょっと大変かもしれません。

また、全てのパーツに共通することですが、手を使って肌をピンと張った状態でするとやりやすく、毛も抜けやすくなります。それから、抜けた毛がけっこう肌の上に落ちていたりしますので、終わったあとは軽くはらっておきましょう(笑)必ずいらないチラシなどをひいた上でやることをおすすめします。

終えたあとの肌は、少しジンジンする感じが残っています。気になる場合は、冷やしたタオルなどで冷やしておくといいと思います。また、脱毛後の肌は毛穴が開いている状態です。ローションなどを塗ったりはせず、そのままにしておきましょう。

【脚】

続いては、脚をしてみました。脚は範囲の広いパーツなので、スピーディーに脱毛できるに越したことはありません。まずはひざ下からやってみました。腕よりもしっかりした毛が生えているので、痛みもしっかりありますが、毛が抜けるのも実感しやすいです。

ふくらはぎ側は、手を使って皮膚をのばしてやらないと、少しやりづらいです。ちなみに本体には「soft」と「normal」の切り替えがあり、お好みのディスク回転スピードで脱毛することができます。「normal」だと、ノーマルでありながらかなり回転が速くなるので、はじめのうちは「soft」で慣れていくのがいいと思います。

また、本体稼動時は音がします。そんなにやかましい稼動音ではありませんが、気になる方は夜中には使わないほうがいいかもしれません。

ひざ下の次は、ひざ周辺をやってみます。ひざ辺りは皮膚をのばすために、脚を曲げてやるのがやりやすくて良いです。骨があり複雑な形をしているので、ソイエのみで完璧に毛を抜くのは難しい場所だと思います。シェーバーなどを併用したほうがいいかもしれません。また、本体とひざの骨があたりやすく、そのために少し痛いかも・・・。

ひざの次はふとももですが、太ももは、これまた毛が細く、毛の生えている範囲も広い場所なので、私にとっては効率が悪く、やりづらい場所でした。特に、ひざの裏側や太ももの裏を脱毛するのは至難の技です(笑)やはりこの辺りもシェーバーなどを併用をすることにしました。

脚の所要時間は片脚あたり、十数分といったところでしょうか。脚は毛の範囲が多いので、毛が本体内部にたくさん付いてしまいます。使用後は付属のブラシでまめに掃除をしましょう。

【ワキ】

ヘッド部分を「ワキ用」に取り替えます。「アシ・ウデ用」はディスク部分が広めなので、狭いワキを脱毛する場合、皮膚をはさんでしまう恐れがあります。めんどうがらずに、ヘッドはきちんと取り替えるようにしましょう。

ワキ部分は皮膚がたるみがちなので、腕を上方にグッとのばしつつ、しっかりと手で引っ張りながらすることが必要です。やはり痛みが強い場所ですが、皮膚をなるべくのばすように心がけることで、痛みは軽減されます。皮膚がたるんでいると、痛みは増します。

今までワキは地道に毛抜きで1本ずつ抜いていましたが、同じ「抜く」作業にもかかわらず、うそのようにスピーディーにすることができ、うれしく思いました。最後の数本になってくると、そこに的をしぼってヘッドを当てて抜くのは手間がかかってしまうので、数本の残りであれば毛抜きを使って仕上げておくのがいいでしょう。

ワキは、片方5分以内くらいで終了しました。私の場合はワキの毛がかなりしっかりしたものなので、終えたあとに、数ヶ所の毛穴から血がにじんでいたりしました。毛抜きのときでもそのようなことはありましたので、それほど気に留めませんでしたが(笑)

ちなみにワキ用ヘッドでビキニラインもできますが、私の場合は必要ないと思い試していません。全身の脱毛を終え皮膚を観察してみると、やはり少し赤みを増しており、毛穴に刺激があったようでした。なるべく肌を冷やすようにして、何も塗ったりせずに落ち着かせるようにしました。

本体は、やわ肌ガードのフレームをはずして、付属のブラシで掃除をしておきました。翌日には肌は落ち着き、毛のないスベスベの肌になりました。

【ワキに異変】

ソイエは毛を抜くタイプなので、剃るのに比べれば効果は長持ちします。しかも剃ったときのように肌の表面に毛の断面が残るわけではないので、手触りもスベスベで気持ちがよいです。後片付けも簡単なので、その後、ゼリータイプの除毛剤は使わなくなりました。

しばらくすると、次の毛が生えてきます。今度は毛の量は最初に使ったときよりも少なくなるので、痛みも作業の範囲も少なくなり、楽になります。夏がやってくると、いよいよソイエの出番も増えてきます。大活躍しました。

毛を抜くことで、次に生えてくる毛の量も減るので、シェーバーを使って剃る場合の処理も楽になりました。所除に慣れてきて、「normal」モードを使い、素早く脱毛できるようにもなりました。ただ、夏に行うときは涼しい部屋でやったほうがいいです。

汗をかいてきて、脱毛がしづらくなってしまいます。特にワキは汗をかきやすいので、ヘッドが汚れてしまいます。そして、汗をかくと、毛をはさみにくくなるためか、はかどらない気がします。うちは冷房をあまり使わない家なのでそんな調子でしたが、普通に冷房の効いた部屋で行うぶんには問題はないと思います。

しかし、ワンシーズンは調子よく快適に使用していたのですが、徐々にトラブルの影も現れてきました。次のシーズンがやってきたときから、慣れが災いしてか、こんなトラブルを起こしてしまいました。ワキをしていたときに、肌をよくのばさず使ってしまい、ディスクに皮膚をはさみこんでしまったことがありました。

その時はとても痛かったのですが、痛いだけで特に異常も感じられなかったので、そのままにして使用を続けていました。すると、私のワキにある変化が・・・

【トラブル発生】

ふと自分のワキを鏡で見たとき、皮膚の一部に色素沈着(シミ)を起こしているのを発見したのです。ちょうど、脱毛器ではさんでしまったところのようでした。それに、なんとなく全体的にワキの皮膚の色がくすんできているような気もしました。

あちゃー・・・とは思いましたが、毛を引き抜くタイプを使っている以上多少のトラブルは仕方ない。そのうち自然に治るだろうと思っていました。しかし、一向に薄くなる気配もなく、ついに皮膚科へ行く決心をしたのです。

皮膚科医によると、やはりさまれたことで皮膚がダメージを受け、それがきっかけで色素沈着になってしまったのだろうとのこと。塗り薬をもらい、それをしばらく塗り続けることで肌は落ち着き、そのうち色素沈着はじょじょに消えていきました。けれども、ワキ全体がぼんやりしたくすんだ状態は相変わらずでした。

それでもソイエの便利さに負け、変わらずソイエを使っていました。やはり、シェーバーで剃って処理するよりも、ソイエで抜いて処理するほうが仕上がりもキレイだし、肌の手触りもよいので、手放せなくなっていました。

しかしそれが仇となり、さらなるトラブルを起こしてしまったのです。今度は脚でした。ひざ下の毛穴に、赤いプツプツとした斑点ができてきているような。日々見ている脚なので気づきにくいのですが、いつの間にか斑点ができていて、徐々にはっきりと出てきていました。

毛を処理した状態だと、斑点はかなり目立つ状態です。だけど私は「今さらもういいや」と、何故かヤケになっていて、スルーしていました。今までムダ毛処理には苦労してきていたので、脱毛器の便利さを手放したくなかったのです。

【トラブル続々と】

前回のトラブルをスルーしていた私ですが、ついに見過ごせないほどのトラブルがやってきてしまいました。ひじから下の腕部分が、「鳥肌」状態になってしまったのです。通常、脱毛後の肌は落ち着けばスベスベになっています。

しかしあるときから、鳥肌が立ったときのように、肌の表面にわずかな凹凸ができたまま、元にもどらなくなってしまったのです。日にちが経っても、クリームなどを塗っても、何があっても凹凸はそのままでした。まるで、毛が抜かれるときに皮膚ごと毛穴がひっくり返ってしまい、そのまま戻らなくなってしまったかのようでした。

こればかりは、さすがにスルーできません。皮膚科に行き、症状を見てもらいました。ついでに、ひざ下なども見てもらいました。ひざ下の赤い斑点は、クリームなどを塗ってケアしていましたが、まったく治る気配はなかったのです。

医師の見解は、やはり脱毛器の使用による皮膚への負担・ダメージの蓄積で、赤い斑点ができたり鳥肌になってしまったりしたとのことでした。特に私の場合はむだ毛が多く、生えてくるスピードも速いので日々使う頻度が多く、肌への負担が大きかったのでしょう。塗り薬を処方してもらい、地道に治すことにしました。

塗り薬がなくなる頃には鳥肌はましにはなり、そのうち元のような正常な肌に戻りました。しかし、脚の斑点のほうはその後も長く残り続け、完全に治ったといえる状態になるまでには、1年はかかりました。もちろん、ソイエの使用はそれ以来きっぱりと止めました。

【まとめ】

皮膚のトラブルにより、強制的にやめなければいけない形になってしまいました。その後、社会人になって金銭的に余裕のできた私はエステに通うことにし、半永久的にムダ毛を減らすことに成功しました。

エステで処理してもらうことで、ワキのくすみもいつの間にかなくなり、色素沈着の痕も完全に消え、きれいなワキになりました。脚の斑点が治ったのも同じ理由で、エステのおかげかもしれません。今にして思えば、仕方がないとはいえ、相当皮膚に負担を強いていたと思います。

私の場合はトラブルを招いてしまいましたが、毛の生え具合や皮膚の質によっては、調子良く使用を続けられる人もいると思います。刺激に弱いような、皮膚の弱い人には向かないと思います。説明書にも、私のような症状(鳥肌など)がでる可能性はあり、治らない場合は医師に相談をと解説されていました。肌のトラブルは誰にでも起こりうることなのです。

ソイエを使っていたことを後悔しているかというと、そうでもありません。手作業で脱毛をするよりも速く処理ができて、その点はとても便利でした。ずっと毛抜きとゼリー除毛剤を使っていたとしたら、面倒さのあまり精神的に疲れてしまって、精根尽き果てていたと思います。

肌のトラブルは出てしまったものの、救われた気持ちに変わりはありません。これから購入を考えている人は、自分の肌と相談をし、リスクを知った上で便利に使っていってほしいと思います。