くにまりです。今回は、「話が伝わる!アナウンスのコツ」ということで、自分の声を動画に入れたりするときに気をつけたいポイント等について書いていきたいと思います。

実を言うと、自分は現役高校放送部員です。今度の6月で引退してしまうのですが、そこで学んできたことをここに残せたら、と思って筆を執った次第です。どうぞ宜しくお願いします。

第1回は「声を出すキホン」ということで、実際に話すときのポイントではなく、「話すための体づくり」方面に焦点を当てていきます。

声を出すキホン

まずは発声時のキホンができていないと、上手く喋ることができません。

声を出すとき、私たちは「息を肺から送り出す」→「声帯を振動させる」→「体内の空洞で共鳴させる」→「口の形で音が変化し、言葉になる」という流れをとります。

一番初めの「息を肺から送り出す」がしっかりできていることが良い声の元となります。これを鍛えるために、何を持ってくるかわかりますね?そう、腹筋腹式呼吸です。

①腹式呼吸を身につける

腹式呼吸腹式呼吸いうとるけど何やねん!って感じの方が多いと思いますので、誰でも簡単にできる腹式呼吸のやり方をお教えします。

まずは椅子に浅く腰掛けます。背筋をピンと伸ばして、リラックスします。両手を脇腹に添え、手で腹筋のあたりを触るようにします。これで腹式呼吸ができているかを確認。

楽な姿勢でこのポーズができたら、次にこの手順通りに呼吸してみましょう。

  1. お腹をへこませて、口を大きく開けて、息を吐いていく。「ハー」という感じ。
  2. ある程度吐けたら、口をすぼませて「フッフッフッフッ」という感じにどんどん吐く。
  3. 最後に「フー」という感じに、肺の中の空気をすべて出し切る。極限まで出す。
  4. 今度はお腹を膨らませながら、鼻から息を吸う。口は使わない。

「ハー(息を吐く)」→「フッフッフッフッ(息を吐く)」→「フー(息を極限まで吐く)」→「鼻から吸う」のこれを1セットとします。

慣れない場合は息を吐くのを6秒、息を吸うのを3秒ペースで取り組むと良いです。慣れてきたならば、10秒5秒。さらに15秒7秒、という感じに、ゆっくり長く出来るようにしていきましょう。

これが長くできると、話すときに吐きだす空気の量が多くなって、一回の呼吸で長いセリフを喋ることができるようになります。頑張ってトレーニングしていきましょう。

②腹筋を鍛える

運動系の部活に入っている人なら、腹筋が鍛えられていて腹式呼吸をすることはコツさえつかめば容易だと思います。(実際、自分も中学時代は水泳部だったので、腹筋は毎日鍛えていました)しかし、今の今まで腹筋を鍛えたことがない!という方も多いと思われます。

そこで、より効果的な腹筋トレーニングを紹介します。

多分、腹筋というと色んな人が思い浮かべるのが「背中を床につけて肘を膝につける」動作を思い浮かべると思います。(体力テストの上体起こしみたいな)

こういうの

絶対やっちゃダメです!!!

腰をやらかします。ギックリ腰になってしまいます。ただでさえ座りっぱなしの作業が多いPの皆さんがこの腹筋を続けたら、1ヶ月もしないうちに腰が崩壊します。

もし部活やサークルなどでこのような腹筋トレーニングをさせているところがあったら、今すぐにやめさせてください。自分は中学時代にこの腹筋を何年かやっていたので、腰を痛めたと思います。幸い、外部コーチの方が来て正しい腹筋の方法を教えてもらったのでどうにかなりましたが、あれを続けていたらと思うと……

それで、正しい腹筋の方法はというと……

このように椅子に足を掛けて90度に曲げる体勢で行う腹筋のことを、「クランチ」といいます。腰を浮かさずに、背中を丸めるように、お腹を見つめるような格好になります。

ポイントは、体を上げすぎないこと。写真ぐらいの上げ幅で十分です。でも、腹筋にはかなりの力が掛かっている、と感じることができます。

これぐらいの上げ幅で十分!

具体的に、

  1. まずは腹筋に力を入れるように、息を吐きながら体をゆっくりと上げていきます。
  2. この上がった状態で、5秒間キープします。
  3. 最後にゆっくりとおろします。

これを10回行うと良いでしょう。

③体幹を鍛える

先程の腹筋を鍛えるのと同時に、体幹も一緒にトレーニングしていきましょう。

体幹を鍛えることにより、体の土台をしっかりと作ることができ、より安定した声を出せるようになります。

やり方間違ってるかもしれないからググって正しいやり方調べてね!

この体幹トレーニングをブランクといいます。

このように、肘を90度に曲げ、体を一直線になるように起こした状態をキープします。はじめは15秒キープ。慣れてきたら30秒キープ……というように伸ばしていきましょう。

④キホンの発声練習

上記のトレーニングと並列して、以下の発声練習も取り入れていきましょう。(筆者の声が流れます。お気をつけください)

ロングトーン

腹式呼吸を使い、「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」を15秒ぐらいキープします。ポイントは

  • 声が揺れないようにすること
  • 最初から最後まで同じ大きさで発声すること(小さくならない)

です。アナウンスの際に、文の中で音量が変わったりせず、安定した声で喋れるようになります。

ショートトーン

腹式呼吸を使い、「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」と短く声を出します。スタッカートみたいな感じ。

これも同じように、声を揺らさず、音量も小さくならないようにしましょう。これは発声の始まりに、声を安定させるためのトレーニングです。

あえいうえおあお

(音声はあえいうえおあお、かけきくけこかこまでです)

よく演劇部員がやってるアレです。「あえいうえおあお」、母音で「aeiueoao」を書く子音分繰り返します。一応慣れていない方のために原稿を下に書いておきます。

あえいうえおあお かけきくけこかこ

させしすせそさそ たてちつてとたと

なねにぬねのなの はへひふへほはほ

まめみむめもまも やえいうえよやよ

られりるれろらろ わえいうえおわを

がげぎぐげごがご ざぜじずぜぞざぞ

だでぢづでどだど ばべびぶべぼばぼ

ぱぺぴぷぺぽぱぽ

気をつけるポイントです。

  • 口を限界まで動かす
  • ゆっくりやる。腹式呼吸に気をつける

このトレーニングは、口をしっかりと開いて表情筋を柔らかくすることが目的です。口をできるだけ動かして、一つ一つ丁寧にやっていきましょう。

とりあえずキホンの3つはこれです。第2回以降に、もっと踏み込んだ発声練習を紹介します。

第1回まとめ

3つ紹介しました。とにかく、

  • 腹式呼吸トレーニングは暇な時間があったらやる。テレビ見ながらでもOK
  • 腹筋・体幹トレーニングは毎日継続する

この二点を大切にしていきましょう。

以上です。第2回は明日アップします。