フィーチャー

フィーチャー

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背筋の通った粘り腰

群を抜くパワーと粘りで本流竿の頂点に君臨し続けた『SUPER GAME SPECIAL ZE』。
今回のZJは、新設計「パラボラチューン」と「スパイラルX」構造で全身をビルドアップし、1ピース感覚の使用感を実現すると同時に、ネジレに対する剛性が飛躍的に向上した。
従来の強さに“剛さ”が加わった新生SUPER GAME SPECIAL。
進化し続ける“王道”に、本流釣りのカリスマ・細山長司は何を思ったのか。

「グッと振り込んだときにネジレがまったく感じられない。ブレないんだよね。少々風が強くても風をスパッと切ってくれる。抑えが利くというか……。従来のものとは別モノですよ」
平成21年8月下旬、北海道・忠類川。国内最大級の遡上魚であるカラフトマスを相手に、NEW SUPER GAME SPECIALの最終となる実戦テストが行われた。何本か手渡したうちの1本を振るなり、細山氏の目が大きく見開かれた。
本流のカリスマは一発で見抜いたのだ。というのも、この日のテストは、先入観の介入を避ける意味でプロトに具体的な仕様を明記せず、完全なブラインドテストで細山氏に可否を判断してもらおうと企てたものであった。細山氏が最上としたものは、まさにパラボラチューンとスパイラルX構造で組み上げたプロトモデルだったのである。
遡ること8カ月前、東京都郊外にある細山氏の自宅で、シマノ開発陣の新たな提案に細山氏の要望を擦り合わせ、調子や仕様、デザインの方向性を決めるための打ち合わせが行われた。これに際し、何本かのプロトモデルを用意しており、このなかに全節パラボラチューン仕様のものが含まれていた。しかし、庭で曲げ比べただけの段階では、細山氏は新設計のプロトについて、さほど強い印象は受けなかったようである。本流域は流れにも風にもトルクがある。どんなに優れた構造の竿も、実際に仕掛けを結び、振り込んでみるまではわからない。実釣にこそ答えがある。絶対現場主義の細山氏にとって、この日はあくまでファーストインプレッション以上のものではなかったのである。
だからこそ、忠類川での評価は率直かつ確かなものであるといえるだろう。パラボラチューンに関してはすでに説明を受けていた。スパイラルXがどんな構造であるかも知っていた。しかし、これらの事前情報が実釣での使用感とがっちりリンクしたのは、まさにこのときだった。
「仕掛けを思った位置へ正確に打ち込めるんです。特に本流というフィールドは風が付きもので、長い本流竿はその影響をモロに受けます。振り込みの際にブレたり、ねじれたりする竿ではこうはいきません。また、やり取りの際も、スパイラルXの効能を体感できました。従来の竿ではスパイン(カーボンシートの合わせ目)などの影響で、曲がりがどこかの一方に逃げたがる、つまり曲がりが偏るものなのですが、NEW SUPER GAME SPECIALにはそれがない。これはスゴイことが起こっているなとすぐにわかりましたよ(笑)」
元節の50㎝ズームも細山氏がこだわった部分である。
「長手尻仕掛けが多用される本流釣りでは取り込みに難儀することが多く、相手が大物になるほどズームはありがたい機構といえますが、こと調子となると、魚を掛けてグッと竿を矯め込んだときに、負荷が手元近くまで下りてくるものが理想なんです。あまりにも長いズームは元節での重なりが大きく、著しく元竿の粘りを損ねてしまいますので、調子と機能が両立する50㎝ズームを提案しました。取り込みだけを考えるとズーム幅は長いほど有利ですが、パラボラチューンとスパイラルXの相乗効果か、支点が手元まで下りてきてもブレないので、取り込み時の不足感はまったくありませんね」
ピンポイントを狙う小継竿は別として、本流竿はある程度胴に乗る調子が理想だと細山氏は言う。負荷が竿の中ほどで止まり手元まで下りてこない先調子竿は、魚を大きく感じてしまううえに伸されやすい。魚の動きに応じて自分が下れるような場所ならよいが、掛けてから一歩も動けないケースも多い本流域においては、やはり先調子竿は不利である。
そんな意味で、手元近くに曲がりの支点を置いて、その場でじっくり矯めを作れる50㎝ズームは現時点での本流竿ではベストといえるだろう。「スパイラル X」の強靱なトルクが、「パラボラチューン」の滑らかな支点移動でしっかり手元まで下りてくる。また、ズーム幅が短いぶん、ワンアクションでズームアップできることから、取り込みでもたつくこともないはずだ。
「旧SUPER GAME SPECIALもお気に入りの竿で、出番も非常に多かったのですが、NEW SUPER GAME SPECIALは、前作をベースにほぼすべてにわたって強化されているという印象です。HHはサクラマスがメインのとき、Hはヤマメも範疇に入れて竿を出すときに使いたい。ただ、どちらもワンランク上のターゲットにも対応できるポテンシャルがありますね。」

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スパイラルX

芯から強くなれ。

ネジレを克服しロッド性能を根幹から高める[スパイラルX]

[スパイラルX]はロッド縦繊維の内層と外層に、カーボンテープをそれぞれ逆方向斜めに密巻きした三層構造。従来の横繊維に替わる内外の斜め繊維により、重量を増すことなくネジリ剛性を高めます。キャストやファイトといった釣りの動作における瞬時のパワー伝達がよくなり、軽さを維持して“獲るための地力”を高める、シマノ独自の「基本構造」です。

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パラボラチューン

曲がりの段差をなくすこと。 乱れのない曲がりは 円滑にパワーを伝達する。

節ごとに生じる剛性の段差をなくし、1本竿感覚の滑らかな曲りを実現。

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マッスルカーボン

軽量&高反発。贅肉を削ぎ落としたハイパワーカーボン。

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Gクロスプロテクター

竿の要である玉口を破損から守る補強構造。美観アップにも貢献。

頻繁な節の出し入れのほか、振り込みややり取り、引き抜きなどで、玉口は最も負担が集中する部分。わずかに込みが甘くなるだけでも竿本来の機能を発揮できなくなってしまいます。「Gクロスプロテクター」は竿の要ともいえる玉口を補強し、破損のリスクを大幅に軽減します。

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まわリリアン

大型魚狙いの 太糸を ガッチリ装着。

使用ラインが太い場合は、金属トップよりもリリアンのほうが確実に結節できます。
大型遡上魚からサケまでをターゲットとする『SGスペシャル』には、回転式の「まわリリアン」を採用。太糸をガッチリ固定しながら不快な糸ヨレや穂先絡みを抑えます。

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元上尻栓

叩き仕舞いをしても元栓が飛び出さない元上用インナー尻栓。

元上にも尻栓が付いているため、元上を持って叩き込み仕舞いをしても、元竿が飛び出しません。

■軽量・高感度・筋肉質素材マッスルカーボン
■魚の動きを封じ込めるSpiral-X
■パワーと粘りを生み出すPARABOLATUNE
■高感度チューブラ穂先
■扱いやすく状況対応力の高い長手尻対応50cm2Wayズーム
■元竿、元上玉口は口金具仕上げ
■美観をアップし玉口を補強する「Gクロスプロテクター」
■元上尻栓
■糸ガラミが少なく、糸とのなじみがいい「まわリリアン」
■滑りにくく汚れがしみ込みにくいしっとりグリップ
■口栓は高級感あふれるメタルトップ
■固着防止対策
■伸縮性に富んだニット製竿袋