お灸って効くの?
試したことのない方は誰もがそう思う素直な疑問だと思います。
お灸は健康回復に効果が期待できます。ただし、のせる場所はどこでも良いとは限りません。悩みに応じてお灸をのせる適正な場所を知り、お灸を使うことで身体の不調を改善できるかと思います。
身体の不調のバロメーターを計るとき、簡単な方法の1つとしてまず現在便秘か?そうではないか?で判断します。とっても分かりやすい判断基準ですよね。便秘だったり、便秘のような気がすると感じるのであれば、まずは腸内環境を良くすることで身体の不調を改善しましょう。
便秘を解消したいと思っている方、お灸にチャレンジしてみませんか?
今回はお灸に最適な便秘に効くツボを知ることで、初めての方でも安心してお灸を始められるようにその方法をお伝えしていきます。
お灸はモグサを経路上のツボの上に据えて燃やすことで温熱刺激から色々な効果が期待できる東洋医学の治療法のひとつです。
お灸に使われているのはモグサと呼ばれるもので、一般的にお灸で使われているモグサは乾燥させたヨモギの葉を精製したものです。原料のヨモギは日本では馴染みのあるキク科の多年草で、色々な薬効成分が含まれており、昔から煎じて飲んだり、お風呂に入れたりと生活に活用されている植物です。私の祖母はこのヨモギを使ってお饅頭を良く作ってくれていました。その頃、何も考えずただただ美味しい美味しいとパクパク食べていただけでしたが、今考えると美味しいだけではなく身体の健康にも良いお饅頭を食べていたんですね。こう考えるとヨモギって万能なんだと感じます。
また、モグサを燃やした時の独特な香りは、ヨモギに含まれるシネオールという成分が燃焼した時の香りで、この成分にはローリエやローズマリーなどの比較的馴染みのある葉にも含まれており、すっきりとした香りなのでリラックス効果も期待できます。エッセンシャルオイルを含んでいるモグサ、火をつけるとゆっくと燃えるためお灸に適しています。
お灸を据えて身体に温熱刺激を与えることで、皮膚の下にある筋肉や血管、リンパ節が刺激されます。すると細胞が活性化され免疫作用がアップするするほか、リンパの流れが改善されるので、便秘はもちろん、冷え症や肩こり、腰痛、目の疲れ、むくみ、ストレス、不眠など身体のさまざまな症状の改善が期待されます。
お灸にはたくさんの種類が市販されていますが、初めての方には台座灸と呼ばれているシールを張り付ける簡単なタイプがありますのでそれをお勧めします。熱さも種類が豊富でどれから試していけば良いのか?と迷われるかと思いますが、最初は温感の優しい商品から始めて、だんだんと慣れていったら、自分好みの商品を選んでいくといいかと思います。色々な商品を試してみて比較していくのも楽しいですよ。
便秘に効くツボにお灸をしてみましょう
まずはお灸を始める準備をしましょう。お灸は煙がでますし、短時間ではありますがお灸を据えている間はあまり動けないので、その前にリラックスできる服装や楽な姿勢、音楽をかけたりテレビを見たりとお灸を据えている間は快適な時間を過ごせるように準備を整えましょう。
お灸をするお勧めの時間帯は、一日のリラックスタイムである寝る前がお勧めです。
お灸をするうえで気をつけて頂きたいことは、入浴前後、食事直後、飲酒後、発熱時には全身の血流が良くなり、お灸の効果が出にくかったり、やけどになる可能性が高いので避けてください。
寝る前だけではなく、上の気をつけて頂きたいこと以外でしたら都合のよい時にお灸を据えていたただいて大丈夫です。
それでは便秘に効くツボをお伝えします。
便秘に効くツボは「天枢(てんすう)」です。
おへそから指3本分外側にあります。左右両方にツボがあるので、両方にお灸を据えてみてください。天枢は特に消化不良や慢性的な下痢、そして便秘に効くツボと言われています。さらに膝や腰痛にも効くとされているツボです。
お灸を据える際にわかりにくい場合は、ボールペンなどでしるしをつけておくとお灸を据える時、分かりやすいです。
準備が整ったらさあ、始めましょう!
① 便秘に効くツボにお灸を据えるためお灸のシールを外します。
② 洋服が燃えないように、お灸と洋服の距離はしっかり離してください。
③ ツボに貼って火をつけます。(チャッカマンなど先が長いものが火をつけやすいです)一人でする場合は火をつけた後に、ツボに貼った方がやりやすいかもしれません。ただし、やけどには十分注意してください。
しばらくするとじんわりと熱が伝わってきます。始めに火を付けた燃えている部分は皮膚には直接触れない構造なので安心です。台座の中心には小さな穴が空いているので、皮膚との間にスペースができているのです。モグサの燃えた熱が空洞の空気を温め皮膚に伝わるため、やけどをしにくい構造になっています。
お灸の温熱は約5分程度持続します。煙が止んでも温熱は続いているので、台座が冷めるまでゆったりとした気持ちで待ちます。ただし、熱いと感じたら煙が止む前でもすぐに我慢はせずにお灸を外してください。
最後は水を張った容器にお灸を入れて、完全に消したら終わりです。
お灸によって便秘の改善だけではなく免疫力もアップ
腸内環境と免疫には深い関係があります。腸内環境の健康を保つために主に働いてくれている善玉菌と悪玉菌。その細菌が共存しているので、人間の免疫機能はこの腸内の細菌によってガードされ、そして鍛えられて強い免疫に成長していきます。腸内の温度が高いと善玉菌が増え、逆に低いと悪玉菌が増えると言われています。
腸内温度が低いと腸の蠕動(ぜんどう)運動が少なくなり便秘になりやすくなります。この低温の腸内をお灸によって温めることで善玉菌が繁殖しやすい環境を作ってあげます。そうすると、蠕動運動が活発に動き始め、便秘が解消し、さらに善玉菌が増えることで、腸内環境が整い免疫機能も上がると言われています。
便秘が解消するとお肌の調子も良くなるので、便秘に効くツボをお灸することによって便秘はもちろん、肌荒れや、冷え症、免疫機能の上昇も期待できます。
まとめ
便秘に効くツボにお灸を据えると、局所が温められて血行が良くなります。これが免疫機能を活性化させ、病気に対する抵抗力や免疫力を高めていきます。血行が良くなるので、便秘はもちろん、冷えが解消され、肌がつやつやになったり、様々な効果が期待できると思います。
お灸は元気な時こそ定期的に据える習慣をつけておけば病気の予防になります。
まずは、便秘に効くツボにお灸をすえてみませんか?
身体に良くて、副作用かなく、免疫力も上がって美容にも良いと言われるお灸。良いことばかりのお灸ですが、やけどにだけは十分注意してください。
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