ロゲインはアメリカの製薬会社ファイザーが開発した外用育毛剤です。
FDA(アメリカ食品医薬品局)の認証を得ており、日本国内でも日本皮膚科学会が最高ランクとして推奨するミノキシジルを5%含有しています。
継続して使用することでより発毛・育毛促進と脱毛の改善を促してくれるようになります。
国内では1ヶ月分を2500~3000円前後で各輸入代理店がコンスタントに取り扱っており、比較的安価に入手できるため人気・効果ともに安定感があります。
ロゲインの効果
ファイザー社によると「毛髪を活性化し再成長させる」とあります。
ロゲインに含まれるミノキシジルは毛髪に作用し、遺伝による薄毛・脱毛を抑制。もともと備わっている毛髪の自然な成長サイクルを蘇らせてくれるのです。
実際にロゲインを継続的に使用した方の9割以上が「効果があったと実感している」との統計もあります。
ただし、生え際には効果が期待できないものとされていますので、主に頭頂部の薄毛・抜け毛対策として使用するのが良いでしょう。
ではロゲインは実際どのように薄毛に作用し、育毛効果を発揮するのでしょうか。
薄毛への作用
薄毛の症状の9割がAGA(男性型脱毛症)とも言われていますが、特にこのAGAに対しロゲインは大きな効果を発揮します。
ロゲインに含まれるミノキシジル成分が頭皮の毛細血管を拡張させ、毛母細胞と毛髪に十分に栄養が行き届くようなコンディションに整えてくれるのです。
また含有成分であるプロピレングリコールが塗布した部分を心地よく潤った状態に保ってくれます。
乾燥による毛穴の拡張を防ぎ栄養を行き届きやすくする手助けをしてくれるというわけです。
適正な使い方と注意点
ロゲインは1日あたり2回を目安として、1回につき1mlを使用します。
・スプレータイプのもの
分け目に使用したい場合は直接吹き付けると効果的です。
その後、指の腹でやさしく馴染ませてあげましょう。5~6回のスプレーで1回あたりの目安の1mlになります。
また、一度手に泡を乗せてから塗りたい場合は、両手を冷水で程よく洗ってからにしましょう。泡が手の中で溶けるのを防いでくれます。
・スポイトタイプのもの
別売りのスポイトを使用する場合はキャップに差し込み、1mlの目盛りまで液を吸い出します。
その後、気になる部分にゆっくりと垂らしましょう。塗布部分から4~5cm四方に広がりますので、無理に何度も使用する必要はありません
いずれの方法も毛髪に塗り付けてしまっては効果がありませんので、直接頭皮に擦り込むような感覚で使用しましょう。
注意点
使用後は3~4時間は洗髪を控えましょう。ドライヤーで乾かさずに自然乾燥させます。
また、帽子をかぶったり雨に当たると成分が流れ落ちてしまう恐れがあるので注意が必要です。
発毛効果が現れるまでは2~4ヶ月と個人差がありますので、すぐに使用を止めてしまったり、適量以上を使用することは控えましょう。
第一歩と考えるのなら
ロゲインは育毛剤の中でも比較的安価で手に取りやすいものですので、広く利用されています。
ケアの導入アイテムとしてはおすすめといったところでしょうか。経過を見て他のケアとの組み合わせを検討してみるのも良いかもしれません。
(他の医療品・医薬品との併用は医師と相談してからにしましょう)
2~3週間使用を続けても抜け毛が継続する場合は最寄りのクリニックに相談するという選択肢も必要です。
ロゲインの副作用
ロゲインは間違えた用法・容量で使用すると頭皮や体調に異常をきたす場合があります。
また、正常な使い方をしていても使用者の体質によってはアレルギー反応が起こったという報告があります。
以下にその例と症状、原因と対策を挙げておきましょう。
主な症状と原因
ロゲインを構成する主な要素にミノキシジル(5%含有)とプロピレングリコールがあります。
特に報告事例の多い2つの成分について説明しようと思います。
ミノキシジルに依るもの
ミノキシジルにはもともと血管拡張剤として開発・利用された経緯があるため、この性質から低血圧を誘発するとも言われています。
もともと血圧の低い方が使用すると心臓に負担をかけることになりかねませんので、特に注意が必要です。血行促進によってかゆみを感じる方もいらっしゃいます。
また、医学的な因果関係の確認はされていないものの、使用者の約2%の方から「性欲の減退」を感じたとの報告事例もあります。
また女性が使用する場合はミノキシジル成分1~3%含有のものを選びましょう。
頭部以外の発毛や、顔面の多毛症を引き起こした報告例もあります。
ホルモンへの影響は無いと言われているミノキシジルですが、妊娠中の使用は控えた方が良いものともされています。
プロピレングリコールに依るもの
プロピレングリコールは一般的な化粧品や食品にも使われる保湿剤です。
ロゲインにおいては「頭皮の潤いを保つ」または「開封後のミノキシジルが固まるのを防ぐ」ために配合されていますが、この成分がかゆみを誘発するとも言われています。
プロピレングリコールの許容量には個人差がありますので、体質もしくは皮膚との相性によってはかゆみや異変を感じる場合がありますので、その場合はいったん使用を止め、最寄りのクリニックか医師へ相談することをおすすめします。
その他の事例
非常に稀なケースではありますが、上記以外の症状として以下のものが報告例として挙げられます。
- 手足や顔のむくみ、しびれ、軽度の痛み
- 頭痛、意識の低下、めまい
- 不整脈
- 急速な体重の増加
これらは間違った使用法・容量がもとでの事例とはいえ、異変を感じるようなことがあれば直ちに使用を止め、医師の診断を受けることが推奨されます。
上手に付き合うために
原因がある程度わかっているものに関しては、しっかりと対策をすることで回避可能です。
容量・用法を守って使用するというのは勿論の事ですが、副作用を極力避け、快適なケアライフを送るため日頃から注意しておきたい点について挙げておきます。
・就寝時には血圧が低下しますので、就寝前の使用はなるべく控えましょう。
・女性が使用する場合は女性用のものを使用(ミノキシジル1~3%のもの)し、妊娠中・授乳期は避けましょう。
・もともと頭皮に痛みやかゆみがある場合は使用前に医師と相談しましょう。
・他の医薬品(内服薬・外用薬とも)がある場合は使用を控えましょう。
・毛染めやパーマとの併用は避けましょう。
副作用の原因がすべてロゲインの使用によるものとは限らない場合があると考え、対応することが重要です。
事前に医師の診断を受け使用していても、個人の体質によっては使用後に症状が現れることも否定できません。
副作用の報告事例があることを事前に知った上で、症状が現れたらすぐに使用を止め医師の診断を受ける、ということを念頭に置いて使用することが望ましいと言えます。