【インタビュー】

リフトアップでたるみは解決する?糸を使う方法から費用、原因、デメリット、クリニック選びのポイントまとめ◇

公開日 2016 年 08 月 28 日 | 更新日 2017 年 05 月 08 日

1.リフトアップとは?たるみの治療

年齢とともに、顔のたるみが気になりはじめる方は多くなってくると思います。そんなとき、「リフトアップを試してみようかな?」と考えたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、リフトアップと一口にいっても、さまざまな種類があります。

フェイスリフトとは?

フェイスリフトはその名の通り、顔をもち上げるということです。具体的には、頬や目尻の下がり、顔のたるみ、また首周りのたるみなどを取り除く施術を指します。アンチエイジングとして知られており、見た目年齢の若返りが期待できます。皮膚表面ではなく皮膚の深部からしっかりとたるみを引き上げるため、ほうれい線も目立ちにくくなります。 興味はあってもリフトアップしたことを周りの人に知られないか心配な方もいらっしゃるかと思いますが、髪の毛で隠れる部位で縫合するため傷跡もほとんど目立ちません。そのため、上手に隠すことで周囲に知られることなく手術を受けることが可能です。

リフトアップの種類とは?

リフトアップには様々な手法がありますが大きく分けると5種類あります。

①フェイスリフト手術(メスを使って切るリフトアップ)

②糸を使用し皮膚を引き上げるフェイスリフト

③糸で引き上げるフェイスリフト(糸自体で持ち上げるのではなく、糸により皮膚を刺激し肌の質を向上させる方法)

④超音波、高周波、レーザーなどの照射系のリフトアップ

⑤ヒアルロン酸、ボツリヌストキシンなどの注入、注射によるリフトアップ

切る方法・切らない方法 それぞれどんな特徴がある?

上記でもご紹介した通り、同じリフトアップでも切る方法と切らない方法があります。以下がそれぞれの特徴です。

●切る

メスで切るというと、しり込みしてしまうかもしれませんが、切るといっても目立ちにくい部位から施術するため傷跡は残りにくいといわれています。また、切る方法は高い効果が期待できるとされています。

●切らない

少しでも切りたくない方にはさまざまな種類の糸を使用する施術がおすすめです。切るリフトアップに比べると効果は緩やかですが傷跡を残したくない方にとっては適しています。

 

2.リフトアップはどんなたるみに行う?

顔は第一印象を左右するといわれるため、顔のたるみはコンプレックスになりやすい部分です。リフトアップはどのようなたるみに効果的なのでしょうか?

リフトアップ手術の部位別とは?

リフトアップにはメスで切る方法、切らない方法など様々な手術方法もありますが、どの部位を引き締めるのかという問題もあります。

●リフトアップを行う箇所

①額:前額リフト

②こめかみ:側頭リフト

③頬:頬のリフト

④顎:下顎のリフト

⑤首:ネックリフト

上記の部位がメインとはなりますが、目の上や目の下、唇などもリフトアップ術に含まれることもあります。顔は様々なパーツがあるため、各クリニックによりどこまでをリフトアップに含めるかは異なります。顔のどの部位であるかということや面積、深さについてなどクリニックにより様々ですので、自分の希望をしっかりと伝えることが大切です。

 

3.リフトアップが必要なたるみ、原因は加齢だけ?

たるみの原因とは?

頬などがたるむとブルドックのように垂れてきてしまいますが、はたして原因は加齢だけなのでしょうか?

①加齢

やはり加齢は皮膚がたるむ大きな原因です。肌の弾力を保つコラーゲンも、50代では20代の半分ほどまで減ってしまいます。また量だけではなく質も悪化するため、肌の弾力は弱くなってしまいます。

②紫外線

紫外線には種類があり、UVAという紫外線A波とUVBという紫外線B波があります。肌の真皮層にはコラーゲンがありますが、UVAの紫外線A波は真皮層まで浸透してしまいます。そしてコラーゲンやエラスチンなどのお肌にとって大切なものが破壊されてしまいその結果、肌がたるみます。

③乾燥

肌の乾燥は細胞がしぼんでしまいますので、ヒアルロン酸やセラミドなどの肌のバリア機能の働きも弱くなりシワやたるみの原因となります。

④むくみ

むくみは新陳代謝の低下で起こります。新陳代謝が低下すると脂肪がたまりやすくなるため、顔にも脂肪がついてしまいたるんでしまいます。

⑤下を向く

携帯電話使用していると下を向いている時間が長くなりますが、顔の筋肉を使用しないためたるみやすくなります。

⑥頭皮のたるみ

皮膚はつながっているため、頭皮がたるむと頬もたるんでしまいます。顔だけではなく頭皮のケアも大切です。頭皮がたるむ理由としては以下が挙げられます。

・重力

頭は常に上にあるため、重力がかかり次第に下がってきてしまいます。

・固くなる

頭皮自体が固くなり伸びなくなります。

・血行

血行をよくすることで軟らかくなります。

・頬杖

頬杖をついた方の皮膚が伸びてしまいたるみます。

リフトアップの適用部位は?

顔のリフトアップは口元・頬から顎のラインなどです。ほうれい線や口元のシワ、頬や顎のたるみが気になる方におすすめです。 顔の他に首のリフトアップもあります。首の縦シワを改善することが可能です。

顔がたるむというと、加齢しか原因がないように考えがちですが実はさまざまな原因があります。生活習慣や癖なども関係してくるので、日々を振り返ってみると原因がみえてくるかもしれません。

 

4.リフトアップはどうやって行う?

 

リフトアップはどのように行われる?

①切る手術

皮膚を切り、引き上げてたるみを解消する手術です。効果は高いですが、皮膚を切開するので他の手術法よりも傷ができるというリスクがあります。ただし、個人差があるので、ほとんど目立たない方ケースもあります。

②糸で引き上げる

皮膚を少しだけ切る場合と切らない場合があります。糸自体は溶けてしまいますが、すぐ溶けるのではなく半年から1年ほどかかります。糸が溶けても引き上げた皮膚は継続します。傷跡もほとんど目立たないため周囲に気づかれずにリフトアップしたい方におすすめです。

③糸を入れてハリを出す方法

細い糸を数十本挿入し、肌にハリを出します。肌を引っ張るのではなくハリを出しボリュームを出す方法です。比較的手軽に行えるため人気の手術です。

④レーザーなどで肌を引きしめる方法

レーザーなどを使用し肌を引き締め、ハリを出すことで顔のたるみなどを引き締めます。しかし、見た目を劇的に変化させるものではないので、軽いお手入れとして考えた方がよいでしょう。

⑤ヒアルロン酸などを注入し、たるみを見えなくする方法

ほうれい線や頬のシワなど皮膚自体がへこんで見えてしまうとたるんでいるようにみえるため、ほうれい線や頬にヒアルロン酸を注入する方法です。

手術で皮膚を切る際の深さとは?

顔のリフトアップを行う上で手術方法も様々ですが、切る手術の場合は皮膚を切る深さをどの程度にするか、というもの重要です。皮膚は外側から、表皮、真皮、皮下組織、表在性筋膜、表情筋、骨膜、骨となっていますが、リフトアップ手術では以下の3つのパターンに分けられます。

①皮膚の剥離、切除、縫縮のみを行う

②表在性筋膜の処理を行う

③骨膜下の剥離を伴う

顔がたるんだ場合、表面の皮膚だけではなく、深部の組織から緩んでしまうことが多いため患者さんによっては皮膚のみを引っ張り上げても効果が感じにくい場合があります。その場合には表在性筋膜から引き上げる方法を使用すると効果が期待できると考えられます。自分の理想をしっかりとイメージしたうえで、医師と相談していくことが大切です。

 

5.リフトアップに使用する糸は自然に溶ける?

リフトアップでは、糸を使用する方法もありますが、糸が残ってしまうことを懸念される方も多いと思います。

リフトアップで用いられる糸の種類

以前は溶けない糸を使用していましたが、近年は溶ける糸を使用する場合が多く、植物性ポリマーや生分解性ポリマーなど体内に分解吸収されるものから作られています。

①ハッピーリフト

糸の表面に小さな棘(とげ)があり、その棘が皮膚の組織を引き上げます。

②シルエットリフト、3Dリフト

糸に円錐の引っ掛かりが付いていて皮膚を引き上げます。施術ケースによっては溶けない糸を使用する場合もあります。

③ミントリフト

こちらも糸自体に棘(とげ)のようなものが付いており、その棘で皮膚の組織を引き上げます。

④スレッド美容鍼

髪の毛より細い溶ける糸を使用します。針を皮膚に通して引き抜き、糸のみを皮膚に残します。針を刺したことで刺激となりお肌の引き締めやコラーゲン生成を促す働きがあります。

メリット・デメリットは?

●メリット

溶ける糸といってもすぐに溶けるのではなく、数か月から2年かけて体内に吸収されます。施術での後遺症や失敗が心配な方、体内に異物あることに抵抗がある方におすすめです。

●デメリット

糸が溶ける時間には個人差がありますが、糸が溶けると皮膚を引き上げる効果が弱くなります。繰り返し施術を受けることは可能ですが、効果の持続が1年にも満たない例が多いといわれています。

適用部位は?

溶ける糸を使用する場合の適用部位は以下です。

①額のシワ

②頬のたるみ

③ほうれい線

④マリオネットライン

⑤口角のたるみ

⑥顎のたるみ

⑦首のたるみ

⑧小顔効果 など

 

6.リフトアップの費用はどれくらい?

 

リフトアップ術の流れとは?

手術自体の時間は2~3時間ですが、麻酔などの時間を含めると4~5時間程はかかると考えておいた方がよいです。リフトアップは一度行えば効果が永続するというわけではありません。持続期間は個人差がありますが約5~10年といわれており少しずつ後戻りしていきます。手術を受けた後、およそ2週間は腫れるので手術の予定には余裕を持つことをおすすめします。また腫れが引くまで激しい運動はできないなど制約もあるので、事前に確認をしてスケジュールを立てるとスムーズです。

リフトアップの費用はどのくらい?

リフトアップの費用に関してですが、リフトアップといっても様々な手術方法があり手術の種類により費用に差があります。

①ボツリヌストキシンなどの注入方法

・数千円~1万円程度(*注射のみを受ける場合)

効果が1~2年のため、継続して効果を得るためには定期的な注射が必要です。

②皮下組織に糸を通し引き上げる方法

・1本約5万円程度

費用は糸の種類、通す本数によって変わります。

③切る方法

・30万~100万円程度

切る範囲などによっても価格は変わります。

保険診療ではないため、価格の設定はクリニックなどで異なります。そのため、上記はあくまで目安の金額です。費用はもちろん、信頼できるかどうかなど総合的にみて判断することが大切です。

 

7.リフトアップは何歳で行う人が多い?

リフトアップに興味があっても「私の年齢でもできるのかしら?」「今更遅いかな?」と不安を感じている方も多いと思います。リフトアップは何歳ぐらいで行う方が多いのでしょうか。

リフトアップする年齢で多いのは?

顔のたるみをリフトアップすると、人にもよりますが見た目が10~15歳程若返るといわれています。顔のたるみは年齢を重ねていくと現れる加齢現象でもあるため、リフトアップする年齢に多いのは50~60歳代の女性です。 基本的に年齢制限はありませんが、20~30代の方は予防として切る方法より切らないフェイスリフトを選ぶ方も多いようです。

年齢を重ねたときに、‟たるみやすい顔”と‟たるみにくい顔”があります。たるみやすい顔というのは皮膚が薄く、頬やエラが張っていないシャープな顔が多く、たるみにくい顔というのは皮膚が厚く頬やエラが張っている角ばった顔といわれています。(※当てはまると絶対にたるむというわけではありません)

 

8.リフトアップのメリット

リフトアップ術の種類とは?

リフトアップといっても様々な手術方法があります。 手軽に行えて、メスで切る手術ではないため外科的侵襲が少ないのが注射式やボトックス、ヒアルロン酸、ご自身の脂肪を加工したものなどを注入する方法です。これを行うことで肌にハリを与え、シワを取り除きます。 その他の切らない手術法としては、糸を通した針を皮膚の下に挿入し皮膚の内側から引き上げる方法もあります。 他にも機械で高周波や超音波を照射して皮膚の奥にある脂肪層や真皮層、筋肉などを刺激して顔のたるみをリフトアップする方法もあります。

リフトアップのメリットとは?

リフトアップのメリットはやはり、たるみを解消することで得られる見た目年齢の若返りではないでしょうか。その他にも、リフトアップを行うことでシワの改善にも効果が期待できます。化粧品やマッサージなどでもリフトアップが謳われていることがありますが、なかなか効果を実感するには時間がかかる面もあります。もちろんメスを使った施術などでも、リスクやデメリットはつきものですが、短い期間で確実な効果を実感したいという場合には、クリニックなどでの施術を受けることも選択肢の一つとして検討してもよいかもしれません。

9.リフトアップのデメリット

リフトアップのデメリットは?

リフトアップの方法は、切る方法と切らない方法に大きく分けられ、効果の現れ方も変わります。メリットに関しては審美的な手術であるため、顔のたるみが取れて若返るということは想像できるかと思いますが、デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

・痛みや不安、恐怖心などを感じる

・切るリフトアップは目立ちにくいが傷跡が残る

・切らないリフトアップは期待するほど効果を実感できない場合もある

・可能性は低いが神経損傷や感染などのリスクもある

・比較的高額である

感じ方の個人差はありますが、主にこのようなデメリットが挙げられます。

 

 

10.リフトアップをする際、クリニックを選ぶポイントは?

クリニックを選ぶポイント

①スタッフの対応

クリニックと初めて関わるのは、予約の電話からであることが多いと思いますが、電話対応の様子や来院時の受付、スタッフなど先生以外のスタッフの態度というのは大切です。雰囲気のよくないクリニックにはそれなりの原因があることが多いため、来院時にスタッフの対応をよく観察してみるとよいです。

②施術者の手術実績

やはり経験を積んだ医師の方が安心できます。経験を積んだということは、今までの手術数が多いということですので似たような症例を経験していたり、微調整が上手い可能性が高いです。

③医師の担当

クリニックを来院すると、まずどのような希望があるのかカウンセリング行います。その後、施術の流れになりますが、カウンセリングを行う医師と手術を行う執刀医が同じか、異なるかということも大切なポイントです。異なる場合は、自分の希望がうまく伝わっているか確認しておくと安心かもしれません。

④環境が整っているか

技術や費用も大切ですが、クリニックの雰囲気や先生の態度、しっかりと相談できてコミュニケーションが取れるかということもチェックしておきましょう。

⑤費用

費用と技術などが必ずしもイコールの関係とは限りませんが、安すぎる場合などはなぜその価格を実現できているのかなど、価格の理由をしっかりと見極められるとよいでしょう。

⑥アフターフォロー

手術は行えばそれで終わりというわけでもありません。手術後にトラブルが起こる可能性も十分ありますので、アフターフォローについても事前に確認をしておけると安心です。

 

11.リフトアップアップのダウンタイムはどれくらい?

ダウンタイムとは?

ダウンタイムとは、手術後に起こる赤みや腫れ、痛み、内出血などが引いて、日常生活に戻れるまでの時間のことを指します。

●腫れ

1~2週間程度で目立つ腫れは引いていきます。

●内出血

皮膚の下で出血することで紫色の内出血を起こしますがだいたい2~4週間で消えていきます。

●ドレーン

手術法にもよりますが皮膚の中に血が溜まらないように血を抜く管を入れることがあり、手術後の翌日~3日間後に抜きます。

●フェイスバンテージ

リフトアップ後に圧迫固定をするバンドを巻くこともあります。約1週間~1カ月間就寝時に装着します。

●抜糸

耳や首、こめかみなどの切開し縫合した部位の糸を約1~2週間後に抜糸します。

術後の傷痕などを隠すため、早くメイクをしたいと考える方もいると思いますが、医師と相談のうえで適切な期間からメイクをはじめるようにしましょう。

 

12.リフトアップを受ける際の大まかな流れ

クリニックで受ける施術の流れ

①カウンセリング

初診ですぐに手術を行うことは基本的にありません。まず、どのような悩みを抱えているのか、どのような部位が気になるのかなどしっかり相談し、施術を行うことができるかどうかを判断しなければなりません。この時にしっかりと疑問点を解消しておくことが大切です。納得できない場合にはセカンドオピニオンという方法もあります。

②施術

切る方法、糸で引き上げる方法、糸を使用することで肌の力を向上させる方法、超音波や高周波で引き締める方法などリフトアップといってもメスを使用するものと使用しないものがあります。希望する効果などにより医師と相談しましょう。

③アフターケア

切るリフトアップを行った場合には、約1週間~2週間後に抜糸を行います。腫れや赤み、痛みなどはリフトアップの方法の違いや個人差もあるので、気になることがあれば施術を受けたクリニックなどに相談しましょう。

切るリフトアップでもメイクは翌日から行えることが多いです。シャワーも顔を濡らすことは避ければ当日から入れることが多いですが、術後の日常生活については医師の指示に従いましょう。