「熱っ!!!」
朝の支度で、忙しい時間帯に、
朝食を作っていた妻が、フライパンでやけどを
してしまいました。
すぐに、水道の水で冷やしたのですが、
そういえば、この後って、何すればいいんだっけ...
いざ、というときのために、
「冷やし方や、時間の目安って?」
「水ぶくれは潰していいの?」
といった、応急処置と正しい治療方法について、
ご紹介したいと思います。
火傷(やけど)ってどんな状態?
「火傷(やけど)」とは、正確には「熱傷(ねっしょう)」という
皮膚が熱によって損傷した状態の通称です。
火傷の種類には、
- 温熱熱傷
- 化学熱傷
- 電撃傷
- 放射線傷
- 低温熱傷
などがありますが、日常生活でよく見られるやけどは、
温熱熱傷と、低温熱傷ですね。
更に、やけどはその、状態によって
「深度」に分けられています。
- I度 (皮膚の赤み。痛みや熱っぽい感じ。)
- 浅達性II度 (Ⅰ度に加え、水疱や腫れ、爛れる。)
- 深達性II度 (浅達性II度とほぼ同じだが、白っぽく変色する。)
- III度 (壊死したり、炭化する。乾燥し、感覚が無い状態。)
1は、やけどしてちょっと赤くなったりヒリヒリした感じ。
2は、それに水ぶくれやちょっと痛みが強くなった感じ。
家庭でよくあるやけどはここまでですね。
3以降は重傷なので、素人の手には負えません。
すぐに病院に行って治療してもらいましょう。
やけどのつらい思い出
私が小学生だったある時、祖母と母が旅行に行くことになり、
当時、中学校に通っていた姉は、キッチンで自分のお弁当を
作っていました。(大人は父と祖父だけ...)
私も、自分の朝食の支度をしょうとして、一緒にキッチンに
立ったのですが、ゆでたまごを作っていた姉が、コンロと
流し台の間にいた私が邪魔だったらしく、背の低い弟の
頭の上を鍋が通過していきました、
が、
鍋の中のお湯が「チャプン」と揺れて、
熱湯を、私の頭にちょろっとこぼしてしまい、
「あっつっ!!!!」
と叫んでゴロゴロ転げまわってしまいました。
(新聞を読んでいた爺さんは爆笑...心配しろ!)
頭の上に水をかけるのが嫌で、かわりに氷を乗せると、
冷たすぎて、頭全体が痛くなるため、
結局、冷やすのを止めて、放置してしまいました。
(これが良くなかったのですが...)
翌日以降もズキズキした痛みや腫れが収まらず、
頭のてっぺんにキノコみたいなカサブタが出来て
2週間位そのままでした...
通学帽を被ると、とても痛かったのを
今でも、恨んでいます。 覚えています。
(思い出したらムカついてきた...)
正しい処置を知ろう!水ぶくれや跡を残さない治療方法とは?
って、やけどの話を聞くと思い出してしまうため、
脱線しましたが、
やけどの応急処置って、とりあえず、
「流水などで患部を冷やす」
ということは知っていても、
- どれくらいの時間冷やし続ければいい?
- 冷やした後の処置は何をする?
- あとに出来る水ぶくれって潰すの?
など、わからないことが結構、多いのではないでしょうか?
応急処置(冷やし方)と、その後の治療方法について
まとめました。
いざというときの為に覚えておいて下さいね。
すぐに水をかけて冷やそう
水道の流水などで15分以上、痛みがなくなるまで、
冷やし続けて下さい。
この時、小さなお子さんが痛みで嫌がる場合や、
火傷がひどく、水ぶくれなどを起こしている時には、
水流が直接当たると、余計痛くなってしまいます。
その時には、
洗面器などに水を流し、患部を浸すように
冷やしてあげましょう。
流水ではなく、氷を当てるときには、直接当てずに、
ハンカチやタオルでくるんであげるといいです。
服を着ているところにやけどを負った場合はそのまま
水をかけます。服を脱ぐよりも冷やすことを優先して下さい。
それに、ひどい火傷の場合、
服が患部に張り付いているかもしれませんので、
その場合は冷やした後、そのまま病院に行って下さい。
冷やした後はどうすればいい?
冷やした後は、やけどの大きさや様子を見て、
コインくらいの大きさで
- 赤くなっている
- 水疱が出来ている
程度であれば病院に行かなくても大丈夫です。
(もちろん、行ったほうが確実ですが。)
患部が小さくて、赤くなっているだけなら、
軟膏などもいらないそうです。
特に、アロエとか、すったジャガイモとかの
民間療法は止めましょう。
コレも冷やす効果しか無く、特別な効き目は
ほとんど無いみたいです。
やけどのあとに水疱ができたら?
やけどを負った時、熱を受けた時間が
長くなると、患部に水疱が出来てしまいます。
膨らんだ部分をつんつん触ると、
痛いし気になるし、
「どうしたらいいんだろう?」
と思いましたが、
実は、この水疱について、破いてしまうか、温存するか、
お医者さんの間でもちょっと揉めているらしいのです。
水疱は皮膚から剥がれた表皮と、皮膚の間に水が溜まっている
状態なので、表面の水疱の膜は死んでいる。
破いて治療をした方がいい!
または、
水疱は、やけどの患部を感染から守ってくれる。
自然の、バリアの役目を果たしているのだから、これを
つぶしてはいけない
というふうに意見が分かれます。
やけどとはちょっと違いますが、以前、
娘が「水疱瘡」にかかった時、
かかりつけの先生に、
「水ぶくれって、基本的には触っちゃダメすか?」
と、聞いた時、
「病気のは、中にばい菌がいるからダメ!」
「怪我の時は、中身は体液だからパンパンなのは、
ばい菌入らないように注意するなら潰してイイよ。」
と言っていました。
最近はやけどや傷の治療の時に、湿潤療法という
治療が行われ、話題になっています。
傷口に対して、細胞にもダメージを与える消毒を止めて
流水で洗浄を行い、ガーゼではなく、白色ワセリンを塗った
ラップで覆うことで、身体の持つ自己治癒力を利用する、
という治療方法です。
コレを利用したのが、よく治る絆創膏と言われる
「キズパワーパット」ですね。
(偉そうに言ってますが、コレもお医者さんに聞きました。)
破れないような厚い皮膚の下にある水ぶくれは
そのまま放置しますが、ちょっと触って破れる水ぶくれは、
さっさと破いて、湿潤療法を施したほうが良いそうです。
私は、
キズパワーパットのような市販の湿潤絆創膏が
覆うことが出来る範囲のやけどでは自分で治療し、
それよりも広範囲であれば医師の診察を受けるべき、
と考えています。
さすがに、自分でラップ、はちょっと怖いので...
今回、妻がやけどしたのはフライパンの端っこを
ちょっと触った程度だったので、20分ほど冷やして
あとは何もしませんでしたが、すぐに治ってしまいました。
でも、冷やす時間が短いと、水ぶくれや、ヒリヒリとした
強い痛みが残ってしまいます。
まずは、急いで、じっくり冷やすことを再優先にしましょう。
大人になると、自分の怪我は放っておくことが多いのですが、
家族の怪我には慌ててしまいがちですね。
そんな時はお父さんがビシッと応急処置をして
みんなを安心させてあげましょうね。
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