ダブロドライ ワキガ・多汗症
ダブロドライとは
ダブロドライとは超音波をもちいてエクリン腺とアポクリン腺を減らしていく治療のことをいいます。
エクリン汗腺
皮膚の浅い層にあるエクリン腺は全身に分布しており、特にわきの下や手の平に多くあります。
分泌される汗の99%以上が水分で、サラサラして臭いが付きにくく、体温調整をしています。その汗の量が異常に多い状態を多汗症といいます。
アポクリン腺
皮膚の中間の層から深い層にあるアポクリン腺はわきの下や耳の穴、乳輪周囲、陰部等に存在し、皮膚の中で体毛に直接繋がっています。
そこから分泌される汗は粘り気が強く、細菌等が付着し、臭いを発生させます。
そのアポクリン腺の数や密度によりわきがの症状が強くなります。
また、これらの症状は飲酒、喫煙、運動不足、ストレス、脂質や香辛料のとりすぎ、ホルモンバランス、更年期等の様々な要因によって強まります。
治療の特徴
高密度焦点式超音波 HIFU(ハイフ)
ダブロドライとは、High Intensity Focused Ultrasoundを用いた、 切らない・両脇60分施術の治療です。
以前からの治療法は、皮膚を切開し反転させて、エクリン汗腺、アポクリン汗腺を除去するため、施術時間は2時間ほどで、施術後にわきの下を1週間圧迫固定するため、日常生活、入浴、仕事等に制限があります。
またアポクリン汗腺の完成が一段落するのを待つため、高校卒業以降がおすすめの治療時期となっていました。
超音波を用いたダブロドライは皮膚切開を伴わず、生活制限は少なく、治療を受けていただけるのは第二次性徴でアポクリン汗腺の発達がみられる中学生の方から年配の方まで可能となります。
高密度焦点式超音波 HIFU(ハイフ)の原理とは
HIFU(ハイフ)の原理は、太陽の光をレンズで集めて一点だけを高温にするようなものです。
高エネルギーの超音波を発生させ、それを体内の一点に集めるとその部分だけが高温になり、周辺組織を損傷することがなく、ピンポインとで治療を行うことができるので、 がん治療などに用いられている技術です。(前立腺がん、肝がん、子宮筋腫など)
ダブロドライは、皮下3mm層に焦点を合わせ、直径0.6mmの大きさで点状に細かく均一な熱損傷を正確に与えます。照射されるポイントは4,000~4,5000に及びます。
この時の焦点温度は約60~65℃に達し、高温にさらされ熱損を受けた汗腺は熱凝固(たんぱく質変性)を引き起こします。
※たんぱく質変性は50℃ですすみ60℃でより強くなります。
治療の流れ
1.カウンセリング・診察
医師によるカウンセリングのあと、発汗量の計測とにおいセンサ計測をおこないます。
2.治療の準備(治療を希望される場合)
治療用のガウンに着替えていただきます。
治療後のひりひりを抑えるために前もって痛み止めを飲んでいただきます。脇毛が生えている方は看護師が剃毛をします。
3.施術
医師によるデザイン後、局部麻酔をおこない照射となります。治療時間は両脇60分程です。
4.治療後の注意事項の説明
治療のあとはクーリングしたのち、専用のクッション付き絆創膏をはります。また、看護師より治療後の注意事項について説明させて頂きます。
メリット・デメリット
メリット
- 皮膚切開を伴わないため、生活制限がほとんどありません。
- 従来のわきが治療に比べ、治療対象年齢が広くなります。
- 汗腺除去により、多汗症の改善も期待できます。
デメリット
- 治療後毛穴に詰まった雑菌が排出され、残留した臭いが抜けるまで2~4週間かかります。
- 一時的にかさぶたをはがした様な傷を生じることがあります。
- 治療後1ヶ月にかけ、鈍い痛みや皮膚の突っ張り、違和感が出ることがあります。
治療について
治療時間・通院
ダブロドライのお治療は汗腺を完全に除去するものではなく、汗腺を減少させる事でわきがの症状の改善をはかります。
治療時間:60分程度
治療後1週間はクッション付き絆創膏を貼っておきます。検診は基本、照射後1週目と2週目になります。
料金:
| ダブロ・ドライR | 295,000円(税別) |
|---|
| doubloDRY -ダブロドライ- | 一般的な わきが・多汗症手術 | ボツリヌストキシン | |
| 切開 | なし | あり | なし |
| ニオイに対しての効果 | あり | あり | なし |
| 汗の量に対しての効果 | あり | あり | あり |
| 施術時間 | 60分前後 | 80~120分 | 5~10分 |
| 通院 | 検診 (1週間後と2週間後) | 3日後ガーゼ交換 1週間後に抜糸 | なし |
| ダウンタイム | なし | 1週間は安静 | なし |
| 入浴 | シャワー浴可 | 固定部分は 水濡れ不可 | 制限なし |
| 年齢制限 | 中学生以上 | あり | 中学生以上 |
治療をお受けできない方
- ペースメーカー、埋め込み式除細動器などを使用されている方。(歯科インプラントは大丈夫です。)
- 脇に開いた傷や化膿したニキビがある方。
- 脇の脱毛治療を行ってから2週間以内の方。
- 妊娠している方、またはその可能性のある方。
皮膚疾患、ケロイド、糖尿病の方は医師にご確認下さい。
よくある質問
- 治療中、治療後の痛みはありますか?
- 治療後にひりひりが感じられるため、痛み止めを飲んでいただきます。照射中は痛みを抑えるために局所麻酔と冷却装置(マイナス15℃)を使用します。また治療後は鈍い痛み、わきの下のつっぱり、違和感がでることがありますが、徐々に落ち着いていきます。
- 切らずに治療できるのですか?
- はい。メス不要の施術になります。
- 実際の治療はどのような治療ですか?
- 医療用の超音波照射器を使用しての治療でクーリングと局所麻酔で痛みを軽減します。
- シャワー入浴は可能ですか?
- 当日からシャワー入浴は可能ですが、入浴は経過によりますが1週間はお控えください。
- 通勤・通学は可能ですか?
- 治療当日から通勤・通学は可能です。
- 治療後スポーツは出来ますか?
- 翌日から軽いスポーツは可能です。激しいスポーツは2、3日お控え下さい。
- 何歳から治療を受けられますか?
- 中学生から可能です。アポクリン腺は性ホルモンの分泌の影響を強く受けているため。中学生くらいからわきがの症状が出始めると言われています。
- ボトックス治療や手術を受けているのですが、再治療は受けられますか?
- 治療後の期間や治療内容をお伺いしますので、医師にご相談ください。
- 臭いはすぐに消えますか?
- 治療後は毛穴に詰まった雑菌が排出され、残留した臭いが抜けるまで、2~4週間程度かかりますので、この期間中は、残留臭があります。
- 治療後の腫れや、痛みはありますか?
- 治療当日はひりひり感があるので痛み止めを飲んでいただきます。また鈍い痛みやわきの下のつっぱり、違和感がでることがありますが、徐々に落ち着いていきます。
- わき毛はなくなりますか?
- 脱毛治療ではないので、わき毛に対しての影響はありません。
- 内出血はありますか?
- 局部麻酔時に内出血が生じることがありますが、治療時にはありません。
- 術後のケアはどのようにしたら良いでしょうか?
- 治療後はクッション付きの絆創膏を当てていただきます。薄く柔らかいタイプの絆創膏で肩の動きを妨げることはありません。シャワーは通常通り浴びていただい構いません。
※ DOUBLO DRY[ダブロ・ドライ]は水戸中央美容形成クリニックの商標となります。