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すねの痛みが前面で起こる【5つの原因を解説!】

    <監修医師 田中 恵文>

    旅行などで、久しぶりにたくさん歩いたなと思うと、翌日または数日後にすねが痛くなった経験ありますよね。すねの痛みは、全体が痛む、しびれるような感じ、前面だけが痛いなど様々です。

     

    ここでは、すねの痛みに注目して、すねの痛みの原因や病気について説明していきます。

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    すねの痛みが前面で起こる原因

     

    すねの筋肉

    すねの痛みを学ぶ前に、すねの筋肉について説明します。

     

    すねの外側には、前脛骨筋という筋肉があり、主に足首を持ち上げるなどの足関節を動かすときに使います。前脛骨筋は、歩くときにとても重要な働きをします。具体的には、歩きだすときに、下腿も前に傾きます。

     

    この下腿が前に傾くように筋肉を動かしているのが前脛骨筋です。

     

    前脛骨筋の痛みの原因

    すねの痛みは、前脛骨筋を過度に使った場合や疲労がたまると起こるとされています。前脛骨筋は、下腿を前に傾ける働きをすると説明しました。

     

    つまり、重心が後ろに行くような動作を長い時間行った場合に、前脛骨筋に痛みを生じることになります。具体的は、下り坂などを歩く場合が該当します。

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    すねに痛みが起こる病気

     

    すねの痛みは、たくさん筋肉を使ったことが原因で起こることもありますが、病気の前兆で痛みを生じる場合もあるため注意が必要です。

     

    ここでは、すねに痛みを生じる病気を紹介していきます。

     

    シンスプリント

    すねの内側や外側が痛くなる病気にシンスプリントがあります。筋肉を使うときは、収縮と弛緩を繰り返しています。収縮は筋肉を緊張させていて、筋肉の根元の部分(骨膜など)を引っ張ります。

     

    この引っ張る状態が続くと骨膜に炎症を生じ、痛みが出てきます。これがシンスプリントの原因とされています。シンスプリントは、運動をはじめたばかりの人に多く出る症状で、最初は、筋肉痛かなと思うような痛みで徐々に軽減していきます。

     

    しかし、悪化すると運動障害や疲労骨折を起こすともいわれています。

     

    坐骨神経痛

    坐骨神経痛とは、坐骨神経が痛みを発しているためおこる病気です。坐骨神経とは、腰から足先までに伸びる神経の中の太腿から膝あたりまでの神経のことをいいます。

     

    この神経が痛む原因には、坐骨神経を周りの筋肉が硬くなり圧迫することが挙げられます。坐骨神経が圧迫されると、痛みの他にビリビリとしたしびれ、だるさ、冷えなどが下半身に起こることもあります。

     

    坐骨神経痛を起こす病気に、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性腰椎症があります。これらは、背骨の椎間板や骨に異変がおこり、坐骨神経を圧迫するため、すねなどに症状がみられるという特徴があります。

     

    また、足にしびれが出る病気には、腰椎分離症や腰椎すべり症があります。中学生などの体が柔らかい時期にジャンプをするなどスポーツで腰椎に負担をかけると起こりやすいとされています。

     

    しびれの他に腰痛や下半身の感覚麻痺などの症状も出るとされています。

     

    下肢静脈瘤

    下肢静脈瘤は足の血管に静脈瘤(こぶのようなもの)ができる病気です。瘤ができると血流が悪くなることで、主に足のだるさなどの倦怠感やむくみの症状がおきます。

     

    また、その他の症状として、足の血管が浮き出る、足のかゆみ、湿疹、足に色素沈着などが起き変色する場合があります。

     

    変形性股関節症

    変形性股関節症は先天性のものや、加齢、体重など様々な要因により股関節の骨が変形したものです。股関節が変形すると、股関節を中心に痛みがでますが、初期段階では、おしりやすねの外側にも痛みを生じることがあります。

     

    また、おしりの筋肉が硬くなることで痛みを感じる梨状筋症候群があります。この梨状筋症候群は、仙腸関節や股関節の周りの機能に異常を起こした状態が前駆症状として現れるとされています。

     

    股関節障害や仙腸関節障害が起こってしまうと、歩行や日常生活に支障が出る場合もあります。

     

    閉塞性動脈硬化症

    これまでは筋肉が硬くなったり使いすぎたりすることが原因で、すねに痛みを生じる病気を紹介しました。しかし、すねに痛みを生じる病気は、筋肉が痛いだけでなく、血管が詰まった場合もあります。

     

    「いつもと変わらず歩行をしていると、太腿やふくらはぎ、すねが痛くなって歩けなくなる➡しばらく休むと痛みはなくなり、歩くことができるけれども、歩き始めるとまた痛くなる」など痛みが一度休むと消えるという場合があります。

     

    この症状は、足の血管に動脈硬化が起きている閉塞性動脈硬化症の場合があります。また、同じ足の血管にトラブルか起こっている急性動脈閉塞という病気もあります。

     

    これは、心房細動などでできた血栓が太腿やすねの血管につまって痛みを生じる状態です。急性動脈閉塞も閉塞性動脈硬化症と同じように歩けなくなる、痛みなどの症状を示します。

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    すねの痛みの治し方

     

    すねに痛みが生じる病気は神経や筋肉、血管にトラブルが起こっていることを説明してきました。ここでは、すねの痛みを軽減、治す方法について説明します。

     

    マッサージ

    マッサージやストレッチは、痛いほど効果があると思っている人も多いのではないでしょうか。マッサージやストレッチは、少し痛いが気持ちがいいと感じる程度が効果的です。

     

    強い痛みを感じるほどマッサージやストレッチを続けてしまうと筋肉は緊張して硬くなってしまいます。筋肉が硬くなるということは先の病気でも説明したように、すねや関節に痛みを起こしてしまう原因となってしまうのです。

     

    また、骨盤などの体のゆがみも痛みを生み出す要因となる場合があるため、整体などを利用することもおすすめです。

     

    姿勢・歩き方

    すねの痛みを起こさないようにするためには、筋肉を硬くしすぎない姿勢や歩き方を実践する必要があります。人間は頭の重さを背骨のS字カーブで分散させて、腰や足に過度な負担がかからないようにしています。

     

    猫背など背骨がきれいなS字カーブを描けない状態を長く続けると、腰回りの筋肉が硬くなります。腰に痛みを感じるようになると、痛む腰をかばうようにして歩くため、重心が後ろに下がった状態で歩くことになります。

     

    そうすると、すねの外側の筋肉を過度に使ってしまうという負の連鎖がおきます。そのため、普段から、背筋を伸ばし、長時間同じ姿勢をとる場合は、適度に休憩時間にストレッチを行い、緊張をほぐすようにします。

     

    また、歩くときの姿勢も意識して、重心が後ろにならないようにするのもよいでしょう。

     当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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