液体洗剤?粉洗剤?ジェルボール?みんなはどうやって選んでいる
周りの主婦の方に洗濯洗剤をどうやって選んでいるのか聞いてみたところ、「液体洗剤のほうが流行っているから液体洗剤を選んでみた」「CMで見てジェルボールが良さそうと思った」「粉洗剤のほうが安いからなんとなくいつも使ってる」というコメントが。「効能を求めてこだわって洗濯洗剤を選んでいる」という主婦の方は、実は意外と多くないのかもしれません。
しかし、クリーニングのプロである近藤さんは「洗濯洗剤はそれぞれの特徴を知ったうえで、適した洗剤を選ばないとちゃんと汚れがとれない」と言います。洗濯洗剤はどうやって選べばいいのでしょうか。さっそく近藤さんに聞いてみましょう!
しかし、クリーニングのプロである近藤さんは「洗濯洗剤はそれぞれの特徴を知ったうえで、適した洗剤を選ばないとちゃんと汚れがとれない」と言います。洗濯洗剤はどうやって選べばいいのでしょうか。さっそく近藤さんに聞いてみましょう!
どんな洗剤でもすべての汚れが落ちるワケじゃない!?
編集部
- 実は新米主婦でして、洗剤選びに毎度苦戦しています。そもそも洗濯洗剤の正しい選び方ってあるのですか?
近藤高史
- 今は種類が多いので確かに選ぶのが難しいです。洗剤の形状も大きく分けて3種類。昔ながらの粉と液体、そしてジェルボールの洗剤。ちなみに今は何を使っていますか?
- いろいろあるけど、どう選んだら良いかわからないので、液体洗剤を買っちゃいますね。
値段も安いし、香りも悪く無いから。あとパッケージが可愛かったので。
- 汚れが落ちるかは考慮しないのですか?
- そう言われてみればあまり考慮していないかも。でも液体洗剤を使っていて、汚れが落ちていなかったことはないと思うのですが…
- そうですか、でも汚れって目に見えるものと見えないものがあるのです。見えない汚れは知らぬ間にどんどん蓄積されているのですよ
- え!?そうなのですか
- 例えば、夏の衣替えで1年ぶりに出した白いTシャツが、くすんでいたり黄ばんでいたりしませんか?
- あるある!白シャツなんかは、明らかにくすんでいることが多いです
- そのくすみや黄ばみって、一度でついたものではなく汚れの蓄積なのですよ
- 蓄積されるのですが!?でもそれってどうしたらいいのですか?
汚れが一番落ちる洗剤とは!?それぞれ効果・メリットが違います!
- まずは、この4種類の洗剤を見てください。左から粉洗剤、漂白剤入り液体洗剤、柔軟剤入り液体洗剤、ジェルボール型洗剤です。
このなかで、黄ばみならどれが一番落ちると思いますか?
- う~ん、パッケージを見ても消臭とか抗菌とか書いてある漂白系のこの洗剤かしら?
- ブー!パッケージにもある通り、漂白系の洗剤は汚れよりも臭いを抑えるのが主な目的。使う時期は夏がオススメ!だって夏は汗をよくいて臭いが気になるでしょ
- じゃあ次に汚れ落ちそうなのは…ジェルボール型洗剤・・・
- ブブー!確かにこれは界面活性剤が多いから、汚れは落ちやすい。それにこの小さなボール1つで洗濯できるから、洗剤の使用量が少ないしすすぎも一度で済む。だから時短には適している。でもすすぎが少ないということは洗う回数が減る、となると見えないが汚れがちゃんと落ちてない可能性が高いのです
- …そ、それなら液体洗剤?
- ブブブー!!これは軽い汚れに使う洗剤。使う時期は冬がオススメ。夏に比べて汗をかきにくいし汚れも少ないからね。 液体やジェルボール洗剤を毎日使うなら、衣替えの時期に別の洗剤を使用してスペシャルケアをする、それが面倒ならクリーニングに出してからしまう。これ徹底してください!
- えー!じゃあ、一番汚れが落ちるのって粉洗剤!?
- ピンポーン!!!
目に見えない汚れの多くは酸性で、粉洗剤はその反対のアルカリ性。 反対の成分が最もよく汚れを落とすので、弱アルカリ性の粉洗剤が一番なのです。ちなみに漂白系は酸性、液体やジェルボール洗剤は中性です
- そういえばさっき、界面活性剤の話がありましたよね。洗剤のほとんどに入っていますがどうしてですか?
- 界面活性剤は、例えば水と油など混ざらないものの間に入って融合させる役割。洗濯洗剤だと衣類に洗剤を含ませるために入っています。だから界面活性剤の割合が高いと浸透率が上がって、汚れが落ちやすくなるのです
- じゃあ、界面活性剤がたくさん入っている洗剤が良いの?
- 液体やジェルボール洗剤から選ぶとしたら、界面活性剤が多い方が良いと言えます。でも、粉洗剤などのアルカリ性の洗剤なら酸性の汚れにダイレクトに反応します。だから界面活性剤が入っていなくても落ちるのです
洗剤はシーズンと汚れの状況で使い分けよう
- 粉洗剤が一番落ちるってことは分かったけど、粉って溶け残りが心配なんですよね……
- 昔は粉の溶け残りが洗濯槽のカビの原因にもなったりしたけど、最近は溶けやすく改良されているのがほとんど!それに、粉洗剤はお風呂の残り湯との相性が抜群なんですよ
- え?それはどうして?
- 例えば、シャツの襟袖の皮脂汚れを取る場合、人間の体温と同じ35℃~40℃のお湯で洗うと汚れが落ちやすくなるのです。さらにそこでアルカリ性の洗剤を使うと、汚れ落ち最強コンビが生まれます!
- へえ~それは知らなかった~!
- さっき別の洗剤を使用してスペシャルケアと話しましたが、それがこの方法です。理想はこれが毎日できればベスト。見えない汚れをきっちり落として、後で無駄なケアもなし。そうなると衣服も長持ちしますよね
- なるほどー
でも、液体やジェルボールを使って毎日洗っても、目に見えない汚れが蓄積しているから毎回別のケアをしないとですよね。
となると、別の洗剤を準備するお金も時間もかかっちゃいますねー
- シーズンによって使い分けると良いと思います。
いまは共働きの家庭が多くて、時間のない主婦がほとんど。
忙しい平日は液体やジェルボール洗剤で洗濯をして、最低でも夏場は週末に一度、冬場はシーズン終わりに必ずこのスペシャルケアをして欲しいですね