ニキビ跡の色素沈着を消すための睡眠の効果
ニキビ跡と睡眠の関係
一般的に綺麗な肌を保つためには睡眠が大切であることは多くの方が何となく理解していることだと思います。
寝不足した次の日にはメイクのノリが悪くてうまく決まらない、なんて経験のある方は多いのではないでしょうか?
実際に肌と睡眠にはとても深い関係があります。
そのため、当然ながらニキビ跡の色素沈着を早く治すためにも睡眠が欠かせません。
ただ、昼でも夜でもとにかくたくさん眠っていればいいのかというとそんなことはなく、ある程度決まった時間にしっかりと睡眠時間を確保することが大切です。
なぜなら、ターンオーバーを開始するように肌に命令を出すのは脳の仕事なのですが、この脳からの命令は生活リズムと連動しているからなんです。
美肌のために午後10時から午前2時の間のゴールデンタイムと言われる時間帯に就寝した方がいいという話を聞いたことはありませんか?
これは寝る時間帯そのものが重要だと勘違いされがちなのですが、実は一定の睡眠時間と安定した生活リズムの両方を確保することが大事だという意味なのです。
では、ぼんやりとしたイメージだけで捉えている睡眠とお肌の関係について、どうして睡眠がお肌にとって大事なのか、どうして生活リズムを整える必要があるのかなどをしっかりと理解して、ニキビ跡を早く治せるように生活に取り入れてみて下さい。
ターンオーバーと生活リズム
綺麗なお肌のためには睡眠が大事だと知って、ニキビ跡の色素沈着を早く治したいから週末は8時間寝よう!と意気込んでいる方もいるかもしれませんが、ターンオーバーは生活リズムとも関係が深いため週末だけたくさん寝てもそれほど意味がありません。
では、どうして睡眠時間だけでなく生活リズムを整えないといけないのでしょうか?
さきほど肌がターンオーバー始めるためのGOサインである脳からの指令は生活リズムと密接な関係がある、と言いました。
この部分をもう少し詳しく言うと、ターンオーバーを行うためにはいつ眠るかが重要で、日頃の生活習慣から体内時計が休息すべきだと判断している時間帯に眠っている必要があるのです。
なぜなら成長ホルモンが密接に関わっているからなんです。
実はターンオーバーを行うために必要な脳からの指令と言うのは成長ホルモンのことなんです。
成長ホルモンというと思春期に身長を伸ばすために利用されるホルモンというイメージを持つ方が多いのですが、大人になっても必要不可欠で、肌や筋肉を作るための指令として脳から血液内に分泌されるたんぱく質の一種です。
この成長ホルモンを分泌するには、睡眠中であることに加えて「体内時計が休むべきと判断している時」であることが重要のです。
私たちが活動に使えるエネルギーは無限ではないので、1日の中でも活動すべき時と休むべき時、つまりONとOFFの時間のバランスを取って活動しています。
そのため、たいていの方は夜になると眠くなり、朝になると目が覚めて活動をするというパターンで生活をしているのですね。
そして、成長ホルモンが分泌されるためには体が電源OFFの状態になっていないといけません。
言い換えると、体が活動すべきと判断している昼間の時間帯にうたた寝をしても成長ホルモンは分泌されないのです。
しかし、今が活動の時間なのかどうかは自分の意志でコントロールできるものではなく、自律神経というものが勝手に決めるのです。
そして、自律神経が何をもとに体の電源をONにしたりOFFにしたりしているかというと、普段の生活リズムからなんですね。
過去数ヶ月の間繰り返してきた生活習慣から判断して
「あ、そろそろ寝る時間だ」
というように判断して電源をOFFにするんです。そのため、自然と同じような時間帯眠くなってくるのです。
そのため、ターンオーバーを正常に働かせて健康な肌を維持する保つためには、日頃から生活リズムをある程度一定に整えて、休むべき時にしっかりと睡眠時間を確保して成長ホルモンを分泌させる必要があるのです。
生活習慣の乱れによってターンオーバーに及ぼす悪影響
眠っている時間帯と、体が休むべきと判断している時間帯をおおよそ合わせることが大事であると言いましたが、生活リズムが不規則だと体にどのようなことが起こるでしょうか?
当たり前のことなんですが、毎日寝る時間も起きる時間もバラバラだと自律神経の判断力が落ちます。
自律神経は普段の生活リズムから今ONとOFFのどちらの時間なのかを判断しているのに、それが毎日バラバラだと判断基準がぶれてくるため、今、エネルギーを使うべきなのか温ぞすべきなのかよくわからなくなってしまうわけです。
夜更かしをしてしまった時に、しっかりといつも通りの睡眠時間を取ったのに、なぜか頭がぼーっとした状態が続いたという経験はありませんか?
これはまさに体内時計が狂って、今が活動をする時間なのか休息をする時間なのか体がうまく判断できなくなっている状態なのです。
そのため、本来活動すべき昼間に体は休息を求めて眠くなる、という状態になったりするのです。
このように生活リズムが崩れてしまうと、本来は夜になると体を休めるタイミングであると判断しなければいけないにも関わらず、活動をするための時間のような錯覚を起こしてしまうために、寝つきが悪くなったり眠れなくなったりするのです。
そんな状態のまま無理矢理に布団に入って眠ったとしても、自律神経がONのままなので寝つきも悪く、さらには成長ホルモンが分泌されないので、お肌にも良い影響をもたらさないのです。
そうならないためにも、ある程度は起きる時間と寝る時間を一定に保つことで、自律神経に休むべき時間を覚えさせ、その時間帯にまとまった睡眠時間をとることによって成長ホルモンが分泌されるように行動する必要があるのです。
まとめ
1つ1つを細かく説明してきたので、ちょっと全体像が見えなくならないように復習も兼ねてまとめると、
- ターンオーバーを開始するには成長ホルモンの分泌が必要
- 成長ホルモンは睡眠中で、自律神経が休むべきと判断した時間帯に分泌される
- 自律神経は過去の生活習慣を参考にして自動的にONとOFFを切り替える
ということになります。
つまり、ニキビ跡の色素沈着をできるだけ早く消すためにはは、ターンオーバーに必要な成長ホルモンを分泌させる必要があり、そのためにある程度規則正しい習慣を維持しなければいけないということですね。
もちろん、睡眠はターンオーバーを正常にするための要因の1つです。いくらしっかりと眠っても、正しいスキンケアが行われていなければ効果は薄れてしまいます。
そのため、ニキビ跡が治りやすい肌を作るために内面からのアプローチとして生活習慣を整えつつ、外側からのアプローチとして正しいスキンケアをするという両方が大事であることを忘れないで下さい。