私が摂食障害になった性格的要因3つ
ダイエットを始めた当初は、食事制限や適度な運動といった、いわゆる王道の方法を実践していました。
しかしスルスルと落ちていく体重、人から「痩せたね~!」と言われることで、王道ダイエットだけでは物足りなくなり、いつの間にか普通に食事ができない状態に陥っていたのです。
摂食障害になる要因としては、家庭環境や精神的な弱さなど様々なものがありますが、私は自分の性格的な要因が大きかったのではないか?と思っています。
要因① 完璧主義だった
私は、「コレをやる!」と決めたら、途端に完璧主義になる性格です。自分の中にルールを作り、それをしっかりとこなさないと気持ちが悪くなる私は、ダイエットのためにいくつもの自分ルールを作っていました。
例えば…
- 炭水化物は摂らない
- 午後6時以降は食べない
- 縄跳びやウォーキングなどを1日1時間は行う
- 朝晩に体重をはかる
これらのルールを、しっかり守っていました。
このルールをしっかり守っていると、最初の方はするすると体重が落ち、「ダイエットって楽しいんだ~!」と思っていたのですが、減っていく体重を見て「明日はこれよりも体重が減っていないといけない」と、思い込むようになっていったのです。
「~しなければならない」という思考が強くなると同時に、ダイエットが強迫的なものになり、運動しないと落ち着かない・カロリーのわからないものは食べられない、などの症状が出るようになりました。
要因② 自分に自信がなかった
当時の私は大学生。大学デビューもできずに地味に過ごしていたのですが、周りには可愛い子やキレイな子がたくさんいました。4年ほど付き合っていた彼氏と別れたばかりで自信をなくしていた私は、「痩せたら私も可愛くなれるかな~」と思っていました。
自分に自信がなかった私は、そのうちに体重計の数値でしか、自分を褒めることができなくなっていました。
体重計の数値は、数字でハッキリと私の頑張りを示してくれます。それが、嬉しくてたまらなかったのです。体重が減っていれば自信がつく・体重が増えていれば自信を失くす…
そんなふうに、体重計に振り回されるようになっていました。
要因③ 頑固者だった
これは要因①の完璧主義だった、とかぶるかもしれませんが、とにかく頑固者でした。
周りの人から、「もう十分痩せたから、ダイエットはいいんじゃない?」「一緒にご飯食べに行こうよ」と言われても、自分が納得していなかったので、ダイエットをやめることができなかったのです。
むしろ、そんな心配の声を「ダイエットの邪魔しようとしてるの?」なんて思っていました。当時の私に、人の意見に耳をかたむける柔軟性があれば、摂食障害にならずに済んだかもしれません。
摂食障害になって現れた症状
48キロあった体重が、ダイエットを始めてから約半年後には32キロまで減少。
その頃になると、頭の中は体重のことしか考えられなくなり、大学にも通えなくなっていました。精神科にかかるようにもなっていました。
医師からは入院を勧められていたのですが、「太っている、まだ痩せなきゃ」と思いこんでいた私は、入院を断固拒否していました。
しかし、その時にはすでに、様々な症状が体に現れていたのです。
症状① 生理が止まった
それまでも不順気味だった生理が、完全に止まりました。ダイエット開始から3ヶ月くらいで生理は止まっていたのですが、「生理が止まったからダイエットが順調に進む!」なんて思って放置していたのです。
生理が止まって約3ヶ月後に、母親と一緒に婦人科へ行き検査を受けました。そして検査後、婦人科の先生から「今すぐダイエットはやめなさい。子宮が小さくなってしまっているよ」と言われたのです。
症状② 精神的に不安定になった
体重が減っていくと同時に、私の精神状態は不安定に。人からのちょっとした言葉に傷付く・夜も寝付けない・人に会うのがおっくうになっていました。
家族が美味しそうに食事を食べているのにもイライラしたり、私の前に食事を出されるだけでも母親に声を荒げていました。
症状③ 頻繁に体調を崩すようになった
体重が減少すると同時に、頻繁に体調を崩すようにもなりました。
- ワクチンを打っていても、40度越えの発熱を起こすインフルエンザにかかる
- 脱水症状を起こし、内科のICUに緊急入院
- 栄養失調で、頻繁に目眩を起こし倒れる
ろくに食事を摂らずに痩せていた私の体は、免疫力が落ちてしまい、ちょっとした体調不良が命に関わるような状態になっていたのです。
当時かかっていた病院の医師からは、「入院してしっかり治療をしないと、命の危険がある」とまで言われていたのに、それでも私は入院を断固拒否していました。
入院をして、体重を増やすことが怖くて仕方がなかったのです。命の危険よりも体重が増えることが怖い、これが摂食障害だった私の一番恐ろしい考え方だったかもしれません。
摂食障害による後遺症
ダイエット開始から、約1年後には28キロまで落ちてしまった体重。結局、医師の判断により1年間の強制入院による治療を行いました。
入院は長く辛いものでしたが、医師のもとでゆっくりと体重を40キロまで戻し、食事に対する恐怖心をなくしました。簡単に書いていますが、とっても辛い1年でしたよ!笑
現在は29歳になり、摂食障害だった自分の面影はどこにもありません。しかし、摂食障害を克服して元気になった今でも、後遺症が残っています。
- 季節の変わりめなどに、酷い風邪を引く
- ピルを飲まなければ生理がこない
- 脂っこい食事を食べると胃痛を起こす
これらは全て、摂食障害による後遺症です。一度ボロボロにいじめてしまった体は、すぐには元に戻ってくれません。全て、自分の体からのしっぺ返しだと思い、受け入れています。
一度自分のダイエット方法と向き合ってみよう
28キロまで痩せていた頃の私の写真は、本当に骨と皮のようでした。それでも当時「まだ太っている」なんて思っていたことを考えると、摂食障害の恐ろしさがわかって頂けるのではないでしょうか。
現代の日本では、ダイエットから摂食障害になる若い女性が増えているといわれています。ダイエットを頑張っている女性たちに、少しでもいいので摂食障害の怖さを知って欲しいと思い、この体験談を書かせていただきました。
無理なダイエットや、自分を追い込みすぎるダイエットをしている方は、ぜひ一度自分の体と心に向き合ってみてくださいね。ダイエットで一番大切なのは、体も心も健康であることですよ。