2016/12/09
敏感肌でも使える洗顔料の選び方。肌本来の機能を取り戻そう!(お悩み相談)
幅広い年代層に存在すると思われる「敏感肌」。自分にあった洗顔料を探している20代男性・りゅうたさんからの質問です。
僕は昔から敏感肌で、色々な洗顔料を試してきたのですがなかなか合うものが見つかりません。
敏感肌でも肌荒れせずに使える洗顔料の選び方を知りたいのですが。
こんにちは、りゅうたさん。
敏感肌でも使える洗顔料ですね。
ちなみにこれまではどんなタイプの洗顔料を使ってきましたか?スキンケアもしていれば教えてください。
泡立てるタイプの洗顔フォームです。
低刺激タイプの洗顔フォームなども使ってきましたが、いまいち肌にあっている感じがしません。
スキンケアは洗顔以外には特にしていませんね。
なるほど。
ご自身がアレルギー体質だったり、家族にそういう方がいたりはしませんか?
自分も家族もアレルギーはないと思います。
ありがとうございます。
早速敏感肌の洗顔料選びについて説明しますね。
敏感肌の原因を知っておこう
敏感肌の主な原因ですが、乾燥や間違ったスキンケア、体質、年齢的なものがあります。
りゅうたさんは20代ということで、加齢によるものとは考えにくいですね。
アレルギー体質でもないということなので、乾燥とスキンケアをメインに原因を考えましょう。
なるほど、わかりました。
敏感肌で洗顔以外にスキンケアを行っていないということですが、保湿を一切しないというのは敏感肌の一因かもしれません。
乾燥の悪化により肌機能が低下し、敏感肌になっていると思われます。
乾燥がなぜ敏感肌の原因になるのでしょうか。
乾燥した肌は肌を保護するバリア機能が弱くなります。
すると少しの刺激でも痒みやヒリヒリ感に繋がる、敏感肌の状態に。
潤いが保たれるとバリア機能が正常に働くので、外的刺激からも守ってくれるのです。
保湿は肌を保護することにもなるんですね、知りませんでした。
敏感肌の原因の中でも多いのが乾燥です。
元々の肌質や季節の影響もありますが、間違ったスキンケアや合わない化粧品が乾燥を招いていることも珍しくありません。
具体的にどんなものですか?
ゴシゴシ洗顔や保湿が不十分、洗浄力の強すぎる洗顔料を使うことが挙げられます。
まずはこれらを改善し、本来のバリア機能に回復させるのが先決でしょう。
なるほど、僕の場合は保湿不足ということですか。
あとは敏感肌でも使える洗顔料ですね。
そうですね。
では洗顔料選びのポイントについても説明します。
敏感肌用の洗顔料選びのコツ
まず洗顔フォームを使っているということですが、敏感肌の人には刺激の強い成分が多いといわれるのが洗顔フォームです。
なぜ洗顔フォームは刺激が強いのでしょうか。
洗顔フォームには洗浄成分となる“合成界面活性剤”が配合されているのですが、これが肌に刺激となりやすい成分なのです。
合成界面活性剤は肌にどんな影響がありますか?
本来混ざり合わない、水と油を混ぜるのに使うのが界面活性剤。
油性のメイクや皮脂汚れを落とすことができるわけですね。
ただ、界面活性剤の成分が強すぎると必要な皮脂や潤い成分も奪ってしまいます。
乾燥が余計に悪化し、敏感肌に拍車がかかる恐れがあるのです。
界面活性剤の配合されているものは絶対に避けたほうが良いということでしょうか。
もちろん一概に界面活性剤の全てが悪いとは言えません。
“敏感肌の症状がある期間は、洗浄力の強い合成界面活性剤を避けたほうが良い”というのが正解です。
敏感肌は少しの刺激にも弱くなっていますから、普段は何もない成分でも反応することが考えられるのです。
肌の状態と界面活性剤の種類によっても影響か変わるということですね。
その通りです。
敏感肌の症状が酷い今は、洗浄力が強すぎる化学成分は避けたほうが無難。
一般的に肌へ負担となる心配が低いのが“洗顔石鹸”と言われています。
その具体的な理由はなんですか?
洗顔石鹸には合成界面活性剤や防腐剤などの添加物が配合されていません。
脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムなどの天然成分を使っており、肌へ刺激になるリスクが高い成分がないので比較的安全な洗顔料といえます。
なるほど。
【石鹸のアルカリ性について】
ただ、石鹸ということで洗浄力は比較的強めです。
また、石鹸は基本的にアルカリ性なので、洗顔後は違和感や刺激を感じる人もいます。
ではあまり敏感肌向けじゃないのでは?
肌はアルカリ性に傾くと、元の弱酸性に戻ろうと働く力があります。
実はこれが非常に大切。
合成界面活性剤の洗顔料で肌ダメージが深くなると、こうした肌本来の機能がうまく働かなくなります。
洗顔石鹸はそうした自然の働きを邪魔しません。
なるほど、肌本来の力を失わせないのも洗顔石鹸が良い理由なのですね。
はい。
敏感肌は元々肌機能が低下しているということはお話ししましたね。
合成界面活性剤を使わないことで、さらなる悪化に繋げないことは大切です。
また、洗顔の方法を正しく行うことでも肌機能を正常化に導けます。
肌本来の機能を低下させない洗顔を
肌機能改善のための具体的な洗顔方法を教えてください。
絶対に強く擦らないことです。
洗い流すまでに時間をかけ過ぎず、1分を目安にしましょう。
洗顔回数は1日に2回まで。
朝は洗顔料を抜いても構いません。
保湿用品は基本的に敏感肌用、低刺激タイプから選ぶことになりますが、それだけで安心せずパッチテストの実施も心がけて下さい。
敏感肌向けのものでも、最終的には自分の肌で判断するのが大事ということですね。
その通りです。
洗顔石鹸に関しても同様に肌に合っているものを。
しっかりと泡立て、指で皮膚を擦らないように洗ってください。
洗う時はぬるま湯で、決して熱いお湯で洗わないこと。
とにかく肌機能を無駄に低下させないことが重要となります。
わかりました。
まずは敏感肌用の洗顔石鹸を中心に、自分にあった洗顔料を探してみます。
それだけでなく、敏感肌を悪化させないスキンケアも心がけていきます。
敏感肌を克服するには、肌本来の機能回復が第一となります。
症状を悪化させないスキンケアを心がけつつも、甘やかさない程度にしなくてはなりません。
時間がかかるとは思いますが、自分にあったケア方法で長い目で改善を目指しましょう。
洗顔料の選び方のポイント
- 敏感肌は乾燥や間違ったケアで肌機能が低下している
- 合成界面活性剤を使っている洗顔フォームは避ける
- 洗い方や保湿ケアに注意し、肌本来の機能を取り戻す対策を
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執筆者:rihira
一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー
注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。