やけどした時の水ぶくれの治し方|冷えピタで冷却?
火傷で水ぶくれになってしまった
ケガや事故は誰でも避けたい事ですが、いくら注意をしていても起こってしまう事があります。
自分が注意していても、他の人の行動が影響して起こってしまう事もあり、100%避けれる保証はどこにもありません。
もちろん火傷にならないように注意をすることも大切ですが、いざという時、火傷になってしまった後の処置も大切になってきます。
火傷になると水ぶくれになり、一般には「水で冷やす」と言われていますが、実際にはどうなのかまとめてみましたので参考にしてみてください。
火傷の症状の分け方
火傷をしてしまった場合、どれだけ体の深くにまで影響しているかが重要になってきます。
Ⅰ度熱傷
火傷の深さは表皮までで、火傷の後も一時的なものと位置付けら皮膚が赤くなった状態です。
軽いやけどをして、皮膚がヒリヒリした経験は無いでしょうか?皮膚が赤くヒリヒリ感起きている状態。
治療の期間は1~2週間程度。
浅達性Ⅱ度熱傷
火傷の深さは表皮から真皮の浅い部分、色素沈着として残る可能性があります。
治療期間は1~2週間程度。
この症状以上の場合、水ぶくれができる可能性があります。
深達性Ⅱ度熱傷
火傷の深さは表皮から真皮の深い部分、火傷の痕として残る可能性があります。
水ぶくれの下の皮膚が白くなっている場合があります。
ここくらいになると、皮膚の表面は壊死していて、痛覚をはっきり感じ取れなくなってしまうので、痛みを感じない場合もあります。
痛みが無いから大丈夫ではなく、痛みを感じ取れないほどダメージを受けている事なので、専門の医療機関に直ぐに行きましょう。
治療期間1~2カ月程度。
Ⅲ度熱傷
火傷の深さは表皮から皮下組織までの部分、火傷の痕やケロイドとして残ってしまう可能性があります。
治療期間2ヵ月以上。
火傷の深さは時間によって変わってくる?
実は火傷をした直後の深さと、時間が経過した後の深さが違う場合があります。
早い段階では正確な火傷の深さを決める事が出来ない場合があります。
もちろん自己判断は危険なので、専門の医療機関に行きましょう。
火傷の面積も重要
火傷はその深さが損傷基準として分類されますが、面積も重要な要素になってきます。
II度熱傷で全身の15%以上、III度熱傷で全身の2%以上の場合は生命の危険性が高くなります。
また火傷をした場所にもより、顔や生殖器の場合の判断基準は変わってきます。
水ぶくれができた時の処置は
火傷で水ぶくれができてしまったら、直ぐに冷やす事が大切です。
ただここで注意しなければいけない事は、水ぶくれを破る事は絶対に避けましょう。
火傷による皮膚のダメージと、破ってしまう事で細菌などが侵入する可能性が高くなり感染してしまうリスクが高くなるからです。
また冷やさなければと考えて、氷水などの極端に温度の低い物で冷やす事で凍傷になってしまう可能性もあります。
極端な低い温度と、破らないように注意しながら15~30分ほどを目安として冷やしていきましょう。
水ぶくれが破れそうな場合は、タオルやガーゼで覆い破れないようにしていきます。
よく流水で冷やす事を推奨している場合もありますが、水ぶくれが破れそうな場合は、容器などに水を溜めて冷やすようにしましょう。
冷やし終わったら
専門の医療機関に行く事が一番ですが、それまでの間にしておくことがあります。
まず水ぶくれが破れないように、清潔なタオルやガーゼを使って保護していきます。
それでも破れてしまった場合は、皮を剥がさないようにして覆います。
もし、火傷の範囲が広い場合は、シーツ等を利用しとにかく皮膚を保護するように努めましょう。
やってしまいがちなやってはいけない事
浅達性Ⅱ度熱傷、水ぶくれが出来てしまう場合は、早めに医療機関に行きましょう。
その時に近くに火傷の薬があったとしても使ってはいけません。
もちろん消毒する事もNGで、状況によっては酷くなってしまう事もあります。
医師には正確な皮膚の状態を知ってもらう事が大切なのもあるので、自己判断で消毒や薬を塗布する事は辞めましょう。
火傷は皮膚だけではない
火傷と言えば皮膚を対象と考えるのが一般的ですが、火災などの高熱の空気を吸い込むことで、気管や気道が火傷をする場合があるのです。
これを「気道熱傷」と呼び、注意しなければならないのは火傷によって気道が膨れ上がり、呼吸が満足に出来なくなってしまう事です。
もし火災に合われたら、気管や気道が火傷をしないように口にタオルを当てましょう。
低温火傷にも注意
最近は「エコ」という事もあり湯たんぽを使い始めている人もいます。
よく言われるのが「低温火傷に注意」。
低温なのに火傷ってどお言う事?って思われる方もいらっしゃると思います。
湯たんぽは、基本的にはタオルでくるんで足元を温める場合が多いのですが、実は足の部分は他と違って感覚が鈍く皮膚の下は脂肪が少なく骨があるので、身体の熱が分散されにくく低温火傷のなる可能性が高いのです。
また、誤った使い方でタオルを巻かないでしまう事も低温火傷になった人の原因の一つと言われています。
寝ている時に、この状態が続いてしまうので皮膚の深い部分を時間をかけてダメージを蓄積させていきます。
深い部分の火傷は、重度の火傷になりやすいので「低温火傷」という言葉のイメージとは違い、特に注意が必要です。
湯たんぽを使う場合は、就寝時は布団から出しましょう。
「それでは意味がない?」と思われる方もいるかもしれませんが、一度温まった布団は、自分の体温の働きで朝まで温かい状態できるので、寝る時は取り外しましょう。
厚手のタオルやゆたんぽ袋、専用カバーなどで包んでも「低温やけど」になる恐れがあります。
低温火傷になった場合は、見た目での判断が難しく、Ⅰ度熱傷の場合と同じように赤くなっているだけの時もあり、水ぶくれが出来ても出来なくても、専門の医療機関にいく事が大切となってきます。
冷えピタで冷やす事は?
冷えピタなら水ぶくれを破ることなく冷やす事が出来るように思えますが、冷えピタを貼ってしまう事は、その後剥がす時に水ぶくれも一緒に剥がしてしまう可能性があります。
また一緒に剥がしてしまう事で感染症になってしまったり、火傷の痕を残してしまう原因になる場合もあるので、冷えピタで冷やす事は辞めましょう。
冷えピタもそうですが、小細工を考えず火傷をした場合は医療機関に行く事が一番です。
まとめ
「やけどした時の水ぶくれの治し方|冷えピタで冷却?」いかがでしたか。
やけどをした時は、基本的な事をきちんとやりましょう。
冷やす
皮膚の負担を無くす
適切な処置をする(小細工をしない)
痕や色素沈着となっては、特に女性にとっては避けたい事ですよね。
どんなに注意しても、やけどをする可能性はあるので、対処の仕方をきちんと覚えておきましょう。