「筋トレ」と聞くと辛い、苦しい、そんなイメージを持ちますよね?
- もっと楽に筋肉が鍛えられたいいのに
- 若いときの体に戻りたい
- シックスパックに憧れる
- ぷよぷよのお腹をどうにかしたい
- 部分的に筋肉を鍛えたい
そんな人々のニーズを商品化したのがEMSマシーンです。
今EMS市場は、日本国内で約150億円の市場で、様々な製品が発売されています。
■杉村大蔵さんがCMキャラクターのスレンダートン
■クリスティアーノロナウド選手がCMキャラクターのSIXPAD
ただ、気になるのは、このEMSの効果ですよね。よく着けるだけで、腹筋300回分の効果など聞きますが、本当に効果はあるのでしょうか?
そこで、EMSに関しての論文を多数発表された大学教授の意見をもとにEMSの効果を徹底検証していきたいと思います。
EMSとは
EMSとは、Electrical Muscle Stimulation(エレクトリカル・マッスル・スティムレーション)の略で、「筋電気刺激」といって、体の外部から電気的な刺激を与えることで、筋の収縮を誘発する技術のことです。
簡単にいうと、EMSは電気刺激によって脳を介さずに直接筋収縮させるので、自分の意志とは関係なく筋肉を収縮させることができるのです。
筋収縮すると、その刺激によってタンパク質の合成が促進されるので、筋肉の発達がおこります。そして、筋肉が発達すると、見た目も引き締まり、基礎代謝が上がるので痩せやすい体になるということです。
EMSと筋力トレーニングの違い
EMSと自分で行う筋力トレーニングとの違いは、負荷をかける筋肉の種類が違います。筋肉には、「速筋(白筋)」と「遅筋(赤筋)」と呼ばれる、色も特徴も異なる筋肉があります。
■速筋の特徴
- 白いので白筋とも呼ばれ、瞬発力、パワーに優れている
- 筋肥大(発達)しやすいので、見た目の印象につながりやすい
- 鍛えるためには息が切れるほどの強い負荷が必要
■遅筋の特徴
- 赤いので赤筋と呼ばれ、持久力に優れている
- 筋肥大(発達)しにくい
- ウォーキングなどの有酸素運動で鍛えることができる
筋力トレーニングによる筋肉の鍛え方
自分で行うトレーニングの場合は、遅筋から使われ始め、かなり高い負荷のかかるトレーニングをした時に速筋が使われ始めます。つまり、引き締まった体にするには、この速筋を鍛えないといけないが、息が切れるほどの強い負荷が必要になるということです。
EMSによる筋肉の鍛え方
逆にEMSは、速筋を優先的に鍛えることができます。それは、速筋を支配する神経線維が遅筋よりも太いため、優先的に電気が流れやすいからです。さらに、強い負荷をかけなくても速筋を鍛えることができます。ただ、自らの意思をともなわないので、筋肉の限界を超えてしまわないように安全性や使用時間が重要になります。
EMSのダイエット効果
EMSは、ダイエット効果はあるのでしょうか?もしも、ダイエット=脂肪を減らすと定義した場合、答えはNOです。EMS自体が脂肪を燃焼させるわけではありません。
正しくは、EMSで筋肉を鍛えることにより、基礎代謝がアップして痩せやすい体質になるので、結果的にダイエット効果がアップするということです。また、普段鍛えにくいパーツを部分的に筋肉を鍛えることで、引き締まったメリハリのあるボディをつくることもできます。
【まとめ】
- 基礎代謝がアップすることで痩せやすい体質になる
- 女性は引き締まったメリハリボディをつくれる
- 男性は速筋を鍛えることでたくましい筋肉質なボディをつくれる
- 鍛えたい場所に合わせて部分的に筋肉を鍛えることができる
効果的なEMSマシーンの選び方
EMSの市場は150億円市場にもなり、様々な製品が発売されています。効果のあるもの、ないもの、様々な口コミがあり、何を信じて選べばいいのでしょうか?難しいですよね。そこで、理論に基づいた、効果的なEMSマシーンの選び方をご紹介します。
周波数の違い
EMSマシーンを選ぶ上で、最も重要なポイントが周波数です。周波数とは、電気信号などの減少が1秒間(単位時間)に繰り返される回数のことです。単位はHz(ヘルツ)で表されます。
出典:http://www.hepco.co.jp
この周波数の違いにより、EMSの効果が変わってきます。高周波の方が効き目があるのか、低周波の方が効き目があるのか、実際に解説していきます。
EMSマシーンの周波数について
代表的なEMSマシーンのそれぞれの周波数をまとめました。
家庭用のEMSマシーンは20Hz~80Hzなど様々あります。ここで、周波数によってトレーニング効果が変わるのかどうか検証したいと思います。
そこで、EMSを30年以上研究しており、論文も200本以上発表している、京都大学の森谷教授の論文データをみていただきたいと思います。
出典:http://www.emsrevolution/index.html
論文発表の結果によると、50Hzや80Hzなど高い周波数を用いると、筋肉の張力が約60秒で低下することがわかりました。一方20Hzは、時間が経過しても張力を保っているため、効率的なトレーニングができると結論づけられています。
出典:http://www.emsrevolution/index.html
更に、筋肉の酸素消費量を比較したときに、運動すると筋肉はエネルギーを使って酸素を消費します。ですから、それぞれの周波数の酸素消費量を比較したデータがあります。こちらのデータでは、60Hzと20Hzを比較したときに、20Hzの方が多くの酸素を消費しており、トレーニング効果が高いと実証されています。
以上の結果から、周波数では20Hzが最もトレーニング効果が高いことがわかりました。
EMSの痛みについて
一般的に周波数が低いと、ピリピリとした痛みが大きいと言われています。ですから高周波はトレーニング効果は期待できないけれど、痛みは少なくなっています。一方、20Hzはトレーニング効果が高いけれど、痛みが強くなります。
では、20Hzを採用しているSIXPADは痛いのでしょうか?
SIXPADは独自波形の開発により、痛みを軽減することに成功しているようです。つまり、トレーニング効果が高く20Hzで痛みが少ないのがSIXPADです。
SIXPADの効果的な使い方についてはこちらの記事をどうぞ
EMSマシーン比較
周波数の低かったSIXPADと、その次に低いスレンダートンのそれぞれの特徴をまとめてみました。
SIXPADは、コードレスで薄くて軽いため、手軽にトレーニングができる。また、20HzというEMS理論に基づいたトレーニング効果がメリットです。初期費用は高いが、ジェルシートはスレンダートーンよりも安いので、ランニングコストではSIXPADの方が安い。
スレンダートーンは、電池はいらないが充電する必要がある。トレーニングの種類が多く、自動的にレベルアップするプログラムがメリットとしてある。また、初期費用は安いが、パッド料金はSIXPADよりやや高めになっている。
機能性、初期費用、ランニングコストなどを総合的に考えて、自分にあったEMSマシーンを選びましょう。いづれにせよ、1日で効果がでるというわけではなく、大事なのは継続することです。1番続けられそうなEMSマシーンを選ぶことが重要です。