10月27日(月) 17日目
連日の耐えかねる激痛に精神的に参ってきた。
このままでは、更に体力が落ちていくようで、夫に鎮痛剤を買ってきてもらった。
この 1 週間、とにかく大量に膿が排出されている。
ティッシュ 5 箱 があっという間になくなってしまった。
これだけの膿が排出されたのだから体もかなり浄化されたこ とだろう。
10月28日(火) 18日目
午前中、少し気分がいいので動いてみたが、すぐに疲れてしまった。
痛みもいくらか落ち着いてきて、少しの時間だけ本を読むことができた。
午後に38度前後の発熱があったが、夜は調子も良く長い時間目を開けていられた。
10月29日(水) 19日目
今日は熱も微熱程度で、いろんなことを話す元気がでてきた。
まだ見た目の皮膚は醜いが、昼間は本を読んで過ごせるようになった。
今まで食事の時に体を起こすのがやっとだったことを考えると大きな進歩だ。
排出される膿の量が少し減ってきたように思う。
10月30日(木) 20日目
ガーゼを取り替えるたびにカサブタが剥がれてしまうことに問題に感じたので、今日は朝から、すべてのかさぶたを空気にあてて乾かしてみることにした。
しかし、ガーゼと共にかさぶたが剥がれてしまったところと、腕の何箇所かにある盛り上った肉芽のような丘疹に激痛が走ってどうしようもない。
もう我慢することに疲れてしまった。
時折、思わず呻いてしまうほどの激しい仙痛に襲われる。
帯状疱疹の痛みは、薬で抑えすぎると後遺症が残る可能性があると聞いていた。
今まで薬を飲まず痛みに耐えてきたが、もう限界。鎮痛薬を飲むことにした。
しかし、期待したほど痛みは取れず飲んでも大して変わりはなかった。
精神力が萎えてきたことによって痛みが増幅しているように思う。
もっと激しい痛みのときがあったはずなのに。
回復までの道程がこんなに苦しいとは・・・。
重症化して入院すると、強い鎮痛剤や睡眠薬のみならず、精神安定剤や抗うつ剤まで処方されてしまうというのがよくわかる。
昼頃から急に高熱が出る。
ガーゼの代わりにタオルをふんわりと体にまいて背中の疱疹をかばって横向きになって眠った。
高熱にうなされたが痛みはひいた。
10 月 31 日(金) 21日目
昨夜、カサブタが痒くて寝不足だったせいか午前中はぐっすり眠ることができた。
皮膚を乾かすことで再生のサイクルがうまく機能するようになったのだろうか。
夕方になっても熱は出ず痛みもない。
本を読んでいてもすぐに疲れなくなってきた。
急激に治り始めたのか乾いてきたカサブタがとにかく痒い。
おそるおそる半分乾いたカサブタを剥がしてみると、手術跡のように赤く盛り上った未熟な皮膚が現れた。
痛みはない。
カサブタが剥がれるとかゆみは半減する。
11 月 1 日(土) 22日目
皮膚が急ピッチで回復している。
ほとんどのかさぶたが乾いたので、今日は昼間にお風呂に入ることにした。
からだというのは、不思議というか、驚くほど良くできている。
皮膚症状がどうしようもなかった間、2週間も入浴をしなかったのに、体はサラサラで不快感もなかった。
ところが、かさぶたが取れ始めて暫くすると、急に汗をかくようになり、(特に皮膚が再生している箇所)カラダがベタベタしてきた。
もうお風呂に入っていいのだというサインと受け取れた。
完璧なまでのカラダの反応に驚くとともに敬意を感じた。
カサブタは、お風呂に入っても大丈夫なくらいしっかりしているか取れている。
心配だった神経の痛みの後遺症もなし。
元気になれたと実感。
久しぶりのお風呂は本当に気持ちがよかった。
痛んだ肌を慎重に洗って体を十分温めてからあがった。
そーっと肌を拭いたあと窓辺で肌を乾かしながら休んだ。
体重を量ると 38.5 キロになっていた。
病気前は 42 キロ以上あったのに・・・1 割減。
しばらくして疲労を感じたのでベッドに入って休ん だ。
気持ちよく眠れた。
お腹とみぞおち、すねやひざの裏が乾燥して痒い。
アトピーがくすぶっていたにも係わらず疱疹が発生しなかったところだ。
落ち着いて自分のからだを眺めると、アトピーでところどころ色素が沈着してくすんでいた肌が目に見えて健康的な色になっていた。
きっと膿と一緒にかなりの体毒が排出されたのだろう。
肌の色が全体的に白くなったことで、今まで隠れていた横腹の薄茶色の小さなあざが、何年かぶりに浮きでてきた。
肌全体が茶色にくすんでいたので見えなかっただけで、ちゃんと存在していたのだ。
アトピーのかゆみも激減した。
夫が、格段に回復した私の皮膚を驚き混じりに摩って喜んでくれた。
夫も辛い思いをしたことだろう。
その掌の優しさと安心感は言葉で表現できない。
私は幸せだ。
11 月 2 日(日) 23日目
熱も出ず、普通の生活に戻りつつある。
11 月 4 日(火) 25日目
結局、3週間以上も寝たきりの生活を送ってしまった。
こんなことは人生で初めてだ。
体力がかなり落ちているため、まずはゆっくりと机に向かうことにした。
家族の献身的な看病に支えられ、神経痛の後遺症を残すこともなく、すっきりと治すことができそうだ。
アトピーも劇的に良くなり苦しい思いをしただけのことはあったと感無量。
11 月 9 日(日) 30日目
人が見たら疱疹跡がボコボコで醜いと感じるだろうが、自分的には、やっとカサブタも完全に取れ、健康になれたと実感。
時間はかかるだろうが、きっと綺麗な皮膚を取り戻すことができると信じている。
11 月 20 日 51日目
完全に普段どおりの生活に戻れた。嬉しい。
しかも、アトピー肌の黒ずみやテカリが取れてきて、今まで見えなかった手首や足首の静脈が少しずつ透けて見えるようになった。
疱疹の跡も確実に薄くなってきている。
健康に感謝。
頬から首にかけてもかなりの数の疱疹が折り重なって発生し、ピーク時はカサブタの仮面をかぶったようだったが、顔面の疱疹は以外にも経過が良好だった。
外出に問題はない。