もうのう炎の予防と対策
もうのう炎とは?
もうのう炎とは、見た目はニキビのような赤いぶつぶつとしたできものです。毛穴の奥にある毛包(毛根を包み込んでいる部分)が傷つき、ブドウ球菌が感染して起こる皮膚の病気です。ブドウ球菌とは、人の体には必ずついている常在菌です。しかし、毛包が傷ついた時に入り込み、炎症を起こしてしまうのです。
もうのう炎は、赤い小さなぶつぶつで、中には白くぷくっと膿をもったものもあります。症状が軽い場合は、かゆみや痛みはほとんどありません。自然と治ることを待つのが多いです。しかし、症状が重くなると発熱や痛みを伴うことがあります。膿がたくさんたまり、大きくなることもあります。悪化した場合は、病院で診てもらったほうがよいでしょう。
もうのう炎のできやすい場所
肌が長時間湿った状態でいると、毛穴にブドウ球菌が入りやすくなり、感染してもうのう炎になりやすくなります。汗をかきやすい時期である、夏に症状がよく出ます。皮脂の分泌が多く、ムダ毛が濃くて蒸れやすいところも、ブドウ球菌が繁殖しやすく、症状が出やすくなります。
もうのう炎ができやすい体のパーツは、おでこ、背中、ワキ、デリケートゾーンなどです。そういえば、わたしもおでこにニキビとは違う細かいぷつぷつができることがあります。これももしかしたらもうのう炎なのかな?と思いました。
もうのう炎を予防するには?
*肌を傷つけにくいムダ毛処理
まず、毛穴を傷つけないために、肌を傷つけにくいムダ毛処理をしましょう。お風呂に置きっぱなしのカミソリや、古いカミソリは、刃が悪くなっていてよく剃れません。そのようなカミソリでムダ毛を剃ると、肌を傷つけてしまいますし、雑菌が繁殖してしまいます。
カミソリでムダ毛を剃る場合は、こまめに刃を取り替え清潔にし、反り味の良いもので処理しましょう。また、肌を傷つけにくいガード付きのカミソリを使うか、シェーバーを使うのもよいでしょう。シェーバーは、刃が直接肌に当たらないようになっていますが、深く剃れないので触り心地が悪くなります。
*顔や体の汗を流して清潔に
もうのう炎は、ムダ毛処理だけが原因ではありません。先程も紹介したとおり、湿っているところにできやすいので、汗をかいたらそのままにせず、シャワーを浴び、着替えるなどしてさらさらで清潔な状態を保ちましょう。
洗顔方法はどのようにしていますか。顔を洗うときは、洗顔フォームをしっかり泡立てて、肌をごしごしこするのではなく、泡でやさしく洗います。髪の毛の生え際は蒸れやすく、もうのう炎のできやすい部分であるので、しっかり洗います。そして泡を洗い流すときは、ぬるま湯ですすぎ残しがないように気をつけましょう。
シャンプーも同様です。シャンプーの泡が体に残っていないように、しっかりとすすぎます。コンディショナーはぬるぬるしていて肌に残りやすいので、なるべく頭を洗ったあとに体を洗い、背中についた落ちにくいコンディショナーをしっかり洗い流しましょう。
*寝具やパジャマも洗濯+天日干しで清潔に
寝具やパジャマも、汗を吸っています。枕カバーやシートなど洗えるものはこまめに洗濯しましょう。敷布団や掛け布団はまるごと洗うことはできないので、日光に当てて干し、乾かしましょう。寝具とパジャマ、どちらも清潔さをキープすることが大切です。
*ストレスを発散
ストレスも原因となります。ストレスがたまるとホルモンバランスが崩れ、肌荒れが起こりやすくなります。適度な運動としっかりとした睡眠など、ストレス発散も大事です。
*バランスの良い食生活を
食生活も原因となります。食生活の偏りで、免疫力が低くなります。皮膚が傷つきやすくなり、肌荒れも起こりやすくなるので、バランスの良い食事も必要です。脂っこいものの食べ過ぎには要注意。
できてしまったもうのう炎はどう対処すればいいの?
では次に、できてしまったもうのう炎はどうすればよいのでしょう?絶対にやってはいけないことは、つぶして中の膿を出すことです。膿を押し出すと、にきびをつぶしたときと同じように、跡が残ってしまいます。跡は色素沈着になってしまうこともあるので、絶対につぶしてはいけません。
症状の軽いものはそっとしておいて自然治癒が望ましいです。そのためにも、肌を清潔にし、こすったりして刺激を与えないようにしましょう。
症状の重いものは、皮膚科で診てもらいましょう。塗り薬や飲み薬を処方されます。治療をしながらも、肌や寝具を清潔にして、食生活にも気をつけるなど、もうのう炎の予防策と同じことに注意しましょう。
医療レーザー脱毛ともうのう炎の関係
ムダ毛の自己処理は、もうのう炎のできる可能性が高くなります。しかし、クリニックでの医療レーザー脱毛は、必ずしももうのう炎ができないとは限らないのです。レーザー脱毛は、熱で毛根にダメージを与え、脱毛していく方法です。熱のダメージを受けて、一時的に免疫が下がると、普段はなんともなかったブドウ球菌によって、もうのう炎が引き起こされることがあります。
もちろん、ムダ毛の自己処理に比べて、レーザー脱毛のほうがもうのう炎になりにくいですが、100%ではありません。サロンでの脱毛は、レーザー脱毛より光の出力を弱くしてあるので、毛根へのダメージも弱いと言えます。
繰り返してしまうもうのう炎は病院に相談
もうのう炎は、ムダ毛の自己処理により毛包にブドウ球菌が入ることのほか、食生活や睡眠、入浴などちょっとしたことでてきてしまいます。繰り返しできてしまうもうのう炎は、病院に相談して治療しましょう。
もうのう炎の予防と対策
- 肌を傷つけにくいムダ毛処理をしましょう
- ガード付きのカミソリや、シェーバーなど刃が直接肌に当たらないようにしよう
- 切れ味の悪いカミソリで肌を押し付けないようにしよう
- カミソリの刃をこまめに替え、清潔にしましょう
- 汗をかいたらシャワーで流して乾燥させましょう
- 石鹸やシャンプーが体に残らないように洗い流しましょう
- 寝具やパジャマもこまめな洗濯&天日干しで清潔に