肉類や乳製品、糖質や脂質と並び、刺激物の取りすぎはニキビの原因になります。
刺激物といって思いつくものは、アルコール、コーヒーや紅茶、緑茶などカフェインを含むもの、カレーやキムチなど唐辛子や胡椒などスパイス(香辛料)が効いている食べ物でしょうか?
こうした刺激物に共通しているのは、空腹時や疲れているときなどに飲み食いすると胃が荒れてしまうということです。胃腸が不調だと口周りにニキビができてしまうことがよくありますが、刺激物を飲み食いすることで間接的にニキビの要因になることがあるんですね。
もちろん、刺激物によってはそれ自体がニキビの原因になるとも考えられています。
アルコールの影響については「食生活が原因でニキビができてしまうのはなぜ?」でも触れましたが、糖や皮脂の代謝を促す「ビタミンB群」を大量に消費してしまうこと、血管を拡張させる作用があることから皮脂腺が活発になり、皮脂量が増えてしまうことが考えられています。
コーヒーがニキビに悪いといわれる理由を検証!
眠気覚ましや気分のリフレッシュにコーヒーをよく飲む人も多いはず。
コーヒーにはカフェインという覚醒を促す作用がある成分が多く含まれています。カフェインはその覚醒作用から典型的な刺激物といえ、ニキビ肌の人が飲んでいはいけないNO.1飲料といわれることも多いです。
ただ、実際どうかというとコーヒーについては健康効果や美容効果について賛否両論あります。たくさん飲めば生活習慣病を予防するという話もありますし、同様にたくさん飲めば肌がきれいになる、ダイエットになるという話もあります。
ニキビに直接関係しそうな肌へのコーヒーの影響に絞って紹介すると、
コーヒーを飲むプラス面
クロロゲン酸というポリフェノールが豊富!
活性酸素の発生を防ぎ、ニキビ・シミ・シワ・たるみを予防してくれる
交感神経が刺激されて血行をが良くなる
コーヒーの香り成分には、脳をリラックスさせる効果がある
コーヒーを飲むマイナス面
カフェインや胃酸の分泌により胃壁を荒らしてしまう!
コーヒーに含まれる「タンニン」が鉄分の吸収を妨げてしまう!
寝る前の8時間以内に飲むと不眠の原因になる
コーヒーに入れるコーヒーフレッシュや砂糖が肌に悪い
カフェインを多く摂るとカルシウムが骨から流出してしまう
よくコーヒーの肌への悪い影響として「利尿作用によりビタミンやミネラルが排出されてしまう」というものがありますが、この話については非常に怪しいというか嘘に近いものだと思います。
というのも尿から排出されるのはあくまで身体が吸収しきれなかった余剰分のビタミン・ミネラルだからです。おしっこがたくさん出ると、その分、体内からビタミン・ミネラルが排出されるのであれば、ビタミン・ミネラルを身体はいつどうやって吸収してるの?って話になりますから。
ニキビに影響しないコーヒーの飲み方
結論、コーヒーのニキビへ悪影響というのは「飲み過ぎた」ときの話のようです。
飲み過ぎればカフェインのマイナス面(覚せい作用、胃腸を荒らしてしまう)が目立つようになりますし、砂糖&コーヒーフレッシュ(トランス脂肪酸)の摂取量も増えると考えられるので、それが肌へマイナスの影響を及ぼすことはありそうです。
ちなみにカフェインの摂取量の上限は欧州食品安全機関によると、1日に1日400mg未満と言われています。コーヒー1杯は、だいたい150mg前後のカフェインが含まれているので、1日3~4杯くらいまでが限度ということになります。
ニキビに影響しないコーヒーの飲み方
できるだけ豆からいれたものをブラックで。缶コーヒーはNG。
胃を荒らすので空腹時は避け、食後に飲むこと
寝る前の8時間は飲まないこと
1日3~4杯までに留めること
食事から鉄分、カルシウムを積極的に摂ること
缶コーヒーやペットボトルのコーヒーは、原材料を確認して「コーヒー」とだけ書いてあれば大丈夫ですが、ほとんどの場合、「ブラック」と表記があっても添加物(乳化剤・香料)が入っています。
添加物を入れるのは保存をよくするためであったり、少量の豆からたくさんコーヒーを抽出するため。豆にリン酸塩が加えられたものは、味や香りが薄くなるので香料などで誤魔化しているものも多いです。
ブラックではなく、微糖やカフェオレにしてコーヒーを飲む場合、カフェイン量は少なくなりますが、砂糖やクリームが入れてあることで、糖質や脂質の摂取量が増えてしまい、ニキビへのマイナスの影響という点ではむしろ増してしまうので注意が必要です。
というように、コーヒーの肌へのメリット・デメリットを見る限り、ニキビに良いのでたくさん飲みましょうといえるものではなさそうです。だからといってコーヒー好きな人にニキビに悪いから止めましょうというほどの飲み物でもありません。
コーヒーが好きでよく飲むという人は飲み方に気をつけましょうというのが結論になりそうです。
胡椒・唐辛子・カレー・ワサビなどの香辛料の影響は?
香辛料にはさまざまなものがありますが、なかでも発汗を促すような刺激の強い香辛料は、交感神経を刺激してしまうので汗腺とともに皮脂腺を刺激して活発化させます。
交感神経が刺激されることで、皮脂の分泌量が増えてしまうわけです。
肉類や乳製品のように皮脂腺自体を肥大化させてしまうということはないと思いますが、キムチや大量に食べる某国やカレーを食べる某国の人達の体臭がキツイといわれているのをみると、大量の香辛料の摂取が汗腺と皮脂腺を刺激してニオイの原因になっているのでは?と考えられます。
発汗作用によって汗をたくさんかけば、それだけ汗による肌の乾燥や雑菌が繁殖しやすくなるため体臭はもちろん、高温多湿の環境を好むアクネ菌が増殖してしまう可能性も十分ありえますよね。
特に背中などは通気性の悪い服を着ていると蒸れるので注意が必要です。
※ 汗はそのほとんどが水分ですから、「汗そのもの」がニキビの原因になるということはありません。
刺激の強い香辛料の影響はどちらかというと体臭への影響のほうが強い気がしますが、ニキビに対しても汗や皮脂の分泌を促してしまう以上は、マイナス材料にしかならないと思います。
たまにスパイスの効いた料理を食べる&大量に食べるということであれば、そこまで肌やニキビに大きな影響を与えることはないと思いますが、某国の人達のように、刺激の強い香辛料たっぷりの食事を毎日食べているという場合は、気をつけないといけないでしょう。