ハイボールはダイエットに適しているといわれます。
その理由は糖質含有量が低いから。
でも、たくさん飲んじゃうから、カロリー計算するとハイボールはカロリー摂取量が増えてしまうんです、だから私は、低カロリーで収まる日本酒にしました。
これは間違いなのか正解なのか?
ハイボールダイエットで痩せる理由は糖質含有量がほぼゼロだから
ハイボールダイエットは痩せます。
というか、晩酌が好きな人は、ビールや甘いチューハイや日本酒や白ワインをやめて、甘くないウイスキーや焼酎の炭酸割り、水割り、お湯割りなどにすればよいだけの話です。
その理由は、日本酒や甘いチューハイには糖質(でんぷんや砂糖類)がたっぷり含まれているのに対して、ウイスキーや焼酎には糖質がほとんど含まれていないからです。
実は、体脂肪を増やすもとになっているのは食物に含まれている脂肪ではなくて、糖質です。
脂肪を分解・吸収するには、我々の体は複雑な工程を経なければなりません。
つまり消化エネルギーが必要です、その分差し引くと、脂肪のグラム当たりの単位カロリーは9kcalよりもはるかに低いと考えられています。
そして、吸収した脂肪の成分の多くは、我々の体の中の細胞膜などの大事な成分と置き換わります。
けっこうたくさん食べないと体脂肪として蓄積されません。
250gのステーキ肉を食べても、それだけではたいして太らないのです。(1kgとか食べるとそりゃあ太ります^^;)
ところが、糖質(砂糖やでんぷん)というのはいとも簡単に消化され、吸収されます。
ご飯をよく噛むと甘く感じるでしょう?
あの状態は、すでにでんぷんが麦芽糖という二糖類に置き換わった状態です。
その状態で呑み込めば、あっという間にブドウ糖まで分解されてすぐに消化管から吸収され、血流に入ります。
あっという間に食後高血糖です。
これを鎮めるためにインスリンというホルモンが膵臓から出るのですが、このインスリンがどうやって血糖を下げるかというと、肝臓細胞や脂肪細胞にブドウ糖を吸収させることによって血糖を下げるのです。
で、吸収された血糖はどうなるかというと、肝臓細胞も脂肪細胞もそんなにたくさんの血糖は必要としませんから、とりあえず、ブドウ糖から形を変えて保存します。
何に変えるかというと、
インスリンは糖質を体脂肪に変えるのです。
かくして、脂肪肝や内臓脂肪がぐんぐん育つわけですね。
でも、ハイボールにはでんぷん質も糖質も基本的には含まれていません。
(香りつけにレモン果汁を混ぜたりすると多少は果糖が入ります。)
だから、ハイボールを飲んでもそのせいで太ることはないのです。
日本酒やビールや甘いチューハイを、甘くないハイボールや焼酎のお湯割りに変えるだけでいいのです。
ハイボールのアルコールのカロリーはダイエットの敵ではないのか?
知恵袋を読んでいると、
「ハイボールはカロリーが高いから太る、カロリーの低い日本酒にするべきである。」
と書いている人がいます。
それ、思いっきり間違いであるのは上に書いた通りです。
日本酒には、お酒を醸造させるのに使われたお米の成分がたくさん残っています。
でんぷん(ブドウ糖がたくさんつながったもの)や糖類(ブドウ糖のつながりが短いもの)です。
これらがデブを招く原因です。
一方、ウイスキーにはカロリーの元としては、アルコールしか含まれていません。
このアルコール、我々人間の体は、栄養源としてうまいこと利用できません。
アルコールは肝臓で分解して捨てるだけです。
(肝臓には負担がかかります)
血中に吸収されて酩酊していい気分にはなりますが、栄養分としてはほとんど機能していないのです。
これはウイスキーだろうと日本酒だろうと同じことで、その中に含まれるアルコール分は、カロリーとして計算する必要はほとんどありません。
だから、摂取する「エタノールのカロリー量」と、「そのお酒が持つエタノール以外の糖質などのカロリー量」、別々に計算してください。
そのお酒の表示されているカロリー量から、アルコールの分を差し引いて計算してください。
そうすると、ダイエットに適していないのは、でんぷんや糖類を多く含む日本酒や、果糖や砂糖で甘くしたチューハイなど、ということになります。
それに対して、ウイスキーや焼酎そのものには糖質は含まれていませんので、それを甘くない水や炭酸水で割れば、飲んでも太る要素はほとんどありません。
肉と合わせて飲み食いしても、太りません。
日本酒は糖質たっぷりの太る酒。例外的な日本酒もあります。
元々、日本酒が太りやすいことは相撲業界などではよく知られていました。
安くて簡単に酔っ払える低価格のウイスキーよりも、ほろ酔いでとどまる日本酒の方を飲むべきだ、その方がしっかりした力士の体ができる、と。
お相撲さんの場合は、毎日のけいこでの運動量が桁外れです。
その桁外れな運動をこなし、それをカバーする栄養分を摂取した上で、さらに体重を増やして体自体を大きくしなければならない。
そのためには、手っ取り早いのは糖質を十分にとることなのです。
もちろん、身体の根幹を支える栄養分はたんぱく質と脂肪であって、糖質ではありません。
でも、ともかくまずは体重を増やし、その体を敏捷に動かす筋力を稽古で付けていく。
その、「まずは体重を増やす」ことの上では、ご飯と芋類と麺類と日本酒がよいこと、経験的に知っていたのです。
痩せたい人がハイボールをやめて日本酒にするのは間違いだと、日本の伝統も教えてくれているわけです。
と、ここまで、さんざん、日本酒を飲むのはダイエットの敵と書いてきましたが、最近は日本酒業界も考えています。
糖質を含まない日本酒、というのも開発され、販売されています。
それであれば、日本酒であってもウイスキーと同じように考えて飲んでも構わないと思います。
ハイボールダイエットの本質を理解すれば日本酒飲まないはず
さて、本題に戻ります。
「ハイボールはダイエットに適している」
そう聞いてきたあなた、正解です。
「でも、飲む量を計算したらカロリー数が多くなるから少なくて済む日本酒に変更したよ。」
大きな間違いです。
本質は、糖質を摂取する量を減らすこと。
痩せるにはそれが一番です。
逆に体脂肪を増やして太るには、糖質を摂取するのが簡単。
レディー・ガガさんも、わざわざ実践して見せてくれてましたよね。