無理なダイエットはアトピーが悪化する危険性あり!
「最近太ったからダイエットをしたら、アトピーが悪化してしまった……」
そんな経験はありませんか?
実はこれ、体内の健康状態悪化が原因となって発生しているのです。
今回は、そんな無理なダイエットが引き起こすアトピーへの悪影響と、栄養面の注意点についてお話していきます。
ストレスによってアトピーが悪化する
最近、自分の理想の体型を実現したくてダイエットを実践したら、知らぬ間にイライラ症になっていた、というケースがよくあるようです。
そのイライラ症の原因は、空腹によるストレスよるものと考えられます。
基本的に人間は空腹を我慢すると、ストレスが溜まりやすい性質があります。
ダイエットを実行すると長時間空腹を我慢しなくてはなりません。つまり、通常の食生活では特に気にならない出来事でも、ダイエット中は過剰に反応してしまうことがあるのです。
またダイエットによる空腹は睡眠不足を引き起こすときもあります。一度睡眠不足が発生すると、日常生活にも影響が出てしまうことが多々あるでしょう。
このような睡眠不足が発生すると、さまざまな健康面に異常を感じるようになり、結果的にアトピーが悪化してしまいます。
身体の健康には、心の状態が強く関係するため、過度のストレスを感じると病状がどんどん悪化しまうことを覚えておいてください。
栄養の偏りはアトピー治療には厳禁
無理なダイエットによってアトピーが悪化してしまう原因は、ストレスや睡眠不足によるものだけではありません。
栄養の偏った食事を続けてしまうことによって、十分な栄養が摂取できないためにアトピーが悪化することもあります。
例えば、一回の食事で単品のみを食べるダイエット法がそれに当たるでしょう。
朝食にヨーグルトだけを食べたり、りんごなどの果物だけ食べたりするダイエットのことですね。
これらのダイエット法を、もし実践しているならばすぐにバランスの良い食事生活に戻す必要があるかもしれません。
この間違ったダイエット法は、特定の栄養素のみしか体内に吸収できないため、栄養失調に陥る可能性があります。
また、それだけにはとどまらず、例え痩せることができたとしても、リバウンドしやすい身体をつくってしまうのです。
その結果、肌の回復力や免疫力が低下することでアトピーの悪化や肌トラブルが多発し、感染症にもかかりやすくなってしまいます。
強引なダイエットが重大な健康被害をもたらすことも
また、よくある危険なダイエットには、下剤、利尿剤を使用したものがあげられます。
本来下剤は、身体のむくみをとる際に使用されています。
しかし、これらの下剤や利尿剤を無理やりダイエットのために使用した場合、体内の水分を過剰に排出してしまうことがあり、健康を害することがあるのです。
特に、アトピーを抱える人が下剤や利尿剤を使用したダイエットをした場合、アトピーの悪化や乾燥肌、免疫力低下などを招くリスクがあります。
薬には必ず何かしらの副作用が存在します。
下剤や利尿剤には頭痛や吐き気、食欲不振などの副作用があることを覚えておくと良いかもしれません。
薬に頼って強引にデトックス効果を狙うのではなく、まずは副作用がない自然療法から試すことをオススメします。
食事バランスに気を付けよう
それでは、アトピーを抱える人はどのような点に気を付けてダイエット行えば良いのでしょう。
まずは、バランスの良い食事を心がけ、脂質や糖質などのカロリーを減少させていくことが大切です。
そして、一日に必要な3大栄養素のバランスに気を付けながらダイエットを実践しましょう。
参考までに、以下に一回の食事に必要な三大栄養素の比率についてまとめておきましたので確認しておきましょう。
タンパク質 13~20%
脂質 20~30%
炭水化物 50~65%
上記の比率を意識しながら、食事メニューを作成すると良いでしょう。
その際の注意点として、炭水化物だけを抜いたり、脂質だけを極端に抑えたりすることは避けるようにしてください。
それは、「ごはんだけ抜く」「肉だけは絶対に摂らない」などは良くないということですね。
では、どうして特定の栄養素を極端に減らしてはいけないのでしょうか?
わかりやすくお伝えするために、特定の栄養素だけを極端に減らしてしまったときの体の変化を例にあげて説明したいと思います。
食事から“炭水化物”だけを抜いた場合……
例えば、一回の食事で炭水化物を極端に減らしてしまった場合、本来、炭水化物から補給されるはずの活動に必要なエネルギーが足りなくなります。
すると、今度はその足りなくなった部分を補うために、タンパク質からエネルギーを奪うようになってしまうのです。
その影響によって、段々と筋肉量が減ることで脂肪が燃焼しづらくなり、その結果、体重が減りにくい体質に変化してしまいます。
食事から“脂質”だけを抜いた場合……
脂質は体内にビタミンやそのほかの栄養素を吸収させる働きがあります。
しかし、脂質を減らしてしまうと、身体に十分な栄養が行き渡らないだけでなく、体内組織を形成する筋肉や骨までも弱くなっていきます。
食事から“タンパク質”だけを抜いた場合……
タンパク質を減らした場合も同様に健康バランスを損ないます。
通常、タンパク質は身体を構成するうえで大切な役割を果たしています。
つまり、タンパク質のみを食事から抜いてしまうと、身体を構成する組織はどんどん脆くなり、免疫力の低下を招いたり、ケガの回復が遅くなったりするのです。
これらのことから、特定の栄養素を抜いたり、急激に食べる量を減らしたりすることは、良くないことがわかりますね。
大切なことは、体調や身体の様子を見ながらバランスを意識して、ダイエットを実践することにあります。
また、バランスの良い食事を続けると、新陳代謝がよくなり、痩せやすい体質をつくり出すメリットがあると覚えておきましょう。
無理なく理想の身体を目指すべし
アトピーを抱えている人が、無理なダイエットを実践してしまうと、免疫力の低下や身体の回復機能の低下が発生するため、深刻な事態に陥りかねません。
そうならないためにも、三大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物)のバランスには特に気をつける必要があります。
これらの栄養成分が足りていない場合、人間の身体には何らかの不具合が発生してしまうことを確認しておきたいですね。
上記にあげた点に気を付けながらダイエットを実践し、アトピーを悪化させることなく理想的な体型を手に入れましょう。