ダイエット継続のために



どちらのエネルギー源を使うか。

Both of you can either use an energy source.

人間の身体には大小2つのエネルギータンクが備え付けられています。

1つ目のエネルギータンクは体脂肪です。

体脂肪1キロ当たりのエネルギーは7200カロリーと言われていますので、体重50キロで体脂肪率25パーセントなら、身体に溜め込まれているエネルギーは

50(キロ)×0.25(%)×7200(カロリー)=90,000カロリー

体重80キロで体脂肪率30パーセントなら、身体に溜め込まれているエネルギーは

80(キロ)×0.30(%)×7200(カロリー)=172,800カロリー

ということになります。

自分自身の体重と体脂肪率にあてはめて計算してみてください。

1日中、特に運動しない女性に必要なカロリーは1日1,400カロリー

同じく1日中、特に運動しない男性に必要なカロリーは1,700カロリーと言われています。

意外と少ないと思うかもしれませんが、それぞれが1日に必要なカロリーは、このカロリーを基本としてそれぞれのライフスタイルに応じて加算されるものなので、必要なカロリーの値は異なるものです。

女性なら一日2,000カロリー、

男性なら一日2,400カロリー、

これくらいが目安でしょうか。

では、単純に身体に溜め込まれている体脂肪は何日分のエネルギーになるのかは気になりますよね。

体重50キロで体脂肪率25%の女性なら、大体45日分、

体重80キロで体脂肪率30%の男性なら、大体72日分、

エネルギー量だけなら人間の身体には多くの体脂肪が蓄えられているという一例です。

これを見てもわかるように、1つ目の体脂肪のタンクにはたくさんのエネルギーを溜めておくことができるのです。

次に、2つ目のエネルギータンクは肝臓と筋肉内にあるエネルギー貯蔵タンクです。

肝臓と筋肉にはグリコーゲン(糖質)という形でエネルギーが貯蔵されており、肝臓に約100g(約400カロリー)、筋肉内に約300g(約1,200カロリー)のエネルギーを溜め込むことができます。

グリコーゲンは簡単に言えば糖質の小さい粒が鎖状に繋がっただけのものです。

肝臓と筋肉内にあるグリコーゲン(糖質)は運動を行うためのエネルギーとして大変使いやすい形として、肝臓と筋肉内に保存されているのです。

グリコーゲンは体脂肪と違って、複雑な分解を行わずに即効のエネルギー源として使えます。

グリコーゲンは糖質の小さい粒が鎖状に繋がっただけですので、外すだけで糖質の粒になり筋肉や脳のエネルギー源となりやすいのです。

しかし、肝臓と筋肉内に貯蔵することのできるエネルギーは、体格や男女差もありますが、1,300~1,800カロリーが限度です。

この2つ目のタンクがいっぱいになってしまうと、「行き場所を失った余分なエネルギー」は体脂肪として蓄えられてしまいます。

「行き場を失った余分な糖質」であっても体脂肪として肝臓で合成されて身体に溜め込まれてしまうのです。

2つ目のグリコーゲンタンクには糖質という使いやすいエネルギーが溜め込まれているのですが、その小ささが惜しまれます。

さて、人間の身体には大小2種類のタンクがあります。

1つ目は体脂肪として中性脂肪を蓄えるエネルギータンクです。こちらはとても大きく、多くの(余分な)エネルギーを蓄えておくことができます。

そして、体脂肪は生活習慣によって増えすぎてしまうと様々な病気の原因となるもので、増えすぎは良くありません。

2つ目はグリコーゲンとして糖質を蓄える肝臓と筋肉のエネルギータンクです。こちらは蓄えられる量が少ないですが、血糖値の維持や脳へのエネルギー供給という大切な役割を持っています。

1つ目の体脂肪を蓄えるタンク、

2つ目のグリコーゲン(糖質)を蓄えるタンク、

もちろん両方大切なのですが、ダイエットを行うことで減らしたいのはどちらでしょうか。

やはり、1つ目のタンクにある余分な体脂肪を燃やして、消費して、理想のカラダになりたいものです。



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1つ目のタンクを燃焼させる。

I combusting the first tank.

ダイエットの目的は体脂肪の減量ですので、1つ目の体脂肪タンクのエネルギーを燃焼、消費してそのサイズを小さくすることが大切です。

そして、2つ目のタンクである肝臓や筋肉内のグリコーゲン(糖質)をできるだけ使わずに、体脂肪をたくさんエネルギーとして燃焼したいというのが理想でしょう。

そのためにはウォーキングなどの軽い運動(強度の低い運動)が向いています。

軽い運動を継続して行うことで、運動のエネルギーに占める体脂肪の割合が上昇します。(※それでも体脂肪と糖質の利用割合は半分ずつくらいですが、、、)

キツイ運動(強度の高い運動)では、運動のためのエネルギーとして体脂肪があまり使われません、それは体脂肪がエネルギーになるためには複雑な分解過程が必要で、すぐに運動のエネルギーになりにくい特性があるからです。

激しい運動を行うときは筋肉がすぐにエネルギーを必要とします。

100m走や息の切れる筋肉トレーニングなどではいちいち体脂肪の分解を待っていてはエネルギーの供給が追い付かないのです。

そこで、激しい運動を行う際には、分解に時間のかかる体脂肪でなく肝臓や筋肉内に蓄えられた即効性のあるエネルギー源であるグリコーゲン(糖質)を先に消費してしまうのです。

ダイエットを行うために消費したいエネルギーは体脂肪です。

激しい運動では体脂肪の燃焼があまり期待できず、キツイので長時間運動を続けることもできません。

そういうことからも、ダイエットのための運動には体脂肪をじわじわ消費できる運動、つまりは軽い運動・運動強度がウォーキングレベルの有酸素運動を取り入れるのも1つの方法です。

余談ですが、ウォーキングだから運動のエネルギーは全て体脂肪が使われるということではありません。

運動強度の低いウォーキングでも運動中の体脂肪の分解消費と、筋グリコーゲンの消費比率は50%、50%と言われています。

ちなみに体脂肪の分解だけで70~90%のエネルギーをまかなうことのできるのは、普段何もしないことや、「寝ること」ぐらいではないでしょうか。

しかし、ウォーキング、ジョギング、サイクリングなどの運動は身体の調子を整えるためのホルモンを分泌させます。それは生活をアクティブにして、身体中から分泌される良い生体ホルモンは気持が前向きになる脳への指令となります。

やはり、総合的に見ても生活に運動を取り入れることがダイエット成功の鍵となりそうです。

E-5 - どちらのエネルギー源を使うか。 終り



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