バラシクロビル

バラシクロビルは、ヘルペスウイルス感染症治療薬のひとつで、ウイルス感染細胞内で活性化し、ウイルスのDNA複製を妨害します。
ヘルペスはウイルスが原因となって生じる病気で、ウイルスには種類があり、水ぼうそうは水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされるなど、ウイルスの種類によって発症する疾患が異なります。
ウイルスが増殖を行うためにはDNAを複製しますが、ウイルスの増殖を抑えることが治療には不可欠となります。
DNAの複製にはDNAポリメラーゼと呼ばれる酵素が関与しており、バラシクロビルはDNAポリメラーゼを阻害することで、ヘルペスウイルスによる感染症を治療します。
バラシクロビルは副作用の少ない薬ですが、発疹や下痢、めまいの症状が出る場合があり、稀に痙攣やアナフィラキシーショックのような重たい副作用を伴うことがあります。

ヘルペスウイルスに特化したバラシクロビル

ヘルペスとは、ヘルペスウイルスが原因の感染症の事です。
主に、知られている病気として、口唇ヘルペスや性器ヘルペス、水疱瘡、帯状疱疹などが挙げられます。
このヘルペスウイルスは、人体には、当たり前に感染しているウイルスです。
ウイルスには種類があり、症状の7~8割が「単純ヘルペスウイルス1型」と呼ばれるものです。
性器ヘルペスの場合は、「単純ヘルペスウイルス2型」と呼ばれるウイルスです。
このヘルペスの対策として有効なのが、「バラシクロビル」という治療薬なのです。
このバラシクロビルは、ヘルペスウイルス感染細胞内で、活性化し、ウイルスのDNAの複製を妨害してくれます。
ヘルペスの増殖を抑える事のできる薬ですので、発症初期段階で服用すると、効果が高まります。

帯状疱疹へのバラシクロビルの作用

帯状疱疹とは、ヘルペスウイルスという細菌とは別の微生物により皮膚や粘膜に水ぶくれを作ります。
そのうち帯状疱疹はヘルペスウイルスが皮膚や粘膜内で暴れて水ぶくれや発赤を生じてピリピリと痛む病気です。
その病気に有効とされるのが、バラシクロビルです。
バラシクロビルはヘルペスウイルスの増殖を抑えますのでウイルスの少ない初期状態に用いると効果的です。
帯状疱疹以外にも単純疱疹、性器ヘルパス、水ぼうそうなどに用いられます。
バラシクロビルは体内で抗ウイルス作用を持つアシクロビルに変換されるので悪用ウイルスにはとてつもない効果を発揮します。
第2世代抗ウイルス薬として用いられ、吸収効率が良いので1日1回から3回の服用で済みます。

バラシクロビル服用時に注意したいこと

バラシクロビルは、ヘルペスウイルスの増殖を抑える薬で、単純疱疹や帯状疱疹、性器ヘルペス、水ぼうそうの治療に効果があります。
持病やアレルギー、服用中の薬のある方は医師に相談してから服用してください。
薬の飲み合わせによっては副作用が出やすくなります。
妊娠中やその可能性のある方も医師に相談してから服用してください。
腎臓の悪い方や高齢の方は薬の排泄が遅れることがあります。
場合によっては服用する間隔を延ばす必要があるので医師に確認してください。
高齢の方は水分をよくとるようにしてください。
まれに下痢や吐き気などの胃腸症状、発疹、めまいや眠気、頭痛などの副作用を引き起こすことがあります。
また、過剰に服用すると意識障害や精神変調を起こしやすくなり、とくに、腎臓の働きが落ちている方や高齢の方などは注意してください。
バラシクロビルを5日間ほど服用しても症状が少しもよくならない場合は医師と相談してください。

日本で販売されているバラシクロビル含有医薬品

バラシクロビルとは、先発医薬品の成分で、抗ウイルス科学医療法の一つです。
主にヘルペスウイルスの増殖を抑える成分で、単純疱疹や帯状疱疹、性器ヘルペス、水痘などの感染治療薬
としても使われています。ウイルスの少ない発症初期に用いると効果的です。
初期治療により症状の悪化がおさえられ治療が早まります。
体内で抗ウイルス作用を持つアシクロビルに変換されて効果を発揮します。
製薬会社のグランソ・スミスクライン社が製造販売しているバルトレックスと言う医薬品にもバラシクロビルの成分が含まれており、口の周囲や性器部または皮膚に水ぶくれのような赤い腫れ物が出来てしまい痛みが生じるなどの症状が出た時にバルトレックスが効果的と言われています。