ヤリチン・ヤリマンは世に多けれど、ただ”ヤってる”だけではただの犬。ヤリまくった末に「なにを得て、なにを考えたのか」を説明することによって初めてその行為に意味を成す。AV男優歴18年、出演本数8000本、抱いた女は8500人の僕が紐解くエロスの法則「しみペディア」。ちょっとアカデミックでエロティックな講義の最終講です!
最終講 ~How to be a SEX MAN~は~セックスの時に”すごい!”と思わせる10のテクニック後編、そして未来へ~
この世の中の万物の事象には、必ず原因があって結果があります。頭がいい人には理由があって頭が良くなっており、お金持ちはお金持ちになった理由があるのです。SEXに正解はありませんが、世の中には「万人に受けるセックス」というのもが存在します。そして気持ち良いSEXには理由があるのです。SEX MANをめざすWarp読者様にはこの約1年、SEX MANになるための連載をしたためてきました。そしていよいよマンを辞しての最終回! !
今回も前回に引き続き、ひとつのテーマとしては弱いけれどもセックスの際に知っておくと今後につながりやすい10のテクニックの”7~10"を紹介いたします。ひとつのテーマとしては弱い、と申しましても知っていると知らなのでは雲泥の差。その少しの差が、エッチする気がない女性をエッチしたい! という気持ちにし、そのインパクトから「セックスを楽しむだけの関係になってもいいかも……」に発展してしまう可能性を大いに秘めた一子相伝のこのテクニック。
AV男優をしていると必ず聞かれる「女性を虜にするテクニック教えて! 」。普段なら「そんなのがあったら僕が教えて欲しいわ! 」と流すところを、warp読者様には特別に伝授いたします。それでは早速、続きをイってみましょう!
7.騎乗位の時は仙骨を持つ。
人は正中線に重要器官が詰まっているのは承知ですが、騎乗位は相手の体の正中線上に重力を利用して自分のペニスを差し込む体位となります。そして騎乗位時のペニスの動かし方には大まかに2通りあります。上下に動かす「点で責めるピストン」と、前後に動かす「面で責めるグラインド」です。後者のグラインドは奥の子宮周りのポルチオ性感帯も責め立て、クリトリスも同時に刺激をできますので女性がオーガズムを迎えやすい体位と言えます。とはいえ、前後のグラインドは奥までグリグリと刺激しますので、長い間していると女性の下腹部を痛めがちです。上下に動かす「点で責めるピストン」と織り交ぜながら騎乗位をしましょう。その際の動かし方で、女性が男性に抱きつくような形の騎乗位になることがあります。その際、女性の正中線上の仙骨を持って上下に動かすとブレずに「芯をくった突き」ができるのです。
8.バックの時は上体を起こし肩を持つ
腰の動かし方は先月の4番でもお話したように「ペニスに挿入角をつけてGスポットをこそぐ様に通過し、奥まで到達させる動かし方」を推奨しています。普通は膣とペニスは平行な動きをするのに対し、SEX MANはペニスの挿入に角度をつけ、かつベクトル計算をする、と申し上げました。バックの時、女性は男性の足の間に正座をするような体勢が膣とペニスの密着が増して気持ち良いのは、第3講のロールスロイスの講で取り上げました。上体を起こすことにより、ペニスがGスポットをこそぐ様に奥まで入り込み、また肩を持って手前に引くことにより腰の動きのベクトルと衝突させるわけです。バックの時、男性が女性の腰を持って突いているのは勿体ないです。力のベクトル同士をぶつけ合わないと!
9.腰上げ正常位
これもバックの時と同じ理由で、女性のほうがベッドについて腰が男性の脚の上に乗るような体勢です。そうするとペニスがGスポットをこそぐ様に奥まで入り込みます。また、男性の動きも最小限ですみますので「最小の力で最大の結果を出す体位」とも言えます。
10.後戯をしない男はSEXをしないほうがマシ
後戯といっても舐めたり・責めたりということではありません。女性が「幸せだ、大事にされている、この人に抱かれて良かった」と思っていただけるように、感謝の気持ちを注ぐのが後戯だと思っています。男性は射精をすると俗に言う「賢者タイム」に突入します。「好き-(引く)セックス=愛」という方程式があるように、男性はこの賢者タイムでどれだけ相手のことを想えるかが「愛」と言えますし、女性はこの賢者タイムの時に「私は大事にされている。愛されている」と感じるものです。セックスするまでは優しい男性はたくさんいますが、セックス後も優しい男性はどれほどいるのでしょうか。そこを女性は敏感に感じ取ります。快楽だけを求め合う関係でしたら必要ない時もありますが、すぐに背中を向けるのではなくティッシュやタオル、水を持ってくるなどの気遣いを見せ「私、大事にされている。抱かれて良かった」と想っていただけることにより、次への繋がりを見せるのです。(この後戯をないがしろにする男性は、女性とよくトラブルを起こす傾向にあります)。
と、いかがでしたでしょうか。何度も言いますが「気持ち良いSEXには理由がある」のです。その原因・理由を探りつつ、女性のリアクションも組み込めていけたら真のSEX MANに近づいて行くことでしょう。探究心は人を育てます。真のSEX MANは相手の気持ちがわからなければなりません。今、相手はどういう気持ちで、何を望んでいるのか。それを探っていくのです。
さて、1年に渡り執筆させていただきました「しみペディア~How to be a SEX MAN~」いかがでしたでしょうか。しみペディアは僕の経験則らから導き出した統計学的なものです。ですので絶対ではありませんが「多くの人には当てはまる」と思っており、知っていると知らないとでは雲泥の差だと思います。このしみペディアが読者様のお役に立つ日が来るとするならば、こんなに嬉しいことはありません。またいつかお目にかかる日を切に望んで、毎日腰を振り続けます。
あっ、最後にひと言。女の子には優しくね! 絶対だよ! !
※本コラムはwarp MAGAZINE JAPAN 2016年 3月号に掲載されたものです。
SEX lecturer_しみけん(Shimiken)
1979年千葉県出身のポルノスター。デビュー以来の活躍で、出演作品は7000超という若手ナンバーワン男優。鍛え上げられた肉体は、ボディビルの大会入賞歴もある。出演作多数のAV・女性向けAVはもちろんのこと、クイズや雑学が得意なことでも知られ、クイズ番組など映画・テレビ・雑誌など多くのメディアで活躍中。一番好きな体位はロールスロイス(車のボンネットに付いているマスコットのような体位)。得意技はしみクンニ。
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illustration: FACE