花粉症でニキビが悪化するって本当?
花粉による症状は、くしゃみや鼻水、目の痒みなど辛いものですが、同じ時期に肌荒れに悩むという方が実は多いのです。これは気のせいや個人の肌質というわけではなく、花粉によってニキビが悪化するという因果関係が存在しています。
花粉症でニキビが悪化しがちな理由を理解し、花粉症予防だけでなく、花粉によるニキビの対策法を知り、間違った花粉症対策でニキビを悪化させないように気をつけましょう。
花粉症でニキビが悪化する理由
摩擦や乾燥によるバリア機能の低下
花粉症のかゆみから目や顔をこすったり、マスクをつけることで口の周囲がこすれたり、鼻を何度もかんで周囲の肌が傷つく機会が増えます。
摩擦は角質層を傷つけ、肌が乾燥することでバリア機能が低下します。傷になった部分や毛穴に皮脂や汚れが詰まりやすくなること、肌に菌が繁殖しやすくなることで、ニキビが悪化しやすくなってしまうのです。
肌が乾燥すると体が「皮脂が足りない」と判断し、その結果皮脂分泌が過剰になって、ニキビができやすくなります。
あるアンケートでは、回答者の7割が「花粉症が肌に悪影響」と答え、さらに6割の方が「肌の乾燥を感じる」と答えています。肌の乾燥でニキビが悪化するのも困りますが、強い痒みや化粧水が沁みたりするのもまた辛いですね。
花粉そのものが刺激に
大量の花粉が皮膚につくことで刺激を受け、身体がアレルギー反応を起こして、かゆみや赤みなどの炎症を起こす状態は、花粉症皮膚炎と呼ばれています。
目や鼻の粘膜に現れるアレルギー反応が、肌でも引き起こされるのです。このような刺激はニキビにとっても悪影響で、炎症が悪化してしまいます。
季節による環境
花粉症が最もひどくなる季節と言えば2月~4月頃の春先ですが、この時期は気温差や湿度差の上下が激しく、空気が乾燥がちで紫外線が増加すること、生活環境の変化が多くホルモンバランスが乱れやすいことなどが、総合的に肌調子を悪化させている可能性があります。
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ニキビを悪化させずに花粉症を予防するには?
内側からのケア・外側からのケア
内側からできる予防として、花粉のアレルギー症状を抑えるために処方される「抗ヒスタミン薬」の服用があります。花粉が飛び始める2週間前ぐらいから飲み始めると、症状を抑える効果があります。
副作用の眠気が辛いという方は、眠気の弱い種類の薬を処方してもらえないか相談してみましょう。
春は環境の変化によってストレスが増えやすい季節ですが、ストレスの蓄積によって交感神経が優位になり、ホルモンバランスが崩れてニキビが悪化する面があります。内側からのケアのひとつとして、ストレスを溜めずにリラックスできる時間を取ることも大切です。
外側からのケアとして、花粉をブロックするためにマスクをつける方は多いですよね。長時間使用することになるため、湿気がこもり菌が繁殖しやすい状態にならないよう衛生面に注意し、マスクの種類をきちんと選んでください。
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マスクのつけすぎはニキビを招く?
花粉を落とすためニキビ部分を清潔にするため、洗顔に力が入りがちですが、間違った洗顔はニキビを悪化させてしまいます。肌を傷つけない正しい洗顔方法を知り実行することが、ニキビケアのひとつになります。
毎年色々な花粉症対策グッズが販売されています。ニキビ肌の方に特におすすめなのが、花粉対策ミストです。症状が軽ければマスクはつけず、花粉対策ミストをひと吹きすることで花粉キャッチャーがアレルゲンの付着をブロックします。
刺激の少ない天然由来成分のものを選ぶようにしましょう。
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保湿でニキビ対策
乾燥は皮脂分泌を促す点だけでなく、かゆみを増すことによってもニキビを悪化させてしまいます。そのため花粉症によるニキビ対策には保湿が欠かせません。優しく洗顔した後は、すぐに低刺激性の化粧水で肌の潤いを逃がさないようにします。
保湿は肌のバリア機能を高めてくれ、花粉の刺激によるダメージを減らします。ただし、「保湿のために」といきなり油分の多い高機能クリームをつけると、肌への刺激が強すぎて逆効果になってしまいます。まずは低刺激の化粧品で炎症を抑えていきます。
花粉症自体の治療
肌のケアだけでなく、花粉症そのものの治療も欠かせません。耳鼻咽喉科で必要な抗アレルギー剤の処方を受け、医師と相談して様子をみていきます。
例えば「ドライバーなので眠気は困る」など服薬が難しい場合や、確実に症状を抑えたい場合には、レーザー治療という選択肢もあります。
甜茶や漢方を飲んでみるなど、自分に合った対策を探してみましょう。外出後はすぐに洗顔・シャワーをして花粉を落としたり、洗濯物を外に干さない、帰宅時にはコートを洋服ブラシで払うなど、花粉を持ち込まないように注意します。
マスクをした方がいいかという判断材料として、花粉飛散情報アプリを利用するのもおすすめですよ。
空気清浄機を使用する方も多いと思います。コツとして、玄関や部屋の入口、エアコンの下など空気が循環する場所に設置すること、外出中もオンにしておきしっかりアレルゲンを除去するようにします。
こんな対策はNG!
肌荒れしているからお化粧をしないという方もいますが、適度なベースメイクは、乾燥や花粉、紫外線などの刺激から肌を守ってくれます。ファンデーションは、花粉が付着しやすいリキッドタイプよりも、さらっとしたパウダータイプを選んでください。
メイクが落ちたりメガネが曇ったり、息苦しいからマスクはしたくないという方もいますが、マスクは花粉が粘膜につくことだけでなく、肌に付着して肌荒れ、ニキビの悪化を起こすのを防いでくれます。
メイクが落ちないマスクやメガネの曇りを防ぐタイプ、楽にフィットするマスクなど、アイデア商品を選んでみましょう。
- 花粉による摩擦や傷、乾燥で肌のバリア機能が低下
- 花粉そのものの刺激や、春という季節性がニキビ悪化の原因に
- 薬の服用やマスク、コスメを利用して体の内外から予防
- 低刺激性の化粧品でしっかり保湿する
- 花粉を持ち込まず除去する工夫を
- 自分の希望に合うマスクを探してみましょう