コラムニスト:ソムリエ太郎
vol.07 プピーユ(Poupille)
プピーユ(Paupille)
みなさん、こんにちは。
急に寒くなり、冬の匂いがしてきましたね。街はすっかりクリスマスモードに模様替え。
この時期になると、私の心の故郷<フランス>では、“vin chaud(ヴァン・ショー)” 日本でいうホットワインが欠かせなくなります。皆さんもしっかり身体を温めて、体調管理に気をつけてくださいね。
さて、今回ご紹介するのは<プピーユ(Poupille)>という赤ワインです。
ダイバーの皆さんは、ダイビングを通じて海や生きものと触れ、より自然への愛を深めているのではないでしょうか。このワインは、そんな自然を愛する皆さんにこそ、ぜひおすすめしたい1本なのです。
自然なブドウ畑、土壌、すべての環境を汚すことなく次の世代に渡したいと考え、
土壌を汚染する農薬、化学物質の使用を一切やめた。
また、川など水源を汚さぬようワインの醸造や洗浄に使用した排水は全て浄水設備で濾過してから川に流すようにしているという。
そして、この<プピーユ>が造られているのは、フランスはボルドーのコート・ド・カスティヨン地区。
オーナーのフィリップ氏は、「自然」というキーワードが今後の未来を切り開くと考え、同じコート・ド・カスティヨン地区の300ある生産者にこの有機栽培を勧めています。
全ての畑有を機栽培にし、フランスで初めて、いや世界で初めて唯一の『有機栽培だけの地区』に育てようという壮大なプロジェクトです。時間はかかるかもしれませんが、フィリップ氏の情熱があればいつかやり遂げるでしょう。
そんなフィリップ氏の造り出す「濃く、絹のように滑らかなワイン<Poupille>」は品評会でも話題となり、専門家によるブラインド・コンテストで、最後まであの「シャトー・ペトリュス(※)」と張り合ったこともあるという実力派です。
自然を愛し環境を守り後世に伝える姿勢と、その努力の賜物が生んだ高貴な味わい。同じく自然を愛し、環境問題にも積極的な関心を寄せるダイバーの皆さんに、ぜひ味わってもらいたいおすすめの1本です。
※世界トップクラスの五大シャトーを凌ぐ、世界で最も高値で取引されるボルドーワイン。
1889年にパリの博覧会で金賞を受賞し、アメリカのケネディー、ロックフェラーといった名門ファミリーからも愛される、上流社会のステータスシンボルとなっているワインです。
レストランでのワインの注文の仕方
12月はクリスマスや仕事納めなどイベントが盛りだくさん。デートや忘年会など外食が増える季節ですね。
今回は、これからの季節に役立つまめ知識をご紹介したいと思います。
ワインをレストランで注文するとき、リストを見ながらどれにしよう?と悩む方も多いのではないでしょうか。
ソムリエさんがいない場合、なかなか決まらず、気付くと結構時間が経っていたり……
そんなとき、簡単に選べるヒントをお教えしましょう。ちょっと頭の片隅に入れておけば、役立つと思います。
本数で選ぶ場合
今日は何本飲むかをイメージします。
今日は1本だけ!という時は、一緒に食事する相手と相談して一番飲みたいものを頼むのがスマート。
2本飲むときは、まず1本目は白、2本目は赤を。
前菜は白とメインは赤と合わせられるのでマリアージュとしてもぴったり。
3本飲むときは、まずさっぱり系の白を選びます。
2本目はしっかり系の白または、軽やかな赤を。
最後は重めの赤がおすすめ。
何本飲むか決めて、ワインの味わいをだんだん重くしていくと、最後まで楽しめます。
お料理と値段にあわせて選ぶ場合
野菜・魚が中心のときは基本的には白ワイン、肉が中心のときは基本的には赤ワインがおすすめ。
今日は1本だけ!という時は、一緒に食事する相手と相談して一番飲みたいものを頼むのがスマート。
料理のボリュームやバランスと合わせるため、値段で選ぶということもありますよね。
少しおめかししていくようなレストランでは、基本的に注文した料理の価格の半額のワインを注文するのがスマートです。つまり、コース1万円の料理を2人で食べたら、ワインはだいたい合計1万円くらいでチョイスするのがバランスが良いといわれてます。
ちょっとしたことですが、知っているだけでワインを選ぶヒントになると思います。 ワインをスマートに選ぶようになれたら、あなたも立派なワイン通!
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