犬猫に、にんにくはどう?ニンニクとか、大蒜も!
こんなご質問をいただきました。
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私が子供の頃にはペットにはニンニクはあげてはダメ、というように教わった記憶があります。しかし、アメリカで手作りのビデオを見た際に(それはペット用のraw fooddiet、なま肉や野菜など調理をせずに自然に近い状態であげよう、というのが主旨でした)ガーリックは生であげてください、エネルギーになります、というような感じで紹介されていました。
須崎賛成のニンニクに対する見解はどうでしょうか?あげても可、生でも可、あげては不可。など、教えて頂けるととても有り難いです。
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これはですねぇ〜。
タイムリーなご質問ですが、基本的にあげてオッケーです。
目安としては、10キロあたり、一かけぐらいだったら大丈夫とお考えください。
生か、加熱かは個々のケースによります。
消化管に炎症がある場合は、デトックスが最優先となります。
ニンニクを食べたことで下痢するなら、ニンニクを上げない様にしましょうという着地点も結構ですが、その程度で炎症がきつくなる原因を除去しようという着地点がオススメです。
ただ、大丈夫といっても、隕石にあたったり、雷が落ちる方がいるように、事故が起きる可能性はゼロではありません。ただ、こんなことを書くと、一部の方が『ニンニクは危険!』という解釈になり、方々で偏った認識の情報を伝達するという現象が起きるのが、大変残念なことなのですが…。
まぁ、自動車事故が怖いから道路を歩かないとか、飛行機事故が怖いから飛行機に乗らないとか、それは個々で自由なんですけど、それが全てだ、みたいな伝達はいかがなものかと思うわけです。
残念ながら、ペットの食事に関する情報は、こういう話がとても多いのです。
「ヒトを思考停止させるのは簡単だ!
インパクトのある情報を提示すると、ヒトは思考停止するからだ。」
こんなことを私の師匠はおっしゃってました。
キシリトールがダメ!ブドウがダメ!
そこに、ちょっとでも、「なんで?」
という「間」があるといいんですけどね。
なにぶんスピーディーな世の中なので、検証されずにいろんな情報が不適切に伝達されていることも多いものです。
(ちなみに、キシリトールの話はこちら(その1|その2|その3)、ブドウの話は表面の農薬等が十分に洗い流されていないことで問題が起こるということです。ブドウそのものが問題ならば、とっくにネギと同じレベル以上の警告があるはずです。)
論文に掲載された情報ですら、個々のケースでは検証が必要なのです。
おっと、話がズレてきましたので、軌道修正致しますが、
ほとんどの場合問題ないでしょうし、上記の量だったらほぼ大丈夫です。
問題となるのは、ジャガイモの芽を食べるのと同じように、その辺に放置してあったニンニクを大量に食べた場合です。
その場合、どうしたらいいのでしょうか?
経過として二つ考えられます。
一つは、全く問題ない場合!
二つめは、問題(溶血性貧血など)が生じる場合。
で、対応が必要なのは問題が生じた場合ですが、基本的に追加で食べなければ、しばらくすると元に戻るということです。
ですから、もし仮に問題が生じたら、
軽いならば、落ち着くまで処置をし、
重傷ならば、輸血などを考える。
ということでいいわけですね。
反応はその子その子で異なります。
まずは、少量から試してみていかがでしょうか?
それと、生のニンニクが刺激が強いというケースがあるようですが、この場合は、当院の診療によると、消化器系にすでに炎症がある場合はこの様になる様です。とくに、神経系に潜むタイプの病原体がいる場合、症状が強く出るようです。下痢が出るのも、食材の問題というよりは、病原体のデトックスが根本解決につながります。
ですから、反応が強く出た場合、本当は病原体のデトックスを取り入れた方が良いと思っています。しかも、できるだけ早い段階で!
この対処をすることで、今までの食事に対する不安が消えるケースがドンドン増えてきているので、うれしい限りです。
みなさまのご来院により、日々新しい知見が積み重なっていくことを、本当にありがたく思います。
ということで、ニンニクはおおむね大丈夫!
問題は貧血だけど、食べさせ続けなければ軽い問題が発生しても落ち着く!
重傷になったら、輸血して反省させる(笑)
症状がひどくなるのは、消化器系に問題がある場合なので、根本解決に取り組む!
問題が生じたときの対応がわかれば、安心できますね。
以上が、「須崎賛成」の見解です♪
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