汗による蒸れや紫外線、冷房、日焼け……。
夏はお肌の調子が悪いと感じる人も多いのではないでしょうか?
特にブツブツとニキビにまで悪化してしまうとユウウツそのものです。
いったんできてしまうとなかなか治まらないのも困りものですよね。
汗が原因でニキビができるという話を耳にしますが、果たして本当なのでしょうか?
ここでは、ニキビができる原因と、汗による影響、さらには正しいニキビケアの方法までをみてまいりましょう。
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汗はニキビの原因なの?
ニキビって、どうしてできるのでしょうか?
まず思春期にできるニキビは、多くの方がご存知のとおり毛穴詰まり、皮脂詰まりが原因でできます。
思春期は男性ホルモンの分泌量が増加し、急激に皮脂分泌が盛んになりますが、毛穴の方の排出機能がそれに追い付かず、古くなった角質と一緒に毛穴に詰まってしまい、ニキビになります。
その部分にニキビ菌が増殖すると炎症性のニキビにまで悪化するのです。
それでは、大人にできるニキビはどうでしょうか?
大人ニキビは思春期ニキビと少し違います。
皮脂の過剰分泌以外に、紫外線やストレスによるターンオーバーの乱れ、バリア機能の低下による乾燥、過角化、化粧品による毛穴詰まりなどが原因となっているケースが多いようです。
ここに汗がどう絡んでくるのでしょう?
結論を言うと、汗そのものは実はニキビを作り出したりはしません。
ここがあせもとは異なる点です。
ただし、次の場合にニキビの原因になりえてしまうのです。
脂っぽい汗をかいたとき
汗にはいろいろな種類の汗があります。
なかでも質の悪い汗、ベトベトした汗には、皮脂や老廃物が多く含まれているため、それらが毛穴にたまり、毛穴詰まりを引き起こしてしまうのです。
これがニキビに発展します。
汗の放置
汗自体はニキビを作り出したりはしませんが、大気中の汚れやホコリといった異物を汗が吸着し、毛穴をふさいでしまいます。
またかいた汗をそのまま長時間放置していると、お肌が弱酸性からアルカリ性になり、アクネ菌や黄色ブドウ球菌といった雑菌が繁殖しやすくなり、炎症をおこしやすい状態になってしまいます。
これがニキビを悪化させます。
汗によるターンオーバーの乱れ
汗をかくとお肌の角質層に汗がたまり、ふやけますので、角質がはがれやすい状態になります。
これがエアコンによる乾燥と頻繁に繰り返されることにより、はがれやすさに更に拍車がかかってしまいます。
通常のターンオーバーの周期を超えてこの状態が進むと、新しい角質が十分育っていないのにも関わらず、現状の角質がはがれてしまい、未発達で痩せた角質がお肌を守ることになります。
未熟な角質ですから十分機能できずお肌を支えることもできないため、皮膚も毛穴もゆるみます。
そこに皮脂がたまりやすくなり、ニキビの原因となってしまうのです。
その他の要因について
汗とは直接関係ない部分についてもみていきましょう。
夏になると紫外線が強くなり、浴びる機会自体も多くなりますが、紫外線対策が十分にできていないと角質が厚くなってお肌を守ろうとします。
これを「過角化」と呼びます。
前項でお伝えした、角質のふやけとは逆の状態です。
過角化が進むと毛穴がふさがってしまい、これによってもニキビができやすくなります。
また紫外線はお肌を攻撃し、乾燥を進めます。
お肌は皮脂を余分に分泌することによってなんとかバリア機能を保とうとします。
この皮脂が毛穴に詰まるとニキビの原因になります。
紫外線を受けた肌は同時に活性酸素を発生させてお肌を守ろうとしますが、この活性酸素が皮脂と結びつくことにより、皮脂を劣化させて過酸化脂質に変質させてしまいます。
これが炎症をひきおこし、ニキビ悪化の要因となります。
ニキビ改善のための汗対策
それでは具体的に、ニキビを改善するためにはどうしたらよいでしょうか?
清潔にする
まずは正しい洗顔を心がけましょう。
洗顔料をつかった洗顔は朝晩2回が最適と言われています。
※乾燥がひどい場合は、洗顔料の使用は夜の1回のみにして様子をみましょう。
洗うときは洗顔料をよく泡立て、モコモコの泡で顔を包み込むようにして洗いましょう。
お湯の温度は水に近いぬるま湯にします。
冷水だと余分な皮脂が思うように落ちず、お湯の温度が高すぎると今度は必要な皮脂まで落としてしまうからです。
洗い残しのないように、まんべんなく手でお湯を流します。
シャワーを直接顔に当てるのは刺激が強いため控えましょう。
生え際やフェイスラインは洗い残しやすい部分ですので注意が必要です。
最後にタオルでふく際にはこすったりせず、ポンポンと軽くおさえ、水分をタオルで吸収させるようにします。
日中、汗をかいたときにはハンカチかタオルで軽くふきとりましょう。
濡れタオルを使うと汚れが取れやすくなります。
顔を洗いたい場合には洗顔料を使用せず、水やお湯でサッと流しましょう。
これだけでも汗汚れは十分落とせます。
ここで洗顔料を使ってしまうと皮脂を落とし過ぎ、乾燥がすすんだり、乾燥を防ぐためにかえって皮脂分泌が盛んになってしまい、逆効果になります。
いずれにせよ、汗をかいたまま長時間放置することはよくありません。
汚れがたまって毛穴詰まりを起こしやすくなりますし、お肌の状態も弱酸性からアルカリ性化が進み、雑菌が繁殖して炎症を起こしやすい環境が整ってしまいます。
保湿する
お肌が乾燥してしまうと、乾燥からお肌を守るため、皮脂を過剰分泌して皮脂詰りをおこし、それが今度は毛穴詰まりを誘発してしまいます。
肌のバリア機能も低下し、炎症しやすくなります。
お肌はしっかり保湿してあげましょう。
いい汗をかく
ベタベタドロドロの汗は毛穴詰まりをおこしやすく、ニキビを引き起こしてしまいます。
反対にサラサラした汗はお肌に悪影響を及ぼしにくいのです。
発汗は人間が生きていくためには必要な機能ですから、汗腺を訓練していい汗をかくようにしましょう。
まとめ
汗や、夏の過酷な環境(冷房や紫外線など)が、間接的にニキビの原因になっていることがお分かりいただけましたでしょうか?
夏は気分がゆるみ、ついついお肌を無防備で放り出してしまいがちですが、手厚くケアして、トラブル知らずのお肌を目指しましょう。