チリパウダーの栄養と効能=食べて健康、免疫力up!
チリパウダーの栄養と効能
チリパウダーは、唐辛子(チリペッパー)の粉末にオレガノ、ディル、ニンニク、クミンなどの香辛料を混ぜてつくられる赤い粉末状の香辛料です。ビタミンやミネラルなどの栄養を豊富に含みます。
チリパウダーは、アメリカで発明された混合香辛料と呼ばれるものです。メキシコ料理に必要なスパイスの調合する手間を省いたもので、メキシコの調味料ではありません。手軽にインド料理をつくるための混合香辛料カレー粉を発明したイギリスと同じです。
混合香辛料のチリパウダー(chili powder)と粉唐辛子単独のスパイスであるチリパウダー(chile powder)は混同しますので注意が必要です。
チリパウダーは、糖質の代謝を助けエネルギーをつくり出し疲労回復に役立つビタミンB1や細胞の新陳代謝を促進し、皮ふや粘膜の機能維持や成長に役立つビタミンB2、また、皮ふや粘膜の健康維持をサポートしたり、脳神経を正常に働かせるのに役立つナイアシンそして、骨や歯を構成するのに必要なミネラルであるカルシウムやリン、マグネシウムなどを豊富に含みます。カリウムも多く含まれますので疲労回復や利尿作用、高血圧の予防に役立ちます。
チリパウダーは、機能性のある栄養としてカロテノイドの一種のβ-カロテンやβ-クリプトキサンチンを豊富に含みますので強力な抗酸化作用を期待できます。
| 主な栄養素 | 100gあたりの栄養価 |
| β-カロテン | 7600㎍ |
| β-クリプトキサンチン | 3100㎍ |
| ビタミンB1 | 0.25mg |
| ビタミンB2 | 0.84mg |
| ナイアシン(B3) | 7.2mg |
| カルシウム | 280mg |
| リン | 260mg |
| 鉄分 | 29.3mg |
| マグネシウム | 210mg |
| カリウム | 3000mg |
(チリパウダー)
五訂日本食品標準成分表より
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チリパウダーの主な栄養素の効能
β-カロテンの効能
β-カロテンには強い抗酸化作用があり、活性酸素の発生や酸化力を抑え、ダメッジを受けた細胞を修復し動脈硬化やがんの発生を予防できます。また、一部はビタミンAとして働きますので、視力を正常に保ち夜盲症を防いでくれます。
β-クリプトキサンチンの効能
β-クリプトキサンチンは、カロテノイドの一種で、柑橘類の皮などに多く含まれている橙色の色素です。
●抗酸化作用があり、活性酸素の発生や酸化力を抑制し、ダメッジを受けた細胞を修復してくれますので、動脈硬化やがんの発生を予防できます。
●骨形成を促進し、骨粗しょう症を予防してくれます。
●血糖値を正常に保ち、糖尿病を予防する働きがあります。
●免疫力が高まりますので、がんやウイルス感染を予防できます。
ビタミンB1の効能
ビタミンB1は、世界で一番最初に発見されたビタミンです。今日のように栄養状況の良くなかった日本では脚気(かっけ)の治療に効果を発揮しました。炭水化物(糖質)の代謝をたすけてエネルギーをつくり出すので疲労回復に役立ちます。また、皮膚や粘膜の健康を維持し、糖質を栄養源としている脳神経や手足の末梢神経、筋肉の機能を正常にたもちます。
ビタミンB2の効能
ビタミンB2は、三大栄養素である炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質を体内でエネルギーに変える、代謝を支える重要な働きをしています。また、細胞の新陳代謝を促進し、皮ふや粘膜の機能維持や成長にも関わりますので、美容や子供の成長には欠かせない栄養素になります。
ナイアシン(B3)の効能
ナイアシンは、水溶性ビタミンの一種です。三大栄養素である糖質、脂質、たんぱく質の代謝によりエネルギーをつくり出す過程で働く酵素を補助する必要不可欠なビタミンです。皮ふや粘膜の健康維持をサポートしたり、脳神経を正常に働かせるのに役立ちます。
カルシウムの効能
カルシウムは、人間の身体で骨や歯を構成する必須ミネラルです。人間の身体に最も多く存在するミネラルで、骨そのものが貯蔵庫の働きもしています。不足すると骨から遊離します。体重の1~2%の比率を占めています。カルシウムは血液を凝固させる働き(傷口を治す)や、筋肉の運動、神経の働きに作用します。筋肉の収縮や心臓の拍動もカルシウムの働きによるものです。また、神経の働きに作用し、緊張や興奮を静めることで、イライラやストレスの解消に役立ちます。
リンの効能
リンは、人間の身体で骨や歯を構成る必須ミネラルです。リンは体内のミネラルの中でカルシウムの次に多いミネラルです。体内のリンはその約80%がカルシウムやマグネシウムとともに骨や歯をつくる成分になります。残りの約20%は筋肉、脳、神経などの様々な組織に含まれ、エネルギー代謝や脂質代謝などにおいて重要な役割を担っています。
鉄の効能
鉄は、必須ミネラルのひとつで赤血球を構成する成分で、全身の細胞や組織に酸素を運ぶ働きをしています。鉄は、貧血の予防に重要な栄養素です。体内の鉄の約70%が血液中で赤血球のヘモグロビンの構成成分となり約25%は肝臓などに貯蔵されています。肺で取り込んだ酸素を全身の細胞や組織に運ぶ重要な役割をしています。鉄は細胞に酸素と栄養を届けるヘモグロビンにとって大切なミネラルなのです。
マグネシウムの効能
マグネシウムは、体内で約300種類以上もの酵素の働きをサポートします。50~60%が骨に含まれていて、不足すると骨から遊離します。カルシウムと密接な関係があり、骨や歯の形成に必要な栄養素でもあります。また、三大栄養素である炭水化物 (糖質)、脂質、たんぱく質の代謝により、エネルギーをつくり出す過程で酵素が必要になりますが、マグネシウムは酵素が働くために必要不可欠なミネラルなのです。
カリウムの効能
カリウムは、体内のほとんどの細胞の中に存在しナトリウムとバランスをとりながら高血圧を防いでくれます。ナトリウムは体に必要なミネラルですが、とり過ぎは高血圧になる危険が高まります。しかしながら、多少ナトリウムの摂取量が増えたとしても、適切な食事で必要なカリウムの摂取ができていれば、カリウムの働きでナトリウムはカリウムと共に汗や尿として排出され、高血圧を防いでくれます。食事でのカリウムの摂取は大変重要になります。